囚われた歌姫、隠されたスキルであらゆる理不尽を破壊する。 すたーと
昔々ある所に、ディレイス・ヴァイオレットというとても美しい少女がおりました。
その少女は心の優しい両親に育てられ、姿だけでなく心も美しくなりました。
また、少女は毎日欠かさず謳うほど歌が好きで、いつしかその町では「小さな歌姫」と呼ばれるようになりました。
ある時、王様と王妃様が町に観光に来ました。
町の人たちは彼等の逆鱗に触れないように慎ましく過ごしていました。
そう、今代の王様は非常に横暴で、国民に悪政を強いていたのです。
ところが少女は、王様が来ていることを知らずに歌を謳ってしまったのです。
「ラララ、ラララ、ラルラリラ。
リリラ、リリラ、タルラリラ。
ラルラ、ラルラ、リリラリラ。」
その美声を聞き付けて来た王妃は、王様に一言こういいました。
「私より声の綺麗な女はいないのよ!あいつを謳えなくしてちょうだい!」
王様はこう返しました。
「いいだろう。お前ら!あいつを捕まえて牢の中にぶち込んで二度と謳えないようにしてしまえ!」
そうして、彼女は謳えなくなってしまったのです。
〔ネクタマリー王国に古くから伝わる、真偽不明な昔話〕
…雑貨店とは。




