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ショウメツ

「決心は揺るがないみたいね」


「はい もう決めてますから それと最後に


お願いがあるんですけど」


「お願い?」


僕は息を大きく吸い 話しを始めた





「僕の事を白木さんの記憶から 消す事は出来


ますか?」


「え?どう言う事?」


「僕の事を憶えていると 白木さんが助かった


時に 辛い思いをするかもしれないからです」


「でもそれじゃあ 貴方が命を賭す意味が


無いじゃない!」






「意味なんて なくていいんですよ それより


折角助かっても もし僕の事を引きずって


生きたら そっちの方が意味が無いですから」


「私には よく分らないわね その考えは」


「とにかく お願いします」






「他人の為に 自分を犠牲にできる人間が


居たなんてね」ボソッと言った


「え?何か言いましたか?」


「いえ 何でもないわ 始めましょうか」


「はい お願いします」


「それじゃあ 貴方には眠ってもらうわね」


そう言われた瞬間 意識は遠退いた






僕は意識を失いながら思った “ こっち側 ” に


来てまで意識を失うなんて・・・


もう このまま目を覚まさないのだろうか?


これが 運命だったんだろう


僕は自分に言い聞かせた





暗い闇に包まれたまま 静かに時は流れた


目を閉じたまま 体が軽くなるのが分った


生気が無くなっているのかな?そう思った


暗い闇の中から 僕の名前を誰かが呼んでいる






誰? お迎えが来たのかな?


起き上がろうとするが 力が入らず体が思う様


に動いてはくれない・・・ ダメだ 動けない


すると 声は遠ざかり 聞こえなくなった


そして・・・僕には・・・もう・・・






体を動かす力も 無くなり始めていた


もう そろそろかな 僕は覚悟を決めた


さようなら 白木さん・・・どうか


幸せになって・・・下さい・・・


その時声が響き渡った


ダメよ〜 命を無駄にしないで〜


その声を最後に 僕の体は消滅したのでした






























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