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閑話① それは、家族が急に一人いなくなるような、そんな違和感
違和感の始まりは、ふとをサザンローズ家の集合画を見たときだった。何故か、いつもと変わらないはずの絵が、変わって見えた。
「なあ、サザンローズ家は何人だ?」
「……?5人ですが…?」
「…そうだよな。すまない。ありがとう。」
「いえ。」
どうやら、違和感を感じているのは俺だけのようだ。何か、忘れている気がするのだが…。
どうやら、俺の違和感は間違っていないらしい。今日の執務終わりにいつもは使わない机の一番下の引き出し…のさらに下の機密書類を隠すスペースを開けてみた。何か用事があった訳ではない。ただ、無性にそこに何かがある気がした。
そしたらそこには一枚の書類があった。
「~ぜひЮЧЩЙЛМПВМЖ様とお見合いさせて頂きたく…~(一部抜粋)」
そこには、見知の言語で書かれた名前があった。
「ビンゴだ。」
これは間違いない。違和感ではなく、本当に何かあったに違いない。
そう、例えば、家族が一人、いなくなるような。
二章のプロットは誠意制作中ですが、日常系を描く練習の為に他の作品をあげるかもです。
…伏線を入れる練習とか。




