ex3 冒険者ギルドから世界を見守る
前回のあらすじ
コータが便所の魔神ファンになった。
6年の間を開けて迷い人が再びやってくるようになってきた。
迷い人って言うのをやめて来訪者なんだっけ?地球人の連中のことだ。
異界神アンネ様がこの世界のためにと橋渡しを始めたのはあたしの両親が若い頃だったって話だ。
あたしが生まれたビガンの町は地球人の連中が渡り来る場所として定められた町だった。
なんでも、地球人はこの町に多く住む真人間と似てるっていうことで決められたんだとさ。
確かに角も生えてないし、まぁ似てるかもしれないね。
小さい頃にも迷い人は度々現れたが、それほど多くは居なかった。
この世界に渡ってすぐに放り出された大地で魔物に倒されてこの世界と切り離される者も多かったらしいね。
なんでも地球人の住む世界には魔物が居ないんで身を守るスキルが無いんだってさ。
地球人の連中は十分な準備も無く格上の魔物に挑んで倒されることが多かった。
こっちの世界で死んでも本当には死なないし、また何年かしたらこちらに渡ることが出来るらしい。
マーガレット様の魔道具の力でこちらの世界に渡っているため、死ぬと魔道具が壊れて元の世界に魂が戻るんだってさ。
あたしには細かいことはよく分からないけど、まぁそういうわけさ。
橋渡しを始めた頃はアンネ様が言うならと歓迎ムードだったらしいけど、訪れた連中が余りにも非力で世間の期待は徐々に小さくなった。
その弱っちい連中を嫌々ながら保護するしかないというのが世間の声だったけど、ダイチって地球人が現れてガラリと空気が変わったのは有名な話さ。
そう。あの有名な[罠張り]のダイチのことさ。
みんな知っているようにダイチは地球人としては珍しく、元の世界でも戦うことを仕事にしていたらしい。
ようやっとまともなのが現れたってのが当時の冒険者ギルドの評価だった。
ダイチはとても慎重な男で余計なことはしないつまんない奴だった。
地球人は弱いのに慎重なんて、わざわざ迎え入れる必要があるのかね?と当時の冒険者達の中で笑い話になってたらしい。
当然あたしの両親だってその中にいたんだけどね。
ところがその評価はすぐに変わったのさ。
彼は慎重だけど弱虫じゃ無かった。確実に魔物を討伐して、クエストをこなしていった。
『まぁ、うまいことやったよな』そんな風に言う奴も少なくなかったらしいね。
だけど3ヶ月もするとそんなことを言う奴は逆に笑われるようになったんだとさ。
酷い手のひら返しさ。
どうしてかって?ダイチはヴァース世界の我々よりもスキルに愛されてたのさ。
異世界の力を取り込んでアンネ様が作ったという異世界って分類のスキルがあることは有名だ。
冒険者ギルドで魔石が配られる【冒険者カード】や【冒険者マニュアル】が特に有名だね。
ところがそれ以外に沢山あると噂されるそのスキル群はこれまで使いこなす者はいないんで、その存在自体が眉唾ものだってのが通説だった。
ダイチはそのスキル群をどんどんと覚えていったのは今じゃ子供でも知ってる話さ。
【ステータス】や【インベントリ】なんて冒険者からしたら羨ましいってもんじゃ無いね。
あたしの親父もダイチを見て必死にスキルの習得を頑張ったけどダメだったらしい。
うちに来て大騒ぎする両親の仲間がしょっちゅう親父をからかってたのは楽しい思い出だ。
ダイチはドラゴンスレイヤーになったって噂もある。
現れて6年もするとやがて彼は消息を絶った。
「腹が減ったんでそろそろ元の世界に帰るわ」
最後に会ったという当時パーティを組んでた冒険者が彼の言葉を伝えた。
―――――――
あたしは腕利きの冒険者だった両親の影響もあって、15になる頃には冒険者としての生活を始めていた。
ビガンの町で冒険者をするってことは地球人との接触も多いってことさ。
やがてあたし達のパーティにも地球人のタケってのが参加するようになった。
両親の指導もあってあたしはその年でも優秀なルーキーだって言われてたから、最初はちょっと面倒をみてやろうって気分だった。
スキルは鍛錬をした年月がモノを言う。
訓練すればするだけ強くなって裏切らないけれど逆に言えば一朝一夕には上達しない。
若くから鍛えてたあたしがスキルに習熟してるのは当たり前の話さ。
ところがタケはどんどんスキルに習熟していった。
その頃急に人数が増えた迷い人の連中も同じようにスキルへの習熟が早かったらしい。
あまりにも理不尽なんでタケにはよく八つ当たりしたけどニコニコしててまったく堪えてなかった。
それどころか嬉しそうにしててまったく調子が狂っちまうよ。
タケはちょっと習得が難しい魔法スキルが大好きだった。
確かに強力だけど、覚えるまでが大変なんで、当時のビガンの町じゃ使い手はあんまり居なかったね。
寿命の長い森人族や魔人族の町なら違うんだろうけどさ。
タケは相変わらず体の線は細かったけど、強力な魔法の力を手に入れていった。
やがて私達のパーティはレベル3冒険者になっていったのさ。
あたしの剣技に、ラッツの弓に、タケの魔法でなかなかの有力パーティだった。
その勢いで若くて元気なゴイズとギンタークを拾って暇さえあれば二人を鍛えて、ますます調子を上げていた。
「マリー姉さん!今度ファイアリザード討伐にいきやしょうぜ!」
「俺らだって結構腕を上げたところをみせてやりますよ!」
ファイアリザードは下位の竜種でレベル4冒険者への登竜門と言われていた。
ただ、一匹一匹ならゴイズやギンタークの腕でも必死になればなんとかやれる程度の魔物さ。
いつも群れで生活しているんで油断ならないが、あたし達ならやれそうって思ったね。
その話をパーティの面子に相談するとタケ以外はみんな賛成だった。
タケは[罠張り]のダイチと同じく慎重なタイプだったから、もう少し強くなってからやりに行こうと主張していた。
だけど、あたし達はみんな、タケがそろそろ地球世界に帰る頃だって知ってたのさ。
タケが来てからもう5年になる。居なくなる前に記念になるようなでっかいことをやりたかった。
良いところを見せたかったあたし達は結局譲らずに結局ファイアリザードの討伐に行くことになったのさ。
ファイヤリザードは火山の麓に住む魔物だ。
火山の麓には開拓しても人が住めないって理由から魔の領域が残っていた。
時々討伐しないと近隣の村が襲われるので度々討伐の依頼が出て、それを受けたってわけさ。
「腕が鳴るねえ!」
「ったく、マリーはいつも楽しそうだよな。俺はあんまり気乗りしないけどまぁ【水魔法】が活躍しちゃうかもな!」
「私の弓の方が先に倒すからタケは見てるだけでいいわよ」
タケだってラッツだって結局楽しそうにしていた。
あたしはタケの笑う顔が大好きだった。
結局なんだかんだ言っても最後はニコニコしているのだ。
そんな時間はその後長くは無かった。
あたし達は下調べはしたけれど、ファイアリザードのことを良く知らなかった。
ファイアリザードの住処を目指して麓を進んでいた私達はいつの間にか周りを奴らに囲まれていた。
集団で行動するって聞いてたけどあんなに周到に罠を張るなんて!
「こんなに近寄られたら弓の良さが台無しじゃないの!この蜥蜴ども!!」
「くそっ!!いよいよ刃がダメになってきやがった!」
間合いを詰められてラッツも短剣を持って戦う羽目になっていた。
さらに困ったことに炎を発する奴らの体はあたし達の武器をダメにした。
レベル3冒険者になってそれぞれに魔道具の武器を手に入れつつあったけれど、沢山の炎の鱗を切り裂くには不十分だったのさ。
「ほら!やたらと応戦せずに囲みを破るわよ!!」
「分かったわ!南に抜けるわよ!」
「おらー!俺の【水魔法】を食らえ!【ウォーターニードル】!」
タケに良いところを見せようと挑んだ討伐だったけど、結局タケに頼ることになっていた。
彼の【水魔法】が奴らに刺さって爆発し、一匹、もう一匹と囲みを割っていった。
あれが水蒸気爆発ってことなのね。学校では習ったけどあんな風に応用できる彼は凄い。
「はー。ちょっと魔力が足りんな。マリーが持ってる無駄な魔力が吸い出せたら良かったのに」
タケはそう言うと魔力ポーションを飲み干した。
「なんならキスしてあげてもいいわよ?」
「ほら、馬鹿言ってないで囲みを割るわよ!」
ラッツの突っ込みもいつも通りだ。
そうそう、彼は【錬金術】にも通じていた。
魔具神マーガレット様が作ったっていうスキルだけど、これもなかなか習得が難しいスキルさ。
彼は難易度に関係なく興味があればコツコツとスキルをモノにした。
「はー!まじい!もう一杯!っと、マリーこれやるわ。危なくなったら飲めよ」
「あ、ありがと……」
彼がいつも付けているポーションを納めた薬ポーチを渡してきた。
魔力ポーションの残りが無くなると中にある体力ポーションを良く譲ってくれるのだ。
「俺は前に立たない男だからな!」
「兄貴はそう言っていつも無茶するんでやめて下さいよ」
ギンタークが言うとおり、変なところで意地を張って無理するので止めて欲しい。
私達はなんとか囲みを割って【ファイアリザード】の追跡から逃げ切った。
「はー!中々楽しかったな!」
「楽しく無いわよ!倒したやつも置いて来ちゃったから依頼は未達ね」
タケはこんな時でもニコニコしていた。
あたしは気がついていなかった。
「兄貴!!それ!!だ、大丈夫ですか?」
「おい!兄貴」
「あー。コイツはダメだろうな。俺は一旦落ちるけどまた数年後にゃ来られるからそれまでのお別れだな」
タケの背中は炎で焼けただれていた。あたしは頭が真っ白になった。
そうだ!体力ポーション!
「あー。マリー。これは多分ポーションじゃ足りないな。継続ダメージがさっきからヤバい。俺は死ぬわけじゃねえから、それはお前が有効活用してくれ」
「そんな!!」
「「兄貴!!」」
「タケ!!」
「そんじゃ、またな!」
叫ぶみんなとは対照的に、タケは最後までニコニコしていた。
彼が倒れると、その姿は光る泡のようになってかき消えた。
―――――――
あたしは冒険者をやめて冒険者ギルドで働いている。
タケが居なくなって張り合いが無くなってしまったのだ。
最近じゃ何故だか迷い来る人数が減りつつあるけど地球人の新人を導くことにしたのだ。
タケと旅をするうちに彼らの言葉を学んだのが幸いした。
地球人向けのカウンターで働き始めた。
ギルド長に申し入れて、新人向けの新しい取り組みも始めた。
「ほら、アンタ魔石持ってんだろ?そいつを買い取ってあげるからちょっと出しな」
「あ、はい」
地球人の面々は最初にお金の工面に失敗して無茶をしてしまうとタケから聞いていた。
そこで地球人の新人に魔石の買い取りを申し出ることにしたのだ。
これがうまく行った。
最初なぜか【ラージラット】を倒して魔石を得るけれど、使い方が分からなくて困っているとタケから聞いていたのだ。
彼らは無理をせずに狩りをするようになり、やがて【ログアウト】のスキルを得て彼らの世界に帰って行った。
アンネ様からはそろそろ試しの儀を終えて、数年のうちに一旦地球人の全員を返すと通達が出ている。
とは言え時々新たな迷い人は現れる。
今度の新人もそんな一人だった。
「すいません、冒険者カードを発行してもらいたいのですが?」
「ようこそ冒険者ギルドへ。異界の旅人は久しぶりだね。あなたはこっちの言葉で話せるのかい?助かるよ」
驚いたね!その新人はいきなりあたし達の言葉で話しかけて来たんだよ。
さらに魔石の買い取りを申し出ると、最初の狩りだってのに25個もの魔石を出してきた。
大抵の子は多くても15個ぐらいのもんだ。あたしはそこからその子……ユーキが気になって仕方なくなっていた。
その子が無理せずに【ラージラット】の討伐依頼を受けるのを見て思わずうれしくて笑顔が出るのが抑えられなかった。
その日のうちにユーキが再び冒険者ギルドを訪れた。
最初に魔石を沢山買い取ったし、他に用事は無いはずだ。
「クエスト完了したので報告させてください」
「冒険者カードと魔石を出しな」
ものすごく驚いていたけど、長くなった受付の経験が応答を返した。
さらに追加で7匹も狩ってきたらしい。急ぐ彼の行動に私は急に不安に捕らわれた。
タケも何でも無い顔をして無理をして、結局やられてしまった。
死んじゃいないって聞いていても、再び顔を見るまではそれも信じ切れない。
「ちょっと待ちな」
生き急ぐように先を進めるユーキを呼び止めて、タケから預かった薬ポーチを渡した。
彼に渡すのが薬にとってのふさわしい使い方であるように思えた。
次の日、彼は冒険者ギルドを訪れると再び【ラージラット】の討伐クエストを受けていた。
私は無理をしない姿勢に安心して思わず笑顔になった。
しかし彼はその日の終わりにとんでもない成果を持って現れた。
「クエストの報告だね。ラージラット討伐成果の魔石は持ってきたかい?」
「あっ、はい」
彼が重たそうな背負い袋をどこからともなく取り出すとその中身を見せてきた。
なんとその中にあったのは【ラージラット】の魔石で、なんと120個近くあった。
彼が持ってきた中にはそれだけなく、【ヒュージラット】の魔石が4つも混ざっていた。
【ヒュージラット】は駆け出しの冒険者が狩るには荷が重い魔物のはずだけど魔石がここにある。
それが出たとなると討伐隊を組む必要がある。
「他の魔物は見かけなかったかい?」
「えと、熊が出てきました。【フォレストベアー】とかいう…」
「【フォレストベアー】かい?おかしいね」
他に異常が無かったのか確認すると、彼は【フォレストベアー】を見たというじゃないか。
なかなか森から出てこない魔物でそいつが徘徊しているとなっちゃあ、それこそレベル3以上の冒険者を揃える必要があるじゃないの。
「はい、あのこれが魔石です」
慌てている私の目の前に魔石が置かれた。
あたしの常識が音を立てて崩れ去るのを感じた。
昨日登録に来た新人が?【フォレストベアー】の魔石?ってことは討伐したということかい?
「どのくらいの個体だったのかねぇ?何匹か居たのかい?」
彼は一匹だけだと告げた。
「きゃ!」
突然【フォレストベアー】の毛皮を出して来たもんだから生娘みたいな声を出しちまった。
恥ずかしいところを見せちまったね。
「あの、トイレいかせて下さい!」
「あー!悪かったね」
慌ててたせいで、彼がさっきからトイレに行きたいと言ってたのを聞き流していた。
さすがに我慢の限界みたいで、有無を言わせない勢いにそこそこの冒険者だった私も気圧されてちょっと悔しい。
精算を終えると慌ててトイレに向かうと、その場の冒険者が左右に開けて彼を通していたので少し胸のモヤモヤが晴れた。
ギンタークも怒気を感じたのかそこで彼を通していた。
その2日後にはユーキは、なんとグリフォンを討伐していた。
冒険者レベル3の地球人と4人で討伐したらしいが、そもそも4人で討伐できるような魔物では無いはずだ。
あたしにゃ理解できないことが起きていた。
その翌日にはユーキは再び【ラージラット】の討伐依頼を受けに来ていた。
あたしはなんかおかしくなって声を上げて笑っちまった。丁度カウンターに人が来てなくて良かったよ。
彼はどうみても強そうに見えない。見た目はほとんど新人だ。
【ラージラット】を倒すのにふさわしいぐらいの新人だ。
だけどその実力はこれまでの成果で十分に分かっている。
こんな子がいるんだね。
あたしは急に肩の力が抜けるのを感じた。ここしばらく肩肘張り過ぎてたよ。
タケが見てたのもこんな世界だったのかもしれないね。
その日のうちに試しの儀は終わり、地球人の帰還が行われた。
担当の受付だったのであたし達にはその説明が行われた。
急にバタバタと変わる状況にあたしはなんか宙ぶらりんになっちまった。
暫くして、ギンタークが懲りずに夕食に誘ってきたのでたまには良いかと思って一緒に食べに行った。
地球人が帰って寂しいだろうからキンブリー亭に行ったら案の定ガラガラだったよ。
「便所の魔神は帰っちまったんですか?」
「あん?魔神様?便所の魔神って誰のことだい?」
ギンタークが不意に変なことを言い出した。いろんな話を付き合わせるとどうやらユーキのことを言っていた。
「彼は[便所の魔神]って呼ばれてるのかい?」
「そうなんすよ。おかげて俺も【AFK】覚えたんでさ」
あたし達はユーキの話で盛り上がって、思わず長居しちまった。
あんなに笑ったのは久しぶりだったね。
それからちょくちょくギンタークと飲んではユーキの話で盛り上がった。
ギンタークの奴もいつまでもフラフラしていると思って居たけど、ユーキの影響を受けていつの間にか一人前の冒険者になっていた。
そいつが急に居住まいを正して求婚してきた。こんな所がちゃんとするなんて、ずいぶん成長したもんだね。
前はタケのことがあってそんなこと考える余裕が無かったけれど、素直に受けることが出来た。
ユーキの一件で地球人はあたし達とは大きく違う、別の役割を負った存在だって思い始めたんだ。
タケのことをどこか待っているような所もあったけど、ギンタークと結ばれるのがあたしにはふさわしいと思ったのさ。
―――――――
あたしは2人の子供を育てながら冒険者ギルドで管理職についていた。
あれから冒険者ギルドも変わった。次元神様がギルドの建物を拡張してくれたし、再び地球人が訪れるようになった。
「おう、元気にしてた?」
「あら!あんた!」
そう、タケもやってきた。
何年も経つのに相変わらず20前後の姿で現れて本当にずるい。あのときの姿のままだった。
こっちはもうすっかりおばさんなのにタケは若々しかった。
一緒に時を歩むことが出来るギンタークと結婚したことを改めて幸せに感じられた。
可愛いうちの子供も抱いてもらった。
「まじかー!マリーとギンタークがなー!ちょっと妬けちゃうな」
相変わらずニコニコしていたけど、ちょっと悲しそうな顔をしていた。
あたしと同じようなことを感じたのかもしれないね。
地球人の来訪者は増えていたけど、ユーキのような存在はまだ現れていない。
そう、彼はまだ顔を見せない。でもまたひょろっと現れて私達のことを驚かせるって知ってるんだから。
それまでに驚かないように心の準備をしなきゃね。
アンネ様の言葉を借りれば、彼はこの世界を切り開く存在だって話さ。
冒険者ギルドとしても十分にサポートできるよう、そっちの準備は万端さ。
今日はまた一段とギルドが騒がしい。そろそろ彼が現れたかな?!
旦那と話すことがまた増えちまうね。
次話「ex4 道場主は先を目指す」
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