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26.戦果



私は抱きつき爆泣きするミオちゃんをなだめる。彼女の頭をなでなでしながら、そのギャップに殺されそうになり悶えていると、ミオちゃんは体を起こしこう言った。


「ご、ごめんね。もう大丈夫...」

「...う、うん...」


なんだこれ、ミオちゃんの恥じらう顔は犯罪級に可愛いな。

そして私は誤魔化すように宝箱を指差す。


「あ、あれ、クリア報酬だよね?何が入っているんだろう」


黒い宝箱。初、ダンジョンボスクリアで手に入れる最初のアイテムは...。


「ミオちゃん、一緒に開けよう」

「え?」

「二人でクリアしたんだもん。ほら、私の中にきて」

「...ん。わかったわ」


こちらを見てニコッと微笑むミオちゃん。


いちいち可愛すぎるだろ!と、心の中で叫んでいるうちに同化完了。


「それじゃ、開けるよ〜」

「うん」


宝箱の蓋を開く。すると箱が煙のように消え、かわりに出現したのは


アイテム《命魂種【神】》《神域ノ枝》

武器《神狩ノ剣【黒】》


おおお!?すごーい!?


「ミオちゃん!!」

「す、すごいわね...」


どれもレア度☆14ある。この世界での最高レアリティだ。ちなみに☆5くらいからなかなか入手できないレベルになる。


(これ、売ったらいくらに...ごくり)


と、そんな思いを見透かすように、ミオちゃんが「ちなみにこれ全部売れないわよ」と言った。


...はい。


「けど、この《神狩ノ剣【黒】》はかなりのモノね...」


《神狩ノ剣【黒】》

☆14 ロングソード

攻撃 2847000

防御 

魔功 3168000

魔防 

固有 《八重の剣》魔力により剣を八つに複製。剣は意のままに動かせる。使用した魔力が尽きれば消滅する。


まさに神武器!!すごい性能だ!!


「ん、ていうかこれって、あの白き少女が使っていた剣だよね?」

「ええ、そうね」

「わあ、嬉しい!あれカッコいいなあって思ってたから!」

「ふふ、良かったわね」

「二刀流できるかな」

「いまのアカリのステータスなら、筋力は余裕で足りてるんじゃない?」

「ふんふん。あ、てかさっきボス倒したときレベルアップしたんだった。えーっと...ステータスオープン!」




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


☆バトル


《アカリ》称号【神狩《絶》】

職 ー レベル96

体力 88200/88200

魔力 4498000/4498000

筋力 9567

攻撃 12386

防御 11490

魔攻 13621

魔防 13286

敏捷 8336

運  6861


《スキル》

・ー


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆




「!!?」

「...SS+を...ソロで倒したから、凄まじい経験値量ね。レベル72からレベル90に到達するなんて...」


あ然とステータスの数値を眺めていると、ふと目に入る称号。


「ん、あれ?【神狩《絶》】って?」

「クリア称号ね。その横にある《絶》というのはソロで倒した証よ」

「おおう...こんな大層な称号が」

「大層な?...アカリ。あなたはランクSS+のモンスターを倒したのよ?しかもソロで...大層なんてことないわ。おそらく誰一人達成したことのない偉業とも呼べる事なんだから...!」

「う、うん...わかった」


ミオちゃんの圧が凄い!!でも、それだけ凄い事なんだよね。実際、死に目にも何度もあったわけだし...ってか、SS+相手に良く生きてたな我ながら。いや、ミオちゃんのおかげなんすけどね?


「でもあれだよね。称号って他人から丸見えなんだよね?」

「そうね。称号はプレイヤーネームの横に固定されるから...なぜ?」

「あ、いや。恥ずかしいから非表示にする」

「えーっ!!?」

「や、ほら、変なプレイヤーに絡まれかねないし。面倒はさけたいよ」

「まあ、たしかに...ソロ称号を掲げていると、腕試しとかで絡んでくるプレイヤーはたまにいるわね。なるほど...」


複雑そうな面持ちのミオちゃん。


「でも、ま。これで...ダンジョンから帰れるね!」

「そうね!」


宝箱を開けた時に、同時に現れた青い扉。


その扉に手をかけた時。


私達の体は転送された。









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