2 異世界へ来た!? じゃあマヨネーズだ!!
「ここが私の屋敷です」
デカい! 広い! 大きい! 豪邸だ!!
「そういえば申し遅れました。私の名前はロイン・メインヒです。貴方様のお名前を聞いてもよろしいでしょうか」
俺は名乗った!!!!
「テンオさん。貴方は私達の命の恩人です。お礼に我が家の庭に生えている伝説の剣を差し上げますわ」
ナニソレカッケェ!!!!
ヤッタァ!!
庭に移動!!!!
庭だ! 広い!!
剣だ! カッコイイ!!
俺は地面から生えている剣に手をかけた!!
引っ張る!!
抜けない!!!!!!
ヘコむ俺!! 慌てるロイン!! 聞こえてきた罵声!!
「なんですの! この薄汚い庶民は! 我が家の家宝に触らないでくださる!?」
幼女だ!! カワイイ!
しかし生意気だ!! だがカワイイ!!
ロインが幼女を叱って俺に謝る!
「ごめんなさい、この子はリーロ。私の妹です。ワガママで困ってて……。今朝もサラダを食べたくないって駄々をこねていたんです」
「だって野菜って美味しくないじゃない! 味も匂いも全部嫌いよ!」
ドレッシングつかえよ! 無いか!!
じゃあアレを作るしかねぇな!!!!
異世界御用達の『マヨネーズ』だ!!!!
出来た!! 美味い! 米が欲しくなる!!!!
作り方はスマホで調べたぜ!!!!
おあがりよ!!
「なんて美味しいソース! 野菜の味が全くしない!! 素晴らしいわ!! パンが食べたくなりますわ!! あなたを気に入った!! わたしの専属シェフとなりなさい!」
絶対にイヤだ!!
俺は全力で首を横に振った!! まるで壊れた扇風機だ!!!!
「何が不満なのよ!!!!」
リーロは俺にドロップキックをした!!
俺はすっ飛んだ!!
その先に生えていた剣があった!!!!
ぶつかったら抜けた!!
俺は剣を手に入れた!!
そして俺はリーロとロインに自分の目標を語った!!
この伊勢下井 転生には夢がある!!!!
俺は世界最強になってこの異世界の神となるのだ!!!!
そのためにまずは冒険者になって有名になる!!!!
俺の夢を聞いたロインは感動のあまり涙を流していた!!
「なんて広大で素晴らしい夢! 私もお手伝いします!」
ロインが仲間に加わった!!
「何言ってんのよ、2人とも馬鹿じゃないの!? 神になんてなれるわけないじゃない! でもマヨネーズが食べたいから私も着いていくわ!!」
リーロも仲間に加わった!!
ハーレム要員2人ゲットだぜ!!!!
さて、次はギルドだ!!!!
次回! 『水晶爆散!! 怪我人13名!!』