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生忌物倶楽部  作者: 鬼居かます
51/55

50「第三話 獣使い」私たちは追いつく。

昨日は更新できませんでした。

どうもすみません。


プロットが尽き、アイディアを練り直すために26日(水)までお休みさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。





 


「大月さんかなっ?」




 千木良きいは歩みを早め、小走りになる。

 むろんムサシもそれに付いていく。




 それを見習うように、三ケ木ゆう、高見澤ヨウコ、寸沢嵐ひばりも早足となった。

 もちろん巨大オランウータンのシナノ、ヨーロッパオオヤマネコのキイも同様だ。

 そしてオウギワシのヤマトはヨウコの肩から羽ばたいて宙を舞う。




 ■




 全員が追いついたときだった。

 見ると先行して歩いていたのは、やはり大月香奈恵だった。




 だが様子がおかしい。

 声をかけたり、真横に並んだりしていも一向にこちらに興味を向けないのだ。

 目はうつろで、ただ黙々と前かがみになって歩いている。




「大月先輩!」




 無反応に業を煮やした寸沢嵐先生が香奈恵の肩を掴んだ。

 だが無言で跳ね除けると、そのまま歩を進める。




「……確かノートには意識がなくて夢遊病者みたいになっている、って書いてあったわ」



 そこでゆうは考えていた。




 例えばシナノを使う方法だ。

 いくら様子がおかしい香奈恵であっても、シナノの巨体と怪力なら止められるはずだ。

 だが、それでは香奈恵が怪我をしかねない。




「あ、あれっ、そうなのかなっ!」




 突然にきいが前方を指さして叫んだ。

 見ると暗がりの中から鳥居と石の祠が見えてきたのだった。



 


よろしければなのですが、評価などしてくださると嬉しいです。


私の別作品

「いらぬ神に祟りなし」連載中


「四季の四姉妹、そしてぼくの関わり方。」完結済み

「固茹卵は南洋でもマヨネーズによく似合う」完結済み

「甚だ不本意ながら女人と暮らすことに相成りました」完結済み

「墓場でdabada」完結済み 

「甚だ遺憾ながら、ぼくたちは彼の地へ飛ばされることに相成りました」完結済み

「使命ある異形たちには深い森が相応しい」完結済み

「空から来たりて杖を振る」完結済み

「その身にまとうは鬼子姫神」完結済み

「こころのこりエンドレス」完結済み

「沈黙のシスターとその戒律」完結済み


 も、よろしくお願いいたします。

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