表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
列車の道  作者: かばしら
1/12

「この旅に目的なんかあるのかな」

「旅に目的なんてないさ。あるとすれば虚像を追いかけているにすぎない」

「虚像ね。いい響きね。虚像、あなたは見かけたことはあるかしら、その虚像に」

「ないから、ここにいるんじゃないか。この列車に」

「そうよね」

「そう、次の街はどんなところかしら」

「ああ、それが鏡を柱にする街らしい。なんで鏡なんだろうか」

「鏡、鏡は真実を映し出す道具かしらね。柱にして何がしたいのかしら」

「真実から背けるために柱にしているのかもな。柱どうし向き合わせれば、合わせ鏡だ」

「結界なのかもしれないわよ。柱を置いて、なにかから守ってるのよ」

「魔除けというわけか、しかし、その魔物の正体はなんだ」

「言い伝えかもしれないわ。魔物が出るって」

「だといいけど」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ