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03 妙案


「おうちで育てているいろんなのを売っちゃう"野菜とお花のお店"って、どうかな」


 もしもし、スーミャ。


 さっきのイリーシャさんのお話し、ちゃんと聞いてましたか。


 お店とは、それすなわち"接客業"


 つまり、どんな商売であろうとも、お店となった時点で無理筋確定しちゃう駄目人間なんですよ、僕は。



「えーと、面と向かってお客さんと向き合わなければ良いんだよね」

「だから、無人のお店!」



 ほう、なるほど、あっちの世界にもあった、道端の無人直売所、ですか。


 それなら、この辺りの田舎道じゃなくて、


 各国の王都近郊の人通りの多い街道に無人直売所を設置するというやり方もアリ。


 確かに『転送』や『ゲートルーム』があれば直売所管理も楽々ですし、


 まさにそれこそが天職なような気がしてきましたよ。




「ちょっとだけ、問題があるの」


 ?



「マユリお姉さんから、あっちの世界にはそういうお店があるよって聞いてたんだけど」

「この辺りで無人のお店って大丈夫なのかな」


 うっ……




 ごめんなさい、こっちの世界のことを悪く言いたくは無いんだけど、


 成功しているヴィジョンが全く浮かんできません。


 野菜もお花も、置けば置くだけあっという間に根こそぎヒャッハーされちゃうんじゃないかと……



「警備の人を雇うと、赤字になっちゃうよね」


 商売って、難しいよね……



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