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shorts≠shorts 覚は無意識を覚る 後
チリンチリン
「…? いらっしゃいませ。…願いをほぼ何でも叶える店、暗明堂へようこそ。」
「…何でも叶うのですか…?」
「えぇ。ほぼ、何でもです。」
「…では、人探しをお願いしてもよろしいでしょうか?」
「人探し、ですか。…では、こんなものはどうでしょう。」
「なんで、わたし、が、みえた、ので、すか…?」
「私も、暗明堂に行ったんですよ。」
「あそ、こ、に?」
「はい。それで」
そう言いながら、彼女はくの字に折れ曲がった筒を取り出した。
「絶対的で不可逆的な取り消し、というらしいですが…『どんな事でも、一回なら取り消せる銃』というものだそうです。これを貰いました。」
「取りあえずレンジア様。ご飯、食べましょう?」
「はい!」
それから、それから、それから。
ご飯を食べたあと、私は、とても怒られました。
でも、それが、何だか暖かくて、嬉しくて…。
エラには、ちゃんとありがとうを伝えて、最後に、一言こう添えました。
「貴方はいったい誰?」と、そう、一言を。
後味悪し。
次回からメインストーリーに戻ります。
つぎ 出来次第




