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02 提案


「"出張! なんでも『鑑定』若仙人"など、どうであろう」


 もしもし、イリーシャさん。


 唐突な上に突飛すぎやしませんか、その提案。


 何だかいろいろとぎりぎりな名称なんですけど、そもそもなぜ、出張『鑑定』?



「サイリ殿があのスキルを無制限に行使すべきでは無いことは十二分に理解している」

「つまり、スキルを使わずに仕事に活かせる、サイリ殿の唯一の特技」

「それこそが『鑑定』ではないのだろうか、と」



 なるほど、僕の『鑑定』ならディープな情報も丸見えですし、


 見るだけだったら周りに迷惑をかけることも無い、かも。


 それに『転送』や『ゲートルーム』で出張のための移動も楽々ですし、


 まさにそれこそが天職なような気がしてきましたよ。




「ひとつだけ、問題がある」


 ?



「"接客業"、ちゃんと出来るのか、サイリ殿」


 うっ……




 ごめんなさい、僕が営業スマイルで問題なく接客をこなしている姿、


 成功しているヴィジョンが全く見えません。


 むしろ、ムカつくお客さん相手にキレまくって、スキルを暴発させちゃいそうな……



「シナギ殿から精神鍛錬を教わる方が先、か」


 面目ないです……



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