一旦中断……そして動き出す者たち
ちょっと裏話的な話です。
「なぁ、この部屋がハズレだとすると、上に向かう階段はどこにあるんだ?」
「そうじゃのう、おそらく1階のどこかに隠し通路があるはずじゃが…」
ここまでははっきりとわかる通路しか通ってこなかった。
たぶん来客向けの通路だろう。
そう考えれば、この大広間までほぼ迷う事無く進んでこれたのも頷ける。
隠し通路か……
そういえば……
「さっき階段の横の壁に違和感があったんだが……アイラは何も感じなかったか?」
「え? うーん……特に何も……」
「そうじゃのう、何も感じなかったわい」
俺の違和感もそんなに強いものじゃなかった。
何だろう、どうして気にならなかったのかが理解できない。
まるで誰かに暗示でもかけられているような感じだな…
「ともかく、一度戻って対策をきちんと練ったほうがいいかもしれんのう。もし新しい通路を見つけても深入りはせんようにするんじゃぞ」
「そうね、確実に情報を持ち帰るのが今回の仕事だから」
「ではフランに連絡しておきましょう」
フランに連絡を入れた俺たちは、さっき通ってきた階段を下りて1階に戻った。
よく見れば階段にもたくさんの絵が飾ってあった。
相変わらず意味不明の絵だったが…
「ディノ、ここだ。さっき気になった壁は」
「ふむ……魔力の類は感じられんのう」
魔法で誤魔化されてるということじゃないらしい。
「生き物の気配もないよ」
「ありがとう、アイラ。ということはただの壁か……ん?」
危険がなさそうだったので、壁を手で触ってみた。
厚い手袋越しだといまいち感覚が掴めないので、薄いゴム手袋にはめかえて石の表面をゆっくりと慎重に触ってみた。
感触は他の石と変わらず、表面は綺麗に磨かれている。
大きさ縦横2メートルくらいの石が綺麗にはめこまれているんだが、1枚だけ目地の太さが違う石があった。
しかも、さらに気になることがある。
おそらく目地を何かで埋めてあるんだろうが、ほんのちょっとだが目地材に小さな穴が開いている。
そこから空気の流れが感じられる。
ということは……だ、この後ろには空間がある。
それも、薄いがしっかりとしたゴム手袋越しにもはっきりとわかるほど流れる空気があるほどの空間だ。
「たぶんだが……この石の後ろに空間がある。もしかすると上に向かう通路かもしれない」
「なんと! じゃが見た目はそんなものがあるとはわからんが……」
「ほんのわずかな変化だから判らないのも無理はないが……」
「いや、そうじゃないんじゃよ。うまく表現できないんじゃが、ここに何かあるとは思えんのじゃ」
皆を見回すと、一様に頷く。
ということは、俺にだけわかることなんだろうか?
「とにかく、一度戻ろう。一度仕切りなおししたほうがいい」
「そうね、下手なことして閉じ込められたりしたら大変よ。しっかりと準備してからにしましょう」
ミューリィが万が一のことを懸念して皆を促す。
今まで通ってきた通路は言わば表向きの通路、誰が通ってもいいと思っているんだろうか。
となれば、この石の裏側にあるのはこのダンジョンの本当の通路か……
この壁1枚隔てた向こうにあるのは、本当のダンジョンの姿。
「ふむ、ここまで巧妙に隠されているとなると、相当手応えがありそうじゃ」
「うん、久しぶりに全力が出せそうだよ」
メルディアの前衛2トップがやや物騒な発言をしているが、聞かなかったことにしよう。
まずはしっかりと準備を整えとかないといけない。
考えられる限りの道具を用意しておこう。
そんなことを考えながら、ダンジョンの入り口に向かって戻っていく。
「あれ? 何で? どうして戻るの?」
フォレストキャッスルと名づけられた古城の一室、一人の少女が小さな珠を覗き込みながら慌てた声を上げる。
深紅のドレスを身に纏い、白磁のような肌を覆っている。
流れるような金髪は燭台に揺れる蝋燭の光に反射して妖艶な煌きを見せている。
年の頃は10代後半あたりだろうか、人形のような端整な顔立ちと清楚な雰囲気ながらも必要な部分は女性らしさを強調しているスタイルは余程極端な嗜好の持ち主でない限り、虜になってしまうだろう美しさだ。
しかし……その全てを台無しにしているものがあった。
それは室内はおろか、その身体にまで及んでいる大量の絵の具だ。
極彩色に彩られた室内には大量のキャンバスが山のように積み重なっており、何枚かの完成したであろう絵画が丁寧に置かれ、額装を待っている。
「当然じゃないですか。あの通路は我々が使うことはありませんし、御嬢様のお描きになられた絵をあれだけ飾っているのですから」
むせ返るような絵の具の油の臭いに顔を顰めながら、扉を開けずに室内に現れたメイドが冷静に言う。
黒を基調としたメイド服に、明らかに良いとわかるスタイルを強引に詰め込んだその身を強調するような歩みで少女の下へと近寄る。
綺麗な白髪が蝋燭の炎に映える。
「ふふん、私の芸術を見ることができるだけでも彼らは幸運なのよ」
「御嬢様の自己満足はいいのですが、本来の目的を忘れるとまた『あの方』にお叱りをうけますよ?」
「う……だって……まさか『招待状』を受け取らないなんて思ってもいなかったのよ。だって『大迷宮の招待状』よ? 皆がそれこそ戦争を起こしてでも欲しがるのよ?」
「ですが、あの者が我々の常識からかけ離れていることは事前に知らされていましたよ? だからあれほど怒られたのでしょう? あれほど注意したのに『この私のやり方に間違いはないのよ!』とか言って勝手に宝箱に招待状を入れて送りつけるなんて」
どうやらこの少女が首都での『招待状』の犯人だったようだ。
しかもそれは彼女を従える何者かの指示によるものだったらしい。
さらに、その失策を怒られたようだ。
「それは……確かにそうなんだけど……」
「それに御嬢様の描いた数々の【自称名画】ですが、あれがどんな弊害を起こしているか理解なさってますか?」
「な、何があるっていうのよ」
少女は思わずうろたえてしまう。
まさか自分の崇高な趣味にまで飛び火するとは思っていなかったのだろう。
「あれは【名画】などではありません。むしろ【迷画】です。あれが先ほどのパーティの感覚を狂わせています。何とか対象の者が隠し扉に気付いたようですが、この先も気付いてもらえるかどうかわかりませんよ?」
「え?……そんなの知らないわよ、何でそんなことになってるの?」
想定外の事にきょとんとする少女。
白髪のメイドはやれやれといった様子で肩を竦めた。
「まぁダンジョンの本来の目的は探索者を迷わせることですからいいんでしょうけど、もしあの者が迷って命を落とすようなことがあったらあの方からどのような仕置きを受けるかを考えると……まぁ私はしがない雇われメイドですから、もしもの時はお暇をいただいて実家に帰りますが」
「あんたの実家は私の実家の隣じゃない! そんなことよりも、早く絵を外しなさい! これ以上怒られるのは御免被るわ!」
「あれを飾るように指示したのは御嬢様ですよ? 一晩かけて飾ったのに……」
「わかったわよ! 私も手伝うから! 彼らが戻ってくるまでに全部外すわよ!」
メルディアの面々がダンジョンの入り口から外界に出ると同時に、フォレストキャッスルの至る場所から絵を取り外す音が響き始めた。
「何だ、今日はメルディアは休みかい?」
「何言ってんの? 全員で新ダンジョンの探索中だよ!」
そんな会話が交わされる。
銀の羽亭では、ダンジョン封鎖が解けたために急増した探索者たちがおしかけており、まさに猫の手も、いや、ネコ耳娘の手も借りたい状態だった。
「タニアさん、3番テーブルのお客さんが【ボアセット】追加だって!」
「はいよ! ちょうどよかった、ジーナ、こいつを5番テーブルに持っていって」
まだまだ探索者としても鍵師としても半人前のジーナはやることがなかったので、ここでタニアの手伝いをしていた。
ギルドでカウンターの補佐をすることが多かったジーナは、この盛況な状態で何とか役に立っている。
しかし客足は全く途絶えることがない。
今の時間がそろそろ日が暮れる頃だということも拍車をかけている。
探索者たちの朝は早い。
各ダンジョンへの乗り合い馬車は皆夜明けと共に出発する。
基本的には1日1便なので、乗り遅れればその日の探索を諦めるか、高い金を出して馬車をチャーターするかである。
徒歩で向かう者はほとんどいない。
というのも、道中に野盗が出ることも少なくないので、徒歩などは狙ってくれと言わんばかりだからだ。
なので、探索者たちはよほどのことが無い限りは早く就寝する。
当然、夕食も今頃の時間になってしまう。
さらに、ダンジョンから引き揚げてくる者が多いのも実はこの時間帯だ。
彼らの収入源はダンジョン産の素材やアイテムだが、換金してくれる仲介屋や斡旋屋が夜間営業していない。
そのため、日銭を欲しい者達は日暮れまでにプルカに戻り、換金して得た収入でその日の疲れを癒すのだ。
その場所として、銀の羽亭が専らの噂になっている。
「ホント、ロックには感謝よね。この調味料で炒めただけのボア肉がこんなに売れるなんて」
「だって美味しいよ、これ。全然臭くないし、柔らかい」
ボアはプルカ周辺によく出没する中型犬くらいの大きさの猪型モンスターだ。
主に畑の作物を荒らしたり、街道で通行人に噛み付いたりと、命に関わるほどの被害はほとんどないが、かなり嫌われている。
当然、冒険者ギルドでは常に討伐依頼が出されており、初心者を何とか抜けたくらいの冒険者の稼ぎの元になっている。
討伐されたボアは冒険者ギルドから業者向けに安く売り出されるのだが、その値段はかなりの安価だ。
その理由は単純で、ボア肉は人気がない。
特有の獣臭さがあり、火を通すとそれが増すのだから始末におえない。
しかも筋が多く、部位によっては噛み切ることもできない。
ただとても安価なので、飲食店では色々な工夫をして臭みを消したりしているのだが、それでも少しは残ってしまう。
実際、銀の羽亭でも以前から【ボア肉の香草炒め】を出していたが、ボア肉の臭みを抑える香草がかなり高価な上に、気持ち程度にしか臭いが消えないのであまり売れていなかった。
そんな時にロックが自分用に持ち込んだのが日本で買った「焼肉のタレ」だった。
ボアの肉をタレに漬け込んでから炒めると、その臭みが消えるどころか硬いはずの筋張った肉まで柔らかく食べることができた。
ある日偶然、ロックが特別に作ってもらっていたそれが常連の目に止まり、口コミでその味が広がってしまったのだった。
今では他の店も味を盗みにきているようだが、未だにその味を再現させた店はない。
店内には醤油ベースのタレが焦げる香ばしい香りが漂う。
その香りは開け放たれた入り口から外に流れ、見事なまでの客引きをしていた。
「これが本当にボア肉か?」
「また食いに来ちまったよ!」
そんな声をかけられる度、タニアは嬉しくなる。
かつての自分は今みたいな余裕は全くなかった。
折角の第二の人生だからと、幼い頃に諦めた夢を追うことにしたのだ。
繁盛する店、温かい仲間達、気さくな常連…
メルディアにロックが現れてから、自分の夢がどんどん叶っていく。
今も初めてこの店に来た探索者が気分良さそうに帰っていった。
忙しいながらも幸せを噛み締めていた。
「この匂い! 絶対醤油の匂いだよ!」
「本当、いい香り」
「早く入ったほうがよくね?」
「あまり遅くなるのは駄目ですよ?」
入り口から耳慣れない若い男女の声がした。
「お客様、何名様ですか?」
「お! ネコ耳! 初めて見たけど可愛いな!」
「ちょっと! 何してんのよ!」
「その耳、本物っぽくね?」
「うるさくしてごめんなさい。4人、いや、後から1人来ます」
「気にしないでください。では奥のテーブルにどうぞ」
4人の中でも年長らしい白いローブの少女が申し訳なさそうに謝ってきたので、ジーナは笑顔で対応する。
彼らの装備は見るからに高価な素材を使われているようで、他の客達も興味深げに眺めていた。
「ご注文は?」
「ボア肉セットを4つください」
白いローブの少女が注文すると、唯一の男性でもある少年が声を上げる。
「酒はあるの?」
「飲酒は成人のみになりますので、身分証を提示してください」
「あ゛? そんなもん要るのかよ!」
「今までそんなこと言われたことないわよ!」
「鬱陶しくね?」
険悪な雰囲気になりそうなのを白ローブの少女が慌てて止める。
「す、すみません! 酒はいいですから、セットを4つお願いします!」
「は、はい、わかりました」
何となく薄気味悪さを感じたジーナは急いで厨房に向かい、オーダーとともに今の顛末をタニアに話した。
ジーナは臨時のアルバイトなので、こう言う時の対応まではわからないのでタニアに確認したのだ。
「ありがとね、ジーナ。あんなのよくあることだから気にしないで。あと、料理は私が持っていくからホールの食器を下げておいて」
「…うん、わかった」
タニアも厨房から彼らのことは確認していた。
彼女の昔の経験が、彼らがこのプルカに居を構える探索者や冒険者ではないことを看破させていたからだ。
あんな若いうちから高価な装備を身につけられるような者はいない。
迷宮都市プルカは完全なる実力主義の街だ。
難易度の高いダンジョンで生き残り、高価な素材を持ち帰る実力のある者だけが高価な装備をその身に纏える。
もし彼らのような若さで実力が伴っているのなら、プルカで噂が出ないはずがない。
腕の立つ者を仲間にしようとする探索者が放っておかないはずだ。
それに、一部の関係者以外は成人していない者のダンジョンへの入場許可は出ない。
メルディアのような、案内役として許可を受けた者は特例として入場できるが、それ以外の例外はほぼない。
これにより、子供がダンジョンで命を落とすようなことがない。
かつて全く管理できていなかった頃など、周辺の町で子供を攫い、モンスターの囮にするという非道が行われていたことが発覚し、国をあげて管理しようと動いた結果だ。
そのためか、プルカでは働く者の子供以外の子供を見ることが珍しい。
行商人の子供なども見かけるが、テーブルを囲む彼らは雰囲気が全く違う。
「いらっしゃい、うちの看板メニューだよ。たくさん食べてね」
「うわぁ……この匂い……」
タニアが料理を持っていくと、白ローブの少女が感極まって涙を零す。
他の3人も彼女ほどではないが、感激しているようだ。
「この味! 本当に久しぶり!」
「やっぱりこの味は忘れられないわね」
「おかわり欲しくね?」
結局、彼らは3度もおかわりした。
「なぁ、ちょっといいか?」
「はい、何か?」
タニアが食器を下げようとしたとき、問題が起こった。
少年がタニアを呼び止める。
「この味付けさ、教えてくんない?」
「これは当店の秘密ですので…」
「何だよ、いくら欲しいんだよ」
「いえ、お金の問題じゃないので」
タニアは内心、盛大に呆れていた。
見た目どころか考え方まで子供だ。
もしかするとどこかの貴族の子息なのだろうか。
「これは当店の信用に関わることですから勘弁願います」
「うるせえ! 俺はこの味が毎日食いたいんだよ!」
「ちょ、ちょっと! やめてください、赤沢君!」
白ローブの少女が止める間もなく、激昂した少年がタニアに食器を投げつける。
何とかその食器を避けたが、投げられた食器を見て凍りついた。
硬い材質の木皿が壁に当たって砕け散った。
決して見た目通りの少年が持つべき膂力ではない。
一瞬だが、過去に置いてきたはずの記憶が蘇り、全身に悪寒が走った。
「いけませんよ、こんなところで騒動を起こされては」
全く感情の籠っていない声がその場の緊張を消し去った。
白ローブの少女は安心したのか大きく息を吐き、少年を含む3人は不機嫌さを隠そうともせずに黙り込んだ。
だが、タニアだけは緊張が収まらなかった。
むしろ全身の悪寒は酷くなった。
それは入ってきたその男を見たからだ。
ひょろりとした長身で灰色のローブを纏ったその男。
ぼさぼさの灰色の長髪、その瞳はぎょろりと不気味に周囲を見回す。
店内には遅い時間が幸いして、他の客はいない。
それを確認した男は、少年達に指示する。
「あまり騒ぎを起こさないでくださいよ?」
「わかったよ……ランスさん」
少年達が店を出て行く。
白ローブの少女が振り返って大きく頭を下げている。
おそらくは謝罪のつもりなのだろう。
だが、今のタニアにはそんなことも頭に入っていなかった。
目の前で会計をしている男のことでいっぱいだったからだ。
「お釣りはいりません。それにしても、まさかこんなところで働いているとは……世界は狭いといったところでしょうか」
「どうしてあんたが……あんたは死ぬまで強制労働のはずじゃ……」
「いえ、私に恩赦を与えてくれた方がいらっしゃいまして……私は再び元の役職に復帰したんですよ」
「嘘……そんな……」
タニアの顔が青褪める。
と、そこに厨房で皿洗いをしていたジーナが視界に入った。
ランスと呼ばれた男がそれに気付く。
「おや、猫獣人ですか。今回の彼らもどういうわけか獣人が好きでしてね、色々とあてがうのも面倒なんですよ。今回は現地調達といきますか」
「……させないよ」
タニアの表情が一変する。
常連や仲間には見せたことのない、一切の感情が消え失せたような顔。
それを見た男が一歩後退る。
「くくくくく、冗談ですよ。今回の私の役目はここであなたと争うことじゃありませんから、これで失礼しますよ。【元ユーフェリア暗殺部隊隊長アルタニア】さん?」
「そ、その名前を言うな!」
「くくくくく……」
男は含み笑いしたまま店を出て行った。
それを見届けると、がっくりと膝をつくタニア。
気付いたジーナが慌てて駆け寄る。
「タニアさん! 大丈夫?」
「ええ、ちょっと疲れたみたい。もう店を閉めるから、奥のテーブルの片付けをお願いできる?」
「うん、まかせて」
ジーナが店の奥に消えていく。
タニアは脱力する体を何とか起こし、近くにあった椅子に座り込んだ。
その顔には、焦燥感がはっきりと浮き出ている。
「どうしてあいつが……あの方のしたことは無意味だったっていうの?」
きつく唇を噛むタニア。
その強さに唇が切れて出血してしまうが、そんなことは全く気にならなかった。
彼女には今、過去の記憶が鮮やかに蘇っていた。
どれほどの苦しみがあの男によって齎されたか……
もう2度とあんなことはさせないと誓ったはずなのに……
「……元ユーフェリア宮廷魔道士筆頭……ランス=バロール……」
力なく呟かれたその名は誰の耳にも届くことはなかった。
やや抜けたダンジョンマスターですが、強い……はず。
彼女は『指令』を受けて接触しにきてます。
そして近づく勇者達との邂逅……
読んでいただいてありがとうございます。