昼間残像
あちらこちらに残像が
光の届きにくい場所は
影となり見えて来る
外は風の音が勇ましく
耳に伝わっている
まるで吹雪の中にでも
居るようである
これこそが冬と言う
表情を再現してくれている
さすがに雪が降り出したら困ってしまうのだが
季節的には雪もありえる
部屋の中も寒くて
温風器だけでは心許ない
化石燃料を使った
器具じゃなければ
暖まらない
電気料金と灯油の代金が
不安になり出す
かと言って無加温では
さすがに辛い
ちょうど良い季節までは
ずいぶんと時間がある
相手が自然とは言え
寒暖は人には負担を
与えてしまうから
ちょうど良い加減には
ならぬものだろうか