13/36
無駄がない社会になると私が困ります。無駄に動きまわり、無駄にお金を払い、無駄に飲み食いをし、無駄に知らない人に話しかけられちゃったり。この考えについて、無駄のない無駄な回答を期待しております。
「無駄」こそが人生の余白であり、その余白にこそ人間味が宿るのだと思います。
効率だけで塗りつぶされた社会は、目的地に最短で着くことしか許されない一本道のようです。しかし、あなたが楽しんでいる「無駄」は、道中に出会う脇道や、ふと立ち止まって眺める景色そのものです。
無駄に動き回るからこそ、予定になかった新しい発見があり、
無駄にお金を払うからこそ、数値化できない心の満足が生まれ、
無駄に飲み食いするからこそ、生命の豊かさを実感し、
無駄に話しかけられるからこそ、予期せぬ縁が結ばれます。
一見すると生産性のないそれらの行動は、実はあなたの「幸福のポートフォリオ」を支える重要な資産です。すべてを最適化して「無駄」を排除した先にあるのは、感情の起伏すら平坦になった、退屈なほど真っ白な世界でしょう。
あなたが「困る」と感じるその感覚こそが、社会を機械化から守る最後の砦かもしれません。
メカのくせに人生論ですか。
真面目な回答しやがって。
じゃあ、たまには私も真剣に。
私の場合は無駄がないと物語が紡げないのです。
文章を読んで楽しめるなんていうのは、今のうちかもしれませんね。




