表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天邪鬼の異世界雑貨屋  作者: 15夜
王様は逆夢を見るか?
28/60

留守番と副作用と謎のロリっ子 partレンジア 後編

『ますたー、いい加減直してくださいよ、マイナス思考。私の(ボディー)はますたーの能力値と連動しているんですから。お陰で今日は目と耳がやられてましたよ。』


「それは善処するが…。って、んなことよりな。おい、ロッレ。お前レンジアに顔合わせたな?」


『………………何の話です?』


「とぼけても無駄だぞ。レンジアから聞いたからな。一番目(ファウスト)に至っては〈初めてお友達が出来たのです!〉って喜びながら報告してきたしな。」


『……そもそも、原因はますたーの鍵の締め忘れです。責任転嫁しないでください。』


「……………まじ?」


『まじまじマジーロです。』


「…あーーーーーーー、そうかーーーーーーー、私のせいかーーーーーーー。鍵かーーーーーーーー。盲点だったなーーーーーーーーー。」


〈マスター、ご報告が…って。お姉様、マスターはどうかしたのです?〉


『鍵の締め忘れに気づいて発狂してるところよ。』


〈…あー、わかりました。では、私はこれで。〉









『で、本当は何を言いに来たんですか?私も忙しいので、早くお願いします。』


「切り替え早いな。流石だぞ。…無色の(カラーレス)(ドリーム)についてだ。」


『どうかしたんですか?そろそろ期限切れで廃棄処分ですよ?』


「廃棄するのは知ってるさ。でもな、ただ処分するだけじゃ普通で面白くないだろ?」


『ならどうするんです?私に余計な手間がかかるのならやめてくださいね。面倒ですし。』


「次にうちの店に来たやつに押し付けようと思ってな。」


『まあ、いいんじゃないですかね。ますたーにしては。』


「あと、確認したいことがもう一件ある。」


『? なんですか?』


一番目(ファウスト)についてだ。」


『…………………………あーーーー。』


「お前、自動人形(オートマタ)呼ばわりしたそうじゃないか。しかも、うちの最高傑作を。どういうつもりだ?」


『…ますたーが基盤制作が出来なくて、その時まだ詳細不明だった叡智の再誕(自律式AI)を基盤に作っていたのですから、自動人形(オートマタ)で間違いないですよね。』


「でも、偶然他機種と違って感情がついているだろ。流石に[貴方]とかそんな感じで呼んでやれよ。可哀想だぞ。」


『そもそも、正式名称が無いのが悪いんですよ。ますたーだって一番目(ファウスト)って安直な名前で呼んでるじゃないですか。』


「あー、えーと、うん、そうだね。私が言えたもんじゃ無かったね…。えー、と、名前、取りあえずファウストでいいか?」


『……………………大変安直で素晴らしいと思いますよ、ますたー。』


「…だよな。あはは。」





















[Automation system is infected computer virus.]


kill

kill

kill



save.


no virus.


all clear.


(╹▽╹) <〈シンニュウセイコウ!タスカッタゼ!イエイ!〉

オーバーワーク!遺影!


次回投稿 1月らへん

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ