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アイセキ

「1人は 寂しいよ・・・ね」


阿部さんの言葉が胸に刺さった


その時何故か 今朝の夢を 思い出していた


僕は 彼女の事をまだ何も知らないんだ・・・


そう 何も 知らないんだと




ミルクティーを彼女に出して 僕は洗い物に


精を出していた


すると背後から太樹が小声で僕を呼んだ


「どうしたんだ?」身を仰け反らせて聞くと


「阿部さんが あっち行っちゃったよ」


体を乗り出して 小声でボソボソと言った


「あっち?」指差した方を見て僕は驚いた






げっ い 何時の間に 彼女の前の席に・・・


しかも楽しそうに会話をしているではないか


「ど どうして止めなかったんだよ」


「すまん 俺には止められなかった」


俯いた太樹をそれ以上責められなかった


何故なら以前あんな大演説をした子なんだ


仕方ないよな・・・ そう思った






そうは 思ったが 会話がとても気になった


「か 会話がきになるんだけど」僕が言うと


「同じく」太樹もそう言うと聞き耳をたてた


洗い物を手早く終わらせて 食器を拭きながら


耳を傾けたが 離れているテーブル席の会話が


聞こえる筈なかった・・・






「太樹どうだ聞こえるか?」ボソッと聞くと


「いや 無理だな まぁ 心配はいらないよ」


何を根拠にそんな事が言えるんだ と思ったが


今は 太樹の言う事と阿部さんを信じるしかな


かった と言うか言われて困る事ないしな


「考えてみれば」そう言いかけた時




「何か考え事?」


背後から阿部さんの声が聞こえ ドキッとして


振り向くと 太樹の横に阿部さんが座りなんと


その横には彼女が座っていたのです・・・












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