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シンジツ

「麻耶!」眉をしかめ 名前を叫んだ


すると白木さんは 深く頷いて


「父さん私は大丈夫だから」


そう言うと 一息吐いて 話し始めたのでした





「私ね 後一年 生きられるかどうか分らない


って言われたの」


「え!?」それ以上言葉にならなかった


「だからね もうね・・・」


白木さんの声は途切れて 俯いていた





僕達は何も言えず 沈黙がその場を支配した


その時だった うぅぅ と言う声を上げながら


白木さんが頭を抱え 苦しみ始めた


突然の事に驚き 僕達がオロオロしていると


父親が走り寄り 呼び出し様のスイッチを


押した





「皆 来て・くれて・・有難・う」


白木さんは苦しみながら そう言うとそのまま


気を失ったのでした・・・





そして直ぐに 看護婦と医師が駆けつけ


言葉を失った 僕達は病室から出て ロビーの


椅子にヘナヘナと座り込んだ





「来ない方がよかったのかな・・・白木さん


に辛い思いをさ せただけなのかな・・・」


知らずに僕は 呟いていた


その僕の呟きに 誰も答えれず 皆が俯き


重苦しい雰囲気に押し潰されそうになった





その時白木さんの父親が口を開いた


「いい友達が居て 麻耶は幸せだな」


「そんな 僕達は何も・・・」


何も出来なかったし 何も言えなかったのに


「何も出来なかった そうかもしれないが


君達の想いは ちゃんと麻耶に届いてるさ」


父親はそう言って 微笑んだ




「は はい」力無く答え僕は俯いた


「さあ店まで送ろう 今日はもう帰りなさい」


僕達は断ったが 父親にどうしてもと言われて


店まで送ってもらう事になった




そして店に着き 僕達は父親に一礼をした


車は静かに走り出し 直ぐに見えなくなった


「じゃあ 私達も帰るわね」


阿部さんの言葉に 僕は頷いた


そして鍵を開けて 店に入ったのでした



























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