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ex2 女神様の残滓と便所の魔神

前回は2章終了時のステータス紹介

8月1日、学生は夏休みで、工場系に就職した友達は長期連休があったりするらしいがSEには休暇は無い。

そんな中、職場の先輩と一緒になって準備を進め、明日を休みに調整してある。

俺の名前は真壁(まかべ) 耕太(こうた)専門学校を出てネットワークエンジニアになり今年で社会人3年目になる。


ゲーム機をセットしベットに寝転がりながらゲームを起動してカウントダウンの表示を眺めている。

今回は全裸で待機などしない。あれは辛い思い出だ。風邪を素早く治すのために病院で怪しげな注射を打ってもらうはめになった。

【スキルクリエーターズワールド】あまりぐっとこないこのタイトルのゲーム体験は衝撃的なものだった。

βテストを始めた時この感動を伝えられないことがもどかしかった。なぜかこのゲームに注目している人はあまり多く無かった。


今回は大丈夫だ。職場の先輩も一緒に遊ぶ予定になっている。

前回も一緒に遊ぶつもりだったのに、配達業者の誤配送でゲーム機が受け取れないとか悲惨すぎるわ。

SEは昼夜が逆転しているから配送センターに取りに来て下さいとか言われても苦行すぎる。


その先輩は有川(ありかわ)恒樹つねき。職場の3つ年上の先輩だ。

とは言っても趣味が似ているので友達のように付き合っているし偉そうにしないのでそこは尊敬している。


やがてゲーム画面のカウントダウンが0秒になると周囲が暗転した。

前回同様ナビゲート役の冒険者ギルドの職員服を着たお姉さんが語りかけてきた。


『名前を決めて下さい』


あれ?設定継続じゃ無いのかよ!

待てよ。前はコウタと入れたら、やたらと変なアクセントで呼ばれて気持ち悪かったから。コータで行こう。


「コータでお願いします。真ん中は伸ばす記号で」

『承りました。コータ様ですね?」

「はい」


キーボードでいちいち入力しなくて良いのは良いよな。

他ではあまり見ないインターフェースだけどそのうちみんなこうなると良いな。


『続けて見た目を選択してください。表示された姿に手を触れることで決定されます』


おお!やった亜人解放来たか!!と思ったがそうでは無いらしい。

目の前に3枚の全身鏡が立っており、左側に高校生ぐらいの俺が、真ん中に現在の俺が、右側にちょっと年取った俺が写っている。

なんとなく普段の自分より心なしか格好良く修正されている気がする。

そして右側にもう一枚全身鏡があり、そちらにはマッチョな感じの人物が写っている。おそらく俺がマッチョになった感じなんだろう。

結局種族解放は無いのか。無難に今の年齢の鏡に手を伸ばした。


『見た目を決定しました。β経験者のゲーム開始地点は冒険者ギルドとなりますのでご了承下さい。それでは、より良い体験を通じてスキルを生み出されますように!』


もう一度暗転すると、冒険者ギルドの訓練場だった。ここは見覚えがある。

周りにも次々とゲームプレイヤーが現れている。みんな安定のジャージだ。


「よし【ステータス】!」


■■■

 コータ(地球人(アースリング)・男)

 能力値

  体力 75 /75

  魔力 57 /58

  筋力 81

  器用 50

  敏捷 73

 スキル

  ・身体

   【筋力強化】1

   【体術】1

   【病気耐性】1

  ・武器

   【斧術】3

  ・加工

   【解体】1

  ・異世界

   【コンソール】1

   【ステータス】1

   【冒険者カード】2

   【冒険者マニュアル】1

 装備

  右手 鋼の斧

  左手 なし

  頭部 なし

  胸部 来訪者の服

  腕部 なし

  脚部 来訪者のズボン

  足部 来訪者の靴

  持ち物 来訪者の背負い袋

 所持金

  40,350(ヤーン)

■■■


よし!βテスト時代に必死に上げた【斧術】が残っている。これで行ける!

ん?なんか違和感があったな。あれ?ジャージって迷い人のなんとかだったはず。なんか違うのか?


■■■

来訪者の服

 見た目がジャージ上の防具。【生活魔法】の力を備える。

 装備した者の装備品まで効果が及ぶため使いやすい。 洗濯してもすぐ乾く

■■■


「なんだこりゃー!迷い人装備返してくれ~!」

なんか凄い耐性スキルついてたじゃん!これ何だよ!【生活魔法】って何だよ!他もか?


■■■

来訪者のズボン

 見た目がジャージ下の防具。【染色】スキルの力を備え装備の色を染めることができる。

 装備した者に快適さを提供する。洗濯してもすぐ乾く

■■■


おい!なんだこれ!ふざけてんのか?確かにβ時代はジャージ一色でキモいってのがプレイヤーの間での笑い話になってたけどこれは無い!


■■■

来訪者の靴

 運動靴。【疲労耐性】の力を備える。装備した者は疲れにくくなる。

■■■


靴はうーんと、まぁこんな感じだったかもしれんな。まあ良いか。


■■■

来訪者の背負い袋

 ナップサック。見た目より丈夫で長持ちする。冒険に最適。

■■■


ひでえ!背負い袋に至っては魔道具じゃないじゃん!

確かに10%ぐらいじゃ変わんねーよってのがプレイヤーの中での通説だったけどそのまま削るか?普通。


「くそっ!アレがねえ!!」「うわああああ。俺の杖がねえ!」


周りからも 似たような悲鳴が聞こえる。

βテストはお試しだったからイージーモードだったってのか?

俺はずっと【病気】状態と戦ってたから終始ハードモードだったけどな。

とりあえず斧が手元にあって良かった。β時代に導入の剣と交換で手に入れた斧だ。


そうだ、先輩だ。確か北門の先で鼠と戦ってるはずだ。

そのうちギルドに来るからちゃんと待っておこう。


「ようコータ!お前が言ってた通りの展開だったぜ!」


間もなく先輩が冒険者ギルド前に現れた。先輩はプレイヤー名を「ツネ」にしたらしい。

呼びやすくて良かった。見た目もまぁいつもの先輩より目が眠たく無いぐらいであまり違和感が無い。


―――――――


今回も冒険者ギルドにご厄介になりながらゆるゆると行くか。

突然だがこのゲーム世界には奴隷が居ない。リアルなファンタジー世界にログインしたときに奴隷ハーレム!と一瞬思ったのだが全然無理だった。

ゲーム倫理機構の仕事なのかもしれないがこのゲーム世界の冒険者ギルドがかなり偉い。

何も働いて無くても食い詰めたら冒険者ギルドが町の東門の先で朝昼晩と炊き出しをしているし、仕事を斡旋してくれるので普通困らない。


ちょっとやる気が無いと冒険者ギルドの職員がすげえ勢いで労働を迫るのでまぁ社会復帰も早いだろう。

冒険者ギルドの負担が大きいよなと思って職員に聞いたら、異界神様が個人的に負担してくれているそうだ。

なにその女神!というか普通に女神だったな。あのタイトル画面のアイコンの美人の人だ。


β時代は【病気】だったから後一歩で女神様に会えなかったけど、とある掲示板で情報収集は完璧だ。

その情報とはギルドの講習会だ。講習会に参加することでスキルが覚えられると知ったのだ。


早速ツネと一緒に講習会に参加することにした。日本語が書かれているカウンターは……あれ?カウンターが増えてる。

しかも全部のカウンターに日本語を話せるギルド職員を配置したようで、日本語のプレートが付いている。


ギルド職員さんに聞いたらもう午前の講座は終わっているようで、午後は【解体】【ウィスパー】と整備系の講座が予定されていた。

俺が【解体】を持ってるので二人して【ウィスパー】を習得することにした。


プレイヤーで講習会に参加してる奴はまだ多くなかったため、丁寧に教えてもらってツネと一緒に【ウィスパー】スキルを覚えた。


『コータはスキル【ウィスパー】を習得しました』


「よっし!これで10個目!!」


すると脳内でインフォメーションの声が続いて、コンソールにメッセージが表示された。


『あなたは10個のスキルを獲得されました!おめでとうございます。

次はチュートリアル最後の試練です。ビガンの町周辺フィールドのボスモンスターを討伐しましょう。

冒険者ギルドでボスモンスターのクエストを受けると良いでしょう』


「え?!女神様は?!!!!」


その後プレイヤー間の情報交換で、正式版では女神様による面談イベントは削除されたらしいことが明らかとなった。

どうやったら女神様と会えるんだろうか、その時はそれしか考えられなかったが、このゲームはとても面白かった。

あっという間に女神様のことを忘れてゲームにのめりこんだ。


前回はずっと病弱状態でハードモードだったため、今回はとても楽しかった。

やっぱり全裸でゲームをするのは良くない。そう心に刻んだ。


―――――――


もう正式版が始まって3年が経つ。まぁログアウトすると1日も経ってないけどな!

そういえば、そんな説明を女神様にして貰えたはずなんだよな。マジで全裸待機していた当時の俺を殴りたい。


俺も【斧術】がレベル4になっていた。やっぱりファンタジー世界は力任せに斧でぶん殴るのが正義だよな。

【剣術】とかちまちまやってないで質量でどかーんと行くのが王道だろう。


そんな斧の力を借りて最近じゃプレイヤーの中ではトップの一角を走っている自覚がある。

防具だって全身鎧のいいやつを手に入れてとうとうジャージのみを脱出したところだ。

そろそろ活動領域を広げようと思ったが、ツネの奴が結局【AFK】を覚えられないとか言い出しやがってビガンの町に後戻りだ。

だからあんだけ魔神の木をお参りしとけ!って言ったのに全く聞かねえんだもん。


魔神の木はプレイヤーの救済策と言われていた。

βテスト時代は高難度クエストの報酬だった【AFK】がお参りしただけで習得できるという破格のイベントだ。

【AFK】はリアル指向のMMORPGならではのスキルで、トイレ要らずになるかなり重要なスキルだ。

βテスト時代の末期にあるプレイヤーがその習得方法を切り開いたとか言われているけど、どうせ運営が書いたシナリオだろう。


ツネも反省しているようだし、仕方ねえからビガンの町まで久しぶりに戻ってきた。

ビガンの町は規模の割に相変わらず栄えていた。中央広場にあった魔神の木の行列はますます馬鹿げた規模になっているがまぁ仕方ないだろう。

行列に並ぶツネを待つ間、なじみのサンドイッチ屋で食事を取ることにした。


ん?あいつのジャージ3本線じゃねーか?!間違い無い!あれは迷い人シリーズだ!


「よう!ご同郷!相席いいすか?」

「えーとこんにちは」


冒険者を3年もやると流石に度胸も付いてくる。全く知らないやつだがどうせプレイヤーなんだからよっぽどじゃなきゃ平気だ。

この世界のNPCは時折本当に恐ろしい奴が混ざっているから気をつけなければいけない。

先日も挨拶の仕方を間違えたら殺されたってんで、この町の剣術道場の道場主がおっかねえとプレイヤーの中で話題になっていた。


そのジャージの男は名前をユーキと言った。

【AFK】サンドを食べているので、間違い無くβプレイヤー経験者だと思うのだがどうも会話が噛み合わない。


「あんたのそのジャージさ~迷い人シリーズだよね?!どこでそれ手に入れたの?」

「え?コータさんもβプレイヤーだったんですよね?始めから持ってる奴ですよ」


なかなか要領を得なかったが、段々分かってきた。

ユーキは誰も手に入れられないネタスキルといわれた【ログイン】を習得しているらしい。

β時代に魔境開拓地の領主のクエストをクリアするとスキル魔石を貰えるのだが、飲んでもスキルが覚えられないといわれたアレだ。

何人も何人も挑戦したらしいが、【ステータス】を見ると【ログイン】の魔石と書いてあるのだが、飲んでも習得できなかったらしい。

よく考えればゲームを始めれば自動的にログインするわけだからスキルがある必要ねーじゃんということで、開発中のシナリオが間違って残ったのだろうということで決着していた。

ユーキはその【ログイン】スキルのボーナスで迷い人シリーズのジャージをもらったらしい。


「ジャージはその謎の【ログイン】スキルの報酬なのかー。じゃーしょうがないわ。【生活魔法】は【洗浄】と【着火】が超使えるしな」


実際【生活魔法】は【洗浄】【着火】が使えるので冒険がずいぶん楽になったので結果として救済策ということでプレイヤーの中では意見が一致していた。

ただ、迷い人シリーズはそれ以外にもいろいろ利点があったから欲しかったんだがしょうがねえ。


ユーキは【ログイン】スキルの特典について異界神様に教えてもらったらしい。というかさっきまで会ってたと言い出した。

なんだと!すげえ羨ましい。β経験者で女神様に会えた奴は全員がすげえ美人だったと言うので会いたくて仕方が無いのだ。

その女神様に会える機会が増えるなんて!【ログイン】か。病気でのたうってた俺にはまぁ無理だったな。


やがてツネが帰ってきた。

あれだけ『覚えられねえ!!』と言っていた【AFK】をあっさり習得出来たらしい。

ユーキが魔神の木に御利益なんてあんの?とか言い出して、なんて不敬な奴だと思って憤慨していたが、ツネが【AFK】を覚えたと聞いて少し溜飲が下がった。

昼飯も食ったので、そろそろ解散すっかと切り出した。

そうそう。女神様に会えるなら連絡くれと忘れずに言っておいた。

【ログイン】を持ってるだけで違うシナリオに分岐してるみたいだからな。


ユーキは【ウィスパー】が冒険者ギルドで覚えられることも知らなかったらしい。本当に変な奴だな。

それだけじゃなかった。いろいろと変な奴だった。なんでもβテストの4日でボスモンスターも討伐したらしい。

本番になったら強すぎて倒せないと話題のグリフォンだ。

みんなから聞いた話じゃ、βテスト時代だって4日なんて猛者は聞いたことが無い。

聞けば今日が初日だってのにスキルをもう40個も持ってるらしい!!俺の7年と同じかよ!なんだそれ!


俺はずいぶん嘘つきな奴だな。そう思っていた。

さっきも魔神様の木のことを悪く言ってたしどうにも信用できない。

いよいよ解散しようかと思ったその時。ヒロシって奴が現れた。


「あれ!ユーキさんじゃないっスか?」

「あ!ヒロシさん。先日はどうも!」

「あはははは!ユーキさん!あんた便所の魔神とか!!ぶはははははははは!!!!おーい!ここに便所の魔神様がいるぞー!!!!ぷっ!あはは!」


おい!なんて不敬な奴だ。

ゲームのシナリオだろうがプレイヤーの多くに恩恵を与えている便所の魔神様の存在を騙るなんて許せねえ。

こいつどうしてやろうかと2人を睨んでいたその時、歌唱道場の道場主がやってきた。

その人はこの広場を整備してるってんで有名なおっさんだ。

そのおっさんがやってきて突然土下座すると信じられないことを言い出した。


「便所の魔神様!!!私が間違っておりました!!!!再びお会い出来て光栄です!」

「は?!」


まじか!!え?魔神様?誰が?え?ユーキが?いや、いやいやユーキ様が?!

思わず拝んでしまった。横見たらツネも拝んでる。そりゃそうだ。今さっき恩恵にあずかったばかりだからな。

あの魔神様はNPCなの?プレイヤーなの?と混乱しているうちにどこかに連れられて行ってしまった。


そしたら、さっきのヒロシって奴が話しかけてきて、魔神様と何話してたのかとか聞いてきたので少し話をしたんだが、どうやらユーキ……様の話は本当らしい。

なんでも初心者同然だったユーキと一緒にボスモンスターのグリフォン討伐を殺ったらしい。なんかすげえスキルで一発で倒してたとか言っていた。

ヒロシって奴といろいろ話してみると、チャラチャラした言動からは分かりにくいが、かなりの熟練プレイヤーだった。

こいつが言うなら本当なんだろう。

便所の魔神様の伝説は事実だった。すげーやつがいるもんだ。


少しあやかりたい。ツネも何も言わないけど同じ気分に違いない。

なんとなく二人してビガンの町に逗留し続けた。

すると間もなくプレイヤー周辺で魔神様の噂が流れてきた。

どれもこれも嘘くさい噂だが俺には分かる。

これはほとんど本当のことだ。


曰く、新しい武術を生み出しただの、曰くあのおっかねえ剣術道場の師範代に勝利しただの、果ては道場主を圧倒しただのという噂だ。

流石に最後の道場主の件だけは本当だとは思えなかったけどな。

やがて、剣術道場に行くと【見取り稽古】っていうすげースキルが習得出来るという噂が流れた。

俺は本当に違いないと思って道場の門を叩いた。ヒロシってやつもそこに来ていた。

考えることは似てるな。


そこで見かけた魔神様は尋常じゃなかった。

あの動きは何だ?あの剣技やべえって、剣先が見えない!

【剣術】のレベルがおかしいとしか思えない。

しかもなんか時々剣が周りを飛んでて支援付きなんだよ。


このゲームはそんなゲームだったっけ?

剣と魔法の世界だけど、飛行する剣とかここでしか見たこと無いわ。


あれは本気でやったら確かに道場主でも負けるかもしれん。そんな風に思ったわ。

道場主のお嬢様が惚れてるという噂が流れたがそりゃ俺でも惚れるわ。そんな凄さだった。


便所の魔神様のことを魔神様って言うとおっかねえ剣が飛んでくるからいちいち呼び直すハメになるけど、俺の中では魔神様だから譲れない。

心の中だけでそっと呼んでおこう。時々間違えそうになって剣が飛んでくるけど寸止めの優しさだからな。


そう優しさだ。時々、剣術道場のおっかねえ噂を知らないアホが現れては相変わらずぶっ殺されてた。

この道場は道場主だけじゃなくて、師範や師範代もまじでやべえ。

礼儀知らずは躊躇無くぶっ殺してた。あ、いや違う。半殺しにしてた。


これまでぶっ殺されたという噂が流れていたが、これまでも半殺しにして転がしたぐらいだったらしい。

それでも、このゲームは本当に痛いときは死ぬ勢いで痛いからな。

多分死ぬような痛い思いをしただろうけど、このゲームが回復魔法がある仕様で、本当に良かったな。


ある日、魔神様が道場を離れることが発表された。お嬢様も一緒に行くらしい。

そりゃ、あの実力じゃ、もう他のクエスト行きたくもなるわな。

噂じゃ、魔境を目指すらしい。あのおっかねえ道場主のルーファスさんが何度も死にそうになったという曰く付きの場所だ。


俺らも行ってみたいが、もう少し実力をつけることにしよう。

道場の女の子達も可愛いしね!

【斧術】目当てに道場に来たけれど、今じゃ女子勢が熱い【短剣術】チームに参加している。


ミーアたーん!!ハアハア!


次話「ex3 冒険者ギルドから世界を見守る」


今日明日は下記の時間に閑話をアップします。

土 09時:ex1 データ(ステータス)

土 15時:ex2 閑話1

土 21時:ex3 閑話2 ←次ここ

日 09時:ex4 閑話3

日 15時:ex5 閑話4

日 21時:ex6 データ(登場人物)


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