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天邪鬼の異世界雑貨屋  作者: 15夜
王様は逆夢を見るか?
46/60

schadenfreude ①

遂に当日を迎えた。


「…王様、本当に場所の詳細伝えなくても来るのか?」


「………来る。間違い無く来る。」


「なんですかその信頼…。まぁ、まだ十時にもなってないですからね。私も気長に待ちますよ。来なかったら来なかったで、今日の仕事が減って万々歳ですし。」





〜昼頃〜





「…で、いつ来るんです? 全く来る気配が無いですけど。」


「………わからん。」


「…待機中の兵士からも苦情がちらほら出始めています。切り上げる判断は早めにお願いしますね。」


「わかってるさ。わかって


 その声は、不意に聞こえた。




「来ましたよ〜っと。」


「…どうも。」


『皆様、初めまして。ロッレと申します。』


〈ファウストちゃんですよ~〉




「国王様! なんですかあいつらは!」


「……あれが今回の対戦相手だ。行くぞ。」


「……勝てるのか…?」












「てことで皆様こんにちは。遅ればせながら参上しました、邪正明暗と言うものです。どうぞよろしく!」


「…レンジアです。」


『皆様、初めまして。ロッレと申します。』


〈ファウストちゃんですよ~。どうもよろしくなのです!〉


 …軽すぎるだろ。



☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇☇ピシャン!


 急に、雷が落ちた。


「…王様を侮辱しているのですか?」


「そうさな…、半分正解、半分間違いだ。」


「こいつらっ…!」


 …興奮し過ぎだな。…一回諫めるか。


「よい、ワント。そういうのは、試合で思い知らせてやれ。」


「……わかったのです。」


「………ゴホン。取りあえず、これより試合を始める。ルールは至ってシンプルだ。時間制限無しで、相手を戦闘不能にするか降参させたら勝ち。わかったな?」


「まぁ、妥当なルールだな。いいだろう。」


「…わかったのです。」


「それでは、試合の準備を始める。取りあえずは剣の代表から行くぞ。」


 事前に言っていなかったが、相手はどう出る…


「わかった。」


 …随分淡白だな。本当にそれでいいのか?








「…実際、ルールが簡単な方がありがたいしな。ハッハッハ。」








 「あの試合は、王宮内の多数の人間の意志に反していた。しかし、賽は投げられた。投げられてしまった。もう、我々の意志では止めることが出来ない。…一試合目が終わった後、見学していた人々はそう思うしかなかった。」


〜後の近衛隊隊長の日記より一部抜粋〜

次から試合に入りますが、バトルシーンは此方初めてですので、多少の表現の分かりづらさがあると思われます。予めご了承ください。


表現の変更案等ございましたら、コメント欄まで。



次回 表現に納得がいったら

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