表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/16

01 身の丈

『リヴァイス 52 若仙人とてんこ盛りな事案たち』の続きで、


『若仙人』サイリのお話しです。


 お楽しみいただければ幸いです。




 イシン サイリ、異世界生活満喫中、かな。



 人里離れた隠れ家的な我が家で、衣食住に不自由しないスローライフちっく生活を楽しみ、


 同居している3人の乙女たちとの、お世話したりされたりな家族的営みに癒され、


 召喚で授かったチートスキルで、"若仙人"として困っている人たちの力になる。


 

 個人的には大満足な暮らしぶりなのですが、あえて言うならもうひとがんばり、かな。


 いえ、同居乙女増量、の方向では無く、


 一家の主人として恥ずかしくないよう、定職に着くなり手に職を付けるなり、ですね。


 要するに、"目指せ! フリーアルバイターから正社員へのキャリアアップ"みたいな?


 えーと、こういう場合って"キャリアアップ"で、合ってたっけ。




「サイリ殿が務まりそうな仕事……」


 ちょっと、イリーシャさん。


 そこまで悩むほどなのですか。


 そんな見たことないほどの真剣なお顔で悩まれると、


 言い出しっぺの僕がびっくりと言いますか、結構ヘコむと言いますか……



「今のままのサイリじゃダメなの?」


 えーと、スーミャ。


 例えば将来、僕の子供が仲良しのお友だちから、


『◯◯ちゃんのお父さんのお仕事ってな〜に?』


 なんて聞かれた時に、


『一日中おうちでぶらぶらしてて、たまにお友だちのお手伝いしてるっ』


 なんて答える羽目にならないためにも、


 先を見据えた将来設計と言いますか、しっかりとした家族計画と言いますか……



「家族計画……」


 もしもし、プリナさん。


 何をお考えかは存じませんが、真っ赤になってうつむくのはご勘弁……




 ってな感じで、満喫中と慢心するのは少々時期尚早だったかと。


 つまりは、早急に身の丈にあった定職を見つけねば、なのです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ