タノミ
阿部さんのお陰で 彼女の名前が分ったし
それに白木さんの事も 少しだけだけど分った
様な気がした それだけで 満足だった
その日の夜 寝床に就こうとした時 太樹から
電話が入った
「もしもし 太樹どうした?」
「日曜日って 店休みだったよな?」
「ビジネス街だからな 会社が休みの日は人も
少ないから休みだけど それがどうした?」
「ちょっと 頼みがあるんだけどさ」
「頼み?どんな頼みなんだよ?」
「あ いや 買い物行かないかなと 思ってさ」
「はぁ?買い物なら阿部さん誘えよ」
「いや それが和美のプレゼントだから 内緒
にしたくて 一緒に選んでくれよ 頼む!」
「プレゼントか だけど俺が行ってもな〜」
「頼むよ」
その声が携帯の向こう側で 太樹が頭を下げな
がら言ってる様に聞こえた・・・
「あ〜分ったよ 俺が行っても意味がない様な
気もするんだけど」
「いや いや そんな事ないぞ 洋二!」
「それで時間と場所は?」
「ちょっと待ってくれよ 言うぞ〜」
「フム フム OK じゃあ日曜日な」
「悪いな 洋二〜 じゃあな〜」
全く プレゼント位自分で決めろよな くそ〜
羨ましい〜ぜ〜
それにしても 折角の休みに 男と買い物とは
まぁ 白木さん誘う勇気もないし仕方ないよな
ブツブツ言いながら 眠りに就いたのでした




