能力
「藤本さん老けたなぁ」
とソファーに座りながら俺はテレビ番組で芸能人が出ているバラエティ番組を見ていた。
「やっぱりインスタントの焼きそばは上手い」
ソファーに座りながらテレビを見てご飯を食べている高校生の下谷 岸。
「…!?ぶふぉ」
岸は突如身の回りの物から白い文字が見えはじめ、食べている途中の焼きそばを口の中からだしてしまった。
白い文字が自分の目の前に現れ、
「なんだ!?アルファベットに数字?」
岸は口から出た焼きそばをティッシュで拾いゴミ箱に捨てた。
「強度に、耐久力、だいたい70年後ぐらいにガタが来る、この家以外に頑丈だな」
あれ?俺は身の回りに現れた白い文字がだいたいこういう事が書いていると無意識下にちょっとだけ理解できた。
「うーん、どういうことだ。ラノベでもこんな話聞かない」
俺は庭に出て盛り上がっている土を見た。
「ふむふむ。この土は大粒、中粒、小粒、総数24982個で盛り上がっているのか」
盛り上がっている土は何粒で盛り上がっていると言うことが分かる。
「もしかして、俺は鑑定のスキル的なものに目覚めたんじゃないだろうか」
もしかしたら、建築業界でこの強度は〜、この壁は〜なんて言え…いや素人が何言ってんだって言われそうだな。
「この土の総数の所いじれねぇかなぁ」
異世界、鑑定スキルで詳細を見るなんて異世界の主人公達は己のステータスを触って興奮してるよな。
ポチッ
「おお、なんか変わった。」
文字を入力するとき打つ文字の所に青い縦の棒?が点滅しているのが出てきた。
えっとこれは、入力出来るのだろうか。
俺は0と空中に手で書こうと思ったら突然土が消えた。
もしかして…と思い俺は頭の中で10000と思うと土が最初の時よりかは減ったけど現れた。
そ、想像で文字が変わるのか。
俺は数字を下手に万や十万に勝手に頭が想像したら駄目だと思い、文字入力をやめた。
意識で文字入力on.offできるなんて便利だな。
「だけど目がチカチカするな、on.offできないものか」
などとどんどん慣れてきたのかそんな事を思うと。
意識で出来るとなると便利だな。
「おぉ!戻った!。よし何も映らない」
白い文字が溢れていたがoff!と思ったらパッと戻った。
だいたいわかった。
・鑑定スキルっぽいものに目覚めたこと
・自分が理解できる所はいじくれる
かな、こんな事初めてだから間違ってたらごめんね。などと誰に言ってるか分からないがおもっていた。
俺は部屋に籠って色々と検証した。
能力で好き勝手やってみたいという欲望を持ち検証していった。
次回ぐらいに主人公の名前が出てきます。