留守番と副作用と謎のロリっ子 part明暗 後編
「お兄ちゃん?その缶、錆びてるよ?ほんとに、中に食べ物が入ってるの?」
「もちろんさ。何せこれは昔、師匠にもらった缶だからね。手のひらサイズでかわいいだろう?」
「うん!」
「この缶からはな、なんでも食べ物が出てくるんだ。どんな料理だろうと出てくるぞ。味もバッチリだ。」
ただ美味しい食べ物が出てくるだけではなく、この缶、実はもう少しタネがある。中から出てくる食べ物は、全て《逆転世界》によって作られている。なので缶の仕組みは正確には、《逆転世界》によって作られた食べ物が缶から出てきているというのが正しい。だからといって何があるわけでもないが、この缶自体はただの缶である。…少しばかりの思い出のある、ただの缶だ。
「さて、君は何が食べたい?」
「…なんでも、出てくるの?」
「?うん。そうだよ。」
「じゃあ……『ママの作ったパンとスープ』が食べたい!」
「あー、えーと、うーん、多分、出来るよ。」
「多分?」
「…君に理解出来るかどうかはわからないけれど、味を再現する事は可能だよ。でも、その味に『君へ込めた愛』は無い。それでもいいなら、私は構わないよ。」
「…? わたしにはわからないや。」
「なら、食べるか?」
「やっぱいいや。」
「…それはまた、どうして?」
「だって
その缶から出てくるのは、ママが作ったご飯じゃ無いもん。だって、ママは、もう、いないから。」
「………そうか。」
「だからお兄ちゃん?」
「なんだ?」
「パンをちょうだい?普通のパンでいいから。」
「…いいぞ。」
彼女は、私より、強い。
一方その頃、家で留守番をしているレンジア。
精神が限界に達した時、彼女はこの家の禁忌に触れる。
次回 留守番と副作用と謎のロリっ子 partレンジア
乞うご期待!
制作 15夜
あー、聞こえるか?
今、放送をジャックして話している。
いつバレるかわからないから、手短にいくぞ。
お前に、頼みたいことがある。
「天邪鬼」の子どもの話だ。
わかるだろ?あの、高校ぐらいのガキと「天邪鬼」だ。
「天邪鬼」の方は名前がわからん。
子どもの名前は、「〔〔ここで音声が乱れている。〕〕」らしい。
彼は、危険だ。
「天邪鬼」も中々に危険だが、彼はさらに危険だ。
彼は、彼女ですら使えなかった《大逆転世界》を連発出来るほどの腕を持っている。
《大逆転世界》は、この世界の根幹を揺るがし得る能力だ。
彼らを生かしておくのは危険すぎる。
そこで、お前に頼みがある。
彼らを…
殺してくれないか。
君に
し か
た の
め
な い た
の ん
だ
ぞ
本日の放送は終了しました。
繰り返します。
本日の放送は終了しました。
…重大な、人為的な、過失による、エラーによって、本日の、放送は、終了、しました。
deteled error
rorre deleted
小説内で次回予告をする斬新なStyle。
次回更新、不明です。




