店員は何処へ、あなたはだーれ? まえ
「店に誰も来ない!」
「…それ、態々城に来てまで俺に言う事か?」
「あの模擬戦から一ヶ月。 誰も店に来ないから売り上げが無くて、生活が…」
…私の記憶だと…、
「無くても生活出来てましたよね?」
「……………」
「……………」
「確かに。」
「そうですよね。」
「じゃあいいじゃねぇか。」
「良くない! 暇でやることが無いんだよ!!」
…私がやめて城に戻ってから、3日置きにこんな感じで明暗さんが来るようになりました。
明暗さんがずっとこんな感じなので、ロッレさんは2週間はここに来ていません。
ファウストちゃんは「修理中」だそうです。
「また商品の仕入れをするのはどうですか?」
「それは昨日行った。 3日置きに行ってるから今日は行かない。」
「店の外装を綺麗にしたらどうだ? 汚かっただろ?」
「あれはわざとだから手を付けない。 変なやつ来ると困るし。」
「…まぁ暇なのはわかったよ。 で、何が足りないんだ?」
「人。 というか店番。」
「暇関係無いじゃねえかよ。」
「店に誰も来ないのに店番しなきゃいけないから暇、 って事ですよね?」
「そういうこと。 …レンジア、 借りてっちゃダメ?」
「ダメ。」
「…はぁ、 人手が足りない…。」
「人手が足りない。」
『私がいるじゃないですか。』
〈わたしも、 いるのですよ!〉
「そうじゃないんだよな…。 人間の店員が欲しいんだよ…。」
『いっその事《大逆転世界》を使ってみては…っていうのは違うんですよね。』
「それは本当にどうにもならない時の切り札だからなぁ。」
〈人を創る道具は無いのですか?〉
「…無いなぁ。 あったら良かったんだけど。」
『まぁ、何かあるまで待つしかないですよ、ますたー。』
「はあ。 前途多難だなぁ。」
〈…わたしの身体も作ってくださいね〜?〉
前のを見返して、違和感なく投稿出来そうなので再開します。
いつも通り不定期ですが、よろしくお願いします。
次回、中編か後編です。




