プロローグという説明回にもなってない説明回
時空の間にて開店中のお店
お客様(店員も含め)の思い入れがある年齢にて御来店できます
店内での私闘・乱闘・合戦は御遠慮願います
パチパチッ
火が爆ぜる音がする
何が起きているのだろう
火事?
逃げないと…でも、身体が動かないや
だんだんと意識が無くなっていく
眩い光が眠りを妨げる
「やぁお目覚めかい」
恰幅の良い中年男性が声をかけてきた
返事も出来ず 自分に何がおきているのか判らずに戸惑っていると
「もしかして…記憶が無くなってるのかな?」
何を馬鹿な事を言ってるのだろう
「自分の名前はわかる?」
名前は…
あれ?
思い出せない…
パニックになりかけた自分に
「やっぱり、大丈夫だよ」
大丈夫?何が?
更にパニックになるしか無いのだが
不思議と落ち着いてくる
そんな女性を見て男性は こう告げる
「ここは時流亭 君はウェイトレスだよ」
詳しく話を聞いてみると
ここ時流亭は
前のウェイトレスが居なくなると
女性のような記憶喪失になった女性が現れ
代々代わっていくそうだ
中年男性がマスターであり
珠に料理人流れ着く(マスターはこう言った)場合もあるらしいが
大抵は自分のようなウェイトレスらしい
店員が揃うと
お客様が流れ着きだす
時空の間にある店
それが時流亭
お代は無料
まだ今一わからないけど…
またの御来店を心からお待ち申し上げます