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コッチガワ

そして 違和感を感じ ふと頭を上げて驚いた


何時の間にか周りに 誰も居なかったからだ


あれ⁉皆何処に?でも 前にも一度こんな事が


あった様な気がするんだけど・・・


それが何か思い出せないまま


僕は椅子から立ち上がったのでした






白木さんの病室の前で立ち止まって 躊躇


していると 病室の扉が突然勢いよく開いた


だが それが僕には 何となく 分っていた







病室に足を踏み入れると ベッドに横たわって


いる白木さんの姿があった その姿は痩せ細り


見る影も無い程だった・・・


僕に気付くと涙を流しながら言った


「どうして来たの こんな姿東條さんにだけは


見られたくなかったのに」・・・





ポケットに手を突っ込み ハンカチを・・・


ない⁉ 確かに入れた筈なのに おかしい


すると 白木さんが涙を拭いながら


「よかった ハンカチ返さなくて」


何やらボソッと呟いた





「え⁉ ごめん 聞こえなかった」


「何でもないの 有難うハンカチ」


「え?どうして俺のハンカチ持ってるの?」


すると 意味ありげな微笑みを浮かべて


「もう こっち側に来ちゃあダメよ」


そう言うと ドンッと僕の体を押した






え⁉ こっち側って?声になる前に 目の前は


真っ暗になった・・・その時


「洋二!洋二!」太樹が僕の両肩を掴み 体を


揺らしながら 叫んでいた


ハッと我に返ると 皆が僕の前を囲んでいた


「あれっ⁈ 何時の間に寝てたんだろう?」






すると太樹は顔を曇らせながら 僕を見ると


「洋二 お前 息してなかったんだぞ」


「え⁉ 」その言葉に僕は驚いた


唖然としていると 太樹が言った


「椅子に座って壁にもたれると 体をぐったり


させて息をしなくなったんだ」





「ちょっとまて! って言う事はひょっとして


俺は 危なかったのか?」


「そう言う事になるな」


そうか 俺は白木さんに助けられたんだ


そして最後に言った言葉を 思い出した


もう こっち側に来ちゃあダメよ


すると白木さんはその こっち側に居るのか?


その時 白木さんの病室の扉が開き 医者が


浮かない顔をして 出てきたのだった・・・
























































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