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ジコショウカイ

「何か考え事?」


背後から阿部さんの声が聞こえ ドキッとして


振り向くと 太樹の横に阿部さんが座りなんと


その横には彼女が座っていたのです・・・





カウンターを挟み 太樹 阿部さん 窓際の彼女


が 今僕の目の前に並んで 座っている


信じられない シチュエーションだった・・・


彼女が目の前に座っているだけで 胸の鼓動は


高鳴り何を喋っていいか分らず 沈黙が続いた




その沈黙を先ず太樹が破ってくれた


「そう言えば 入り口開けたら カランカラン


って音がするあれは どうしたんだ?」


「あ ああ あれ壊れたよ また買わないとな」


折角太樹が切り出してくれた会話を あっさり


と終わらせてしまった・・・





それを見兼ねたのか 阿部さんが口を開いた


「ねぇ自己紹介しない?名前知らないよね」


その言葉にドクンと胸が高鳴った


「え〜俺は」太樹が言いかけようとした時


「違うでしょ!」阿部さんの鶴の一声






「さぁ どうぞ」と阿部さんが 僕を指名した


「東條 洋二です」僕は頭をかきながら答えた


「白木 麻耶です」彼女は そう言って俯いた


な 何か お見合いみたいだな・・・


そして2人の間には また 沈黙が続いた






「ねぇ2人共 何か聞きたい事とかないの?」


聞きたい事は沢山あるけど いざ本人を目の前


にすると 何を聞けばいいか分らない・・・


その時 白木さんが 口を開いた


「昨日は紅茶のお代わり有難う御座います」


「い いや 大丈夫です」何が大丈夫なんだか


「あ あの空を見るの好きなんですか?」


「そう言う訳じゃないんですけど」


そして白木さんが言葉に詰まった


しまった 変な事を聞いたかな・・・





白木さんの困ってる顔に見兼ね 僕は言った


「俺もボ〜ッとするの好きだから いいんじゃ


ないかな?」


「いや洋二 それはちょっと違うだろ」


「うん 全然違うわよね」


「おい 2人して酷くないか!」


僕達のやり取りを見て 白木さんが笑っていた


「白木さん 笑ってるし!」


すると 太樹と阿部さんも笑いだした


「何か 俺が笑われてるみたいじゃね〜か〜」


皆に笑われながら ガクッと肩を落としたので


した・・・











































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