留守番と副作用と謎のロリっ子 partレンジア 前編
どうも、こんにちは。レンジアです。私は今、明暗さんの家の探索をしています。なんで探索をしているかというと、明暗さんがいないからです。朝から明暗さんは外に行ってしまったので、私は一人で留守番をしています。やることも無いので店の中を探索していますが…
「そういえば明暗さん…部屋はどこなんでしょうか…?」
明暗さんが部屋に帰っている所は見かけますが、入っている所は見たことがありません。…本当にどこなんでしょうか。取りあえず、今日はそれを楽しみに探索をしましょうか。
ここ「明暗堂」は、外から見た時と部屋の数や場所が全然違います。私が確認している限りだと、少なくとも7部屋は多いです。…増えている部屋のうち、ほとんどは倉庫ですが。しかし…
「えーっと、この部屋は…………また倉庫ですか。…鍵がかけられていますね。」
この通り、各地に点々とある倉庫群はもれなく鍵がかけられていて、ドアノブが回らないようになっています。いっぱいある倉庫も入れれば暇つぶしが出来るんですけどね…。悲しいものです。
「………ここも回らないですね…。いったいどこなら開くのでしょうか…。」
これまで引いたドアノブは、引けども引けども鍵がかかっています。…もういっそのこと、留守番中は明暗さんに倉庫の鍵を借りれるように交渉しましょうか。借りられればきっと、お店番のための知識が色々と勉強出来るはずです。…こんなに倉庫があるなら、商品いっぱいあるでしょうし。
「えーと、この扉はまだ開けてない…」
⊕ → ⊗ <ガチャ
「…………………え?回りました?今」
この部屋は鍵がかけられておらず、ノブが回りました。
「…入って、いいですよね…?」
鍵の閉まった部屋だらけの家の、唯一鍵の開いている部屋に、足を踏み入れました。
遅刻ギリギリチャンバラです。
次回 完全不明




