第一話 約束
「「ねぇ、おじいちゃん。一体何を読んでいるの?」」
「これ?これはのう、賢王英雄期っていう童話じゃよ」
「「何それ。面白そう。ねぇねぇ、おじさんどのような話なのおしえてー、よー」」
「聞きたいか」
「「うん」」
「わかった。この話はのう……」
そこから村のおじいちゃんは、賢王英雄期という童話をフィン、サーシャに聞かせた。その童話は、300年前昔、存在したされる。SS級冒険者賢王が様々な強力な魔獣を倒していくという話しである。
この話を聞いていたフィンとサーシャは、目を輝かせていた。
「賢王ってものすごく凄いんだね。よし決めた!フィン、私と一緒にSS級冒険者になろう」
「うん。僕も賢王と同じSS級冒険者になってみせるよ」
「約束だよ」
「うん。約束する」
「ほっほほほ。やっぱり子供は、元気だのう」
村のおじいちゃんは、無邪気な子供たちを見て元気だなと思うのであった。
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そして、月日は流れ……
「「「「「「「「「「うおおおーーーーーーーーーーーー」」」」」」」」」」
「クリステアの英雄たちが帰って来たぞー」
「本当に倒したっていうのかあの赤龍を」
「何を言っている。あのS級組織未完たちの庭の手によって倒されたに来たっているだろう。それに見ろもうすぐで赤龍の首が見えてくると思うぞ。」
「……おい、見ろ。あのサーシャがいるぞ!」
「「「「「「「「「「うおおおーーーーーーー。サーシャ様だ!!!」」」」」」」」」」
クリステアという都市では赤龍の討伐を果たして帰って来た未完たちの庭を市民たちはパレードの様に舞い、勝利にしてきた者たちを皆声を高々に上げてこう言った。英雄たちの帰還と。その中でもA++冒険者であるサーシャに数多の群衆の声が轟いた。
「サーシャ様だ。あんなにお若いのに最前線で戦っているなんて物凄いわ」
「それに数百年ぶりのSS級冒険者の筆頭と呼ばれるくらいすごい人ですよ」
「僅か17歳という年齢であんな美しい肉付き。全てを透き通るとうな青い瞳、輝く白銀の髪。とても良い」
「僕は、サーシャ様と肩を並べるほど強くなりたい」
数多の市民、冒険者がサーシャに対して感謝の意、尊敬の意を集めているとき、同じ組織の仲間である。リサが質問した。
「サーシャ。一体誰がサーシャの隣に立つ様な存在なの。たくさんの冒険者が嘆いている」
その質問に対し、サーシャは顔を真っ赤にしながらこう答えた。
「それは、私が小さい頃、約束した幼馴染なんだ。今は、私が少し先に行っているけどその子が私と肩を並べることができるまで待つつもりだよ」
その話を聞いたリサは、終始驚き遠い目をしながら聞いていた。
「な・る…ほど。わかった」
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その頃、サーシャの幼馴染である。フィンは……
「おい。剣を返せ」
「いいぜ〜。このバルハト様に勝てたらの返してやるぜ。まぁ、Bランク俺にGランクのフィンが勝てる確率など0だけどな。ギャハハハハ」
「「「ギャハハハハハハハハ」」」
「良く言う。この俺にも勝てないこの学園至上過去、未来で一番最底辺で弱くて泣き虫のくせによぉ〜(笑)。ギャハハハハ」
フィンは、いじめられていた。
そもそもの話。フィンがこのゾルアジュール学園にいる理由はサーシャと同様に冒険者になるためになるためである。精密的にはサーシャとフィンが同時期に入学して、サーシャの圧倒的な才能によって学園史上最高、最速でAクラスとなり卒業した。しかし、フィンにはサーシャとは真逆であり学園史上最弱、最低と言う汚名が付けられている。
「やってやる」
「あ?いいぜ、勝てる物なら勝ってみろよぉ〜」
フィンは、自分の剣を返してもらうためにバルハトに戦いを挑んだ。
「よし。行くぞ」
バルハトは問題児だが体格が良く、武術に優れている。その体格から繰り出される一撃はとても大きい。まともに食らったら無事に済まないだろう。でも一振りするのに時間がかかってしまう弱点がある。だから僕がするべきことはーーーー。……!体が動かな…い。
「ちょっと。待って」
「魔法。火よ、加速させろ」
ドゴォォォーーーーーン
「グハァ」
フィンは、バルハトの攻撃をするよりも前に動こうとしたが、突如体が氷の様に動かすことができなくなり。バルハトの渾身の一撃である火よ、加速させろを食らってしまった。その一撃はとても大きく、地面と衝突した瞬間爆弾が爆発したような音が鳴った。その攻撃によりフィンは何メートルも吹き飛ばされ倒れてしまった。
「ギャハハハハ。さすが世界で唯一のGランクのフィンだ。あのバルハト様が優しさで大ぶりに振ってくださったのに。目の前で止まって喰らうなんてさすがだよ(笑)」
「「「ギャハハハ。」」」
「最高に笑えるんだけど」
「最高に弱すぎだろ」
「……かえ…かえせ。剣を返せ」
フィンは、倒れ、意識が飛びそうになっても剣を返せと言っていた。
「この剣。お前に必要ないよなぁ」
「やめなさい!」
「アイリスか。…すまん、騒がせたか。ちょっとフィンと遊んでいただけ。そうだよねぇ〜」
バルハトは、フィンの剣を折ろうとしたが。クラスの委員長でありバルハトより一ランクが高いアイリスが入ってきた。バルハトはさすがにケンカを売るのはいけないと思ったのか。ただ、遊んでいたとフィンに向けて言った。高い圧力で。
「そうですか。だったらお遊びはもうやめにして戻ってきてください。授業がもうすぐ始まります」
「……」
「……」
「ッチ。わかったよ、小僧ほら剣だ。お前ら行くぞ」
アイリスが、バルハトに向かって問い出すとしばらく静まり返った後、剣をフィンに返し、子分を連れて退散して行った。
退散後、アイリスはフィンに近ずいた。
「フィンさん。動かないでください」
アイリスは、倒れていたフィンを起こし傷ついた傷を包帯で巻いていた。
その行いにフィンは、「ありがとう」と言った。
「別大丈夫です。それより、フィンはどうしてまだこの学園にいるんですか。魔力も全くなくや剣も使えないのに。早く冒険者以外のことをしなさい。これは、嫌味ではやくフィンのために言っているのよ。」
「………」
フィンが何も言わずずっと下を向いて黙っている。アイリスはそのような彼を見てそっと立ち去った。
一人残ったフィンは「くそ。くそ。くそー。一体どうしてなんだ」と言い。しばらくその場で手を抱え座り込んだ。