留守番と副作用と謎のロリっ子 part明暗 中編
“そういえばたしかにそうだな。透明化使ったのになんで見えてるんだ?”
『わかりません。少なくとも、未知の方法であることは間違いないです。この世界には光化学が分かる者はいないはずですからね。』
“うーん、本人に直接聞いてもいいけどなぁ〜。まともな答えが返ってくるかどうか…。”
『まあ、一か八かで聞いてみればいいんじゃないですかね。どうせますたーは襲われてもなんとかなりますし?』
“なるだろうけどさ…。じゃあ、君の見解は聞くってことでいいかい?”
『はい。確率は…言わないでおきますね。』
“……そうか。では、聞くぞ。««order is stopped”
…じゃあ、助言通り、聞こうじゃないか。
「ねえ、ちょっと聞きたい事があるんだけど、いいかな?」
「なーに?お兄ちゃん?」
「今、私透明になってるはずなんだけど、なんで見えてるの?」
「………………………………………………………………え?」
彼女は固まった。
それはもう鳩がビーンズガンを喰らったように固まった。
「ととと、透明になるなんて、人間に出来るんですか!!というか人間ですか!!!」
「多分、人間だぞ。」
「多分ってなんなんですか!」
「んなことはどうでもいいんだ。で、お前はなんなんだよ。なんで透明になってるやつが見えてるんだ?そっちこそ本当に人間か?」
「普通の人間ですよ!母も父も純粋な至って普通な、ただの人間です!」
「信じられないんだが…。」
「こっちの方が信じられないですよ! この辺で見ない格好の人が歩いてたから! なにか食べる物を貰えないかなーと思って! 声をかけたのに! 」
「お、おう」
「私だって!かけたくてかけた訳じゃないんですよ!」
「ま、まあ…」
「この前!おがあざんが!いなぐなっぢゃっだがら!私だって!わだしだって………………」
彼女は、泣いていた。それはそうだろう。こんな、よくわからないやつに声をかけたら、急に透明だのなんだのと言われ、自分の存在に近しい事を否定されかけたのだから。…あの人みたいに。
“order»»あー、なんだ。お前のせいじゃない。気に病むな。”
『response»»……わかってますよ。ええ。それで?なんですか?それ言う為だけにつけたんですか?』
“…ごめんて。あー、ごほん。こいつの両親、本当に人間か?”
『…なんとも言えませんが…。調べてほしいんですよねそうですよねー。』
“頼んだぞ。««order is stopped”
「えーっと、ほら、泣くなって。謝るからさ。食べ物もあげるから。」
「え、食べ物くれるのー!」
「さよなら悲壮感…。」
「何くれるのー?パン?」
「ちょっと待ってな。」
そうして私が取り出したのは、錆びてしまった手のひらサイズの缶だった。
うわーん!○ラえもーん!まとまりが悪いよーう!
しょうがないね○び太君は。
テッテレー話数ズラシー
次回投稿、今週か来週、もしくはそのうちです。




