【クリスマス企画】二十四作目(ラスト) かけがえのないもの
月明りに照らされ
静かにあなたへ寄り添う
いつまでも こうしていたい
池の水面に映る
私たちの姿は
どこか怯えているようで
傷の舐め合いをしているようだ
日が昇れば
花の朝露に命の輝きを見た
太陽に希望の光を見た
私はあなたが大切だ
失うなど考えたくもない
あなたを失うのなら
私も最後までお供します
あなたといたい
もっと長く
あなたを知りたい
もっと深く
私はまだあなたのことを
何一つわかってあげられていない
それでも私はあなたのそばにいたい
あなたが かけがえのないものだと気付いたから