ex5 休日とOBトーナメント
前回のあらすじ
異界神様は自称半人前。ユーキの出現にびっくり
ちょっと閑話のくせにオチが弱くて長すぎるので飛ばしてくれてもOKです。
βテストが終了が告げられるとゲームのメニュー画面が表示された。
ヘッドセットとグローブを外して、大きく伸びをする。
机の上にあったスマホを確認してみたが、確かに7月30日でゲーム内で言われたように数時間しか経っていなかった。
なんとも不思議というか気持ち悪いというかそんな気持ちだが、意外と頭はスッキリしている。
さっきゲームを始めようとした時のことをはっきり覚えている。
まだ早い時間だったけれど気分転換に外に出ることにした。
なんとなく大学時代に良く行ったコーヒーショップまで足を伸ばす。
惰性で同じ地域に住んでいるが、ずいぶんとここには来ていない。
コーヒーショップに入るといつものカウンターの隅に陣取る。
隅が好きという五味のやつと無言で席の取り合いをしたのが懐かしい。
夏休みのせいかマスターじゃなくて若い女の子が接客をしていた。
この子も大学の後輩なんだろうか?
やけに慌ててメニューを取りに来たので、迷いようの無い日替わりランチを頼んだ。
いつも頼んでいたメニューは覚えるのが大変かもしれないしね。
家からここまで歩いてきたんだけど体は快調だった。
ゲームの中では何日も過ごしていた訳だけど、特に疲れも無い。
むしろここ何日より体調が良いぐらいだった。
休みに入ったという気分的なものだろうか。
そういえば武蔵の奴が『休みになったら飲みに行こうぜ』ってメールを度々寄越してたな。
ずっと忙しくしてたから返事を滞納したままだったけど、長い休みをもらったことを連絡しとくか。
えーっと
『勇輝です。長めの休みを貰ったからいつでも飲みに行けます』
これでいいか。
メールを発送すると即電話が鳴った。あ、武蔵だ。
「はい、勇輝です」
オリンピック出場権が無くなった話を誰かから聞いていたらしく、休職でもしたのかと思って焦って電話してきたらしい。
『今日は月末で平日なのに余裕あるんだな』と言ったら、嬉しそうに『そんなわけあるか!』と怒られた。
「ほ~い。出来たぞ」
電話を終えるといつの間にか出てきたマスターがいつものジャンバラヤを持ってきてくれた。
「あれ?日替わりランチって注文したような?」
「アホか、お前有名人なんだからバイトのさっちゃんだって知っとるわ」
バイトの子はさっちゃんと言うらしい。有名人だった覚えは無い。
ありがたくいつものジャンバラヤを頂く。食後のコーヒーとのギャップが良いんだよね。
夏休みの昼時のせいか、大学生らしき集団がちらほら来店している。
集団をぼーっと見ていると一人こっちに近づいてくる。
「勇輝さん!なんでここに居るんですか?!」
あれ?もう大学に知り合いは居ないと思うんだけど…ああ!神山か。
神山 悟は2個下の後輩で、確か部長をやってたはずだ。
その後、武蔵と同じゲーム開発会社のプログラマーになったはずだったけど、なんでここに居るんだろうか?
「あれ?悟じゃん。何やってるの?」
「僕は大学でARスポーツ部の合宿やってるのでOBとして指導に来てます。採用活動枠で業務扱いですよ」
「へーそんなのやってたのか」
なんでも、いつもやってるけど僕は捕まらないので対応が武蔵に一任されてたらしい。
「そんなことより、勇輝さんこそどうしてここに?噂通り本当に会社やめちゃったんですか」
「え?!なにその噂」
「結構有名ですよ。有力プレイヤーの勇輝さんの出場権をJOCが認めなかったから海外に移籍するんじゃないかって。
海外メーカーに就職した内海先輩とかがスカウトに来てるとかいう噂もありますよ」
「無い無い!オリンピックに出たかった訳でもないしね」
「あれ?いつもメダルを取ってやる!って言ってませんでしたっけ?」
「うん?メダルは欲しかったけど別に出場したい訳じゃ無い」
なんか僕がメダル収集が趣味って話は知らなかったらしい。
そういえばあまりに同じ趣味の人に会わないからここしばらくは言ってなかったな。
再び電話が鳴った。また武蔵だった。
「はい。勇輝です」
「お前明日母校来いよ。俺も休み取ったから合宿参加するぞ」
丁度その最中の神山と話をしてたところだ。
「あー合宿。今ゴンゾ来てご飯食べてるんだけど、神山が参加してるって言ってる」
「何お前、ゴンゾ行ってんの?俺もパスタ食いてーな。とにかく明日来いよ」
「分かったよ。集合時間とかは神山に聞いとくわ」
「オッケー。じゃーな」
けたたましい奴だ。例のゲームも明日は一日メンテナンスらしいし丁度良いか。
ゴンゾはこの店の愛称だけど本当の名前は知らない。この店は看板も出てないし。
「聞こえた?なんかそういうことらしいよ」
「聞こえました。毎年7月31日のOBによるエキシビジョンマッチは続いてるんですよ。
ここ数年は渡辺兄妹と五味の3強が崩せなかったんですけど、これは楽しみですね」
渡辺兄妹は武蔵とその妹で4つ下の後輩のさくらちゃんのことだ。
「なにその他力本願!悟も頑張れよ」
「僕だって頑張ってますよ。武蔵さんが職場にシミュレータ設置したんで開発の合間にちょくちょく乗ってます」
「へー。武蔵もゲーム開発者になったからプレイヤーやめるのかと思ってたけど続けてるのか」
「うちの会社は部活動も活発ですからね。結構強いチームですよ」
僕と神山は結局、そのままゴンゾで夕方まで話し込んだ。
あいつ、仕事扱いなのに、学生達を放置してたけど良いんだろうか?
───────
翌日はスーツこそ着なかったけど、外回り用の装備を持って出かけた。
エキシビジョンマッチをするような道具は、よく実演を求められるのでいつも持ち歩いている。
ちょっと眠かったが、こういうときの武蔵は朝が早いからさっさと行くことにした。
昨晩は家に帰って、ゆったりβテストの情報を探したけど何も出てなかった。
みんな守秘義務とか守ってるのか偉いなあと思いつつも何かあるはずと探して夜更かししてしまった。
公式サイトも回ったけど、β時代の情報と変わらず、見たこと無い景色のスクリーンショットが増えてるだけだった。
ちなみにグリフォンを倒した湖畔のスクリーンショットもあった。
あくびをしながら大学の門扉をくぐる。
特にチェックはなく部室棟までまっしぐらに向かう。
新設大学なので高さ方向がある建物ばっかりなのでアクセスはイマイチだけど流石に体が覚えている。
最近も営業で来てたこともあるしね。
大学3年の時に設置されたARデバイス用のアリーナには早くから人が集まってきていた。
学生ばっかりじゃ無くて、類似分野の研究をしている教授や共同開発している企業の人もいるようだ。
「おはようございま~す」
「お!おはよう!渡君!」
顧問の安田教授がなんかビックリした反応をしている。あれ?神山から聞いてないのかな?
なんか周りがザワザワしている。
「あ!阿修羅じゃん」
誰だそれを言うのは?昔の通り名で呼ぶのは恥ずかしいからやめて欲しい。
コントローラ3個で戦うから阿修羅とか安易すぎる。
ちなみに武蔵はコントローラー2個なのでそのまま二刀流で武蔵と呼ばれていた。
僕は部員不足の対策として特にレギュレーションに抵触しなかったので一人3役をやり始めた。
そしたら武蔵が「お前に出来て俺に出来ない事はあってはならん!」
とか言い出して同じ事をやり始めたが2つまでが丁度良かったらしい。
「あ!斎藤さん。ご無沙汰してます」
「やあ!渡君、篤仁から聞いてるよ。元気そうな顔でなによりだ」
斎藤さんは同僚の斎藤の親父さんで、サイコカンパニーという仮想キーボードの開発会社の社長だ。
僕はコントローラーとして脳波で操作するという仮想コントローラーを利用させて貰っていた。
医療用途の分野でトップを走る企業の一つだ。こんなところで遊んでて良いんだろうか?
僕が学生だった頃より観客が豪華だった。
いつの間にかアリーナに観客席が増設されたのはそういう理由なのか。
「勇輝さーん!部室集合でーす!」
あ、神山が呼んでる。アリーナに来たら到着した気分になってた。
そういえば部室に集合だって言ってたっけ。
部室に行くと既に人が一杯だった。
「ちょっと多く無い?今日は水曜日なんですけど」
「渡が来るって言ったらみんな急に参加に変えやがって!毎年誘ってる俺の身にもなれ!」
畑山さんが笑いながらそう言った。畑山さんはARスポーツ愛好会を立ち上げた発起人で初代会長だ。
ちなみに武蔵が部に昇格させたから初代部長は武蔵だ。ちょっと面倒くさい。
「神山がうるさいから午前中はボット戦で、午後から対人戦な。
試合はペア戦で、ルールは早期決戦にするためクラッシュアウトな!渡は一人でいいぞ」
毎年は個人戦でやってるらしいが、今年は参加が多かったのでペア戦になった。
クラッシュアウトは相手サイドの見えない両サイドからスタートして、エリア中に点在するのダメージゾーンに相手デバイスを落とした数を競う。
ARデバイスの性能はほぼ一緒なので当てる角度や気づかれずに接近する精密操作あたりが肝だ。
オリンピック採用になった弊社のデバイス制御を使って貰ってるので一人で複数台制御できるが、本日は10対10で20台による対決だ。
壮大なトーナメントが組まれた。年代別対抗戦の形になったが、僕と武蔵は別チームに割られた。
「ダブルワタリは存在が反則なので別チームで」
いつまでも若いと後輩に人気の米山先輩の言だ。米山先輩はeスポーツの女子プロプレイヤーだから勝敗へのこだわりが凄い。
「おーい竹下!これうちの販促品だけど景品なんかに使って」
「えー。あなたが渡せば良いでしょ?」
ぶつぶつ文句を言いながら竹下が受け取った。彼女は同級生のマネージャーだったので面倒見が良い。
渡したのは動物さんシールの派生商品の手帳とマグネットだ。
動物さんシールは流行が一回りして下火になるかと思ったが、いつの間にか動物さんシール使いこなし術とかいう本が出てた。
社外の整理術で有名な人が書いた本で、田波部長や後輩の柴田が顔出しで手帳の例を出していた。
二人とも見た目は美人だからこういう時にいろいろ駆り出されて大変だよな。
いつの間にか動物さんマークは社員証や名刺にも付けられている。
動物は自分では選ばせて貰えず勝手に決められて、僕のは狸だった。
「先輩は昼行灯な感じが狸って感じで丁度ぴったりですよ」
とは柴田の弁だ。
佐々木の奴が僕をイメージして狸のイラストを描いたことは誰にも言ってないのに。
―――――――
午前中は自動操作部門の試合が行われた。
弊社の制御システムはオリンピックにも採用してもらるように他社製のARデバイスやコントローラーを接続できるようにしている。
弊社デバイスでなくても動く汎用性の高いシステムを組んだと葛西が威張っていたが確かに凄く良く出来ている。
他社製だとちょっとラグが気になるかな?という感じがあるらしいけど開発を離れたので詳しいことは知らない。
最近では操作部分のインターフェースをデータベース担当の藤本が汎用化して公開したので自動操作での競技も進んでいる。
共通化も進んで他社製デバイスも良くなっているみたいなのでうちも頑張って欲しい。
自動操作部門はこれまで整備で貢献していたメカニック系の人が盛り上がる部門だ。
藤本が汎用化して操作インタフェースを公開したのをきっかけに爆発的に広がった。
eスポーツなんかで自分の操作を複製したAIと対戦してトレーニングする手法がARスポーツにもやってきたのだ。
そのまま面白いからといって自動操作同士を競わせる部門として成立した。
この部門は神山の主戦場だ。
オリンピック出場権を失ったのは内海先輩が海外メーカー在住で僕が強いと触れ回ったせいだという噂があった。
先ほどまでみんなから追求されまくっていた先輩がこう言ったのだ。
「俺のせいじゃなくて、それ完全に神山のせいだわ。
神山の自動操作がうちのプロ用のトレーニングで使われてるんだけどほとんど勝てないんだぜ!
こないだもパイロットのマークが怒って壁殴ってたわ」
なんでも、神山が作った僕の操作をトレースした自動操作プログラムのその名も【阿修羅さん】が神山先輩の会社でトレーニングに使われているらしい。
自動操作プログラムの作成は自由だけど販売するときにインタフェース仕様の権利を持っている弊社にお金が入る仕組みだ。
「ち、違いますよ。勇輝さんの方が断然強いですもん。
結構自信あったんですけどテスト対戦で100回やって100回負けですよ!自信なくなりましたもん。
ボットの販売プロフィールにも本家には勝てませんって書いてありますから!」
なんでも、現状の自動操作では状況判断しながら操作にフィードバックするとコントローラ操作は4個が限界らしい。
今度はみんなが僕のことをみてあきらめたような表情になった。
思わず神山をジーっと睨む。
「勇輝さんも出して良いって言ったじゃないですか!共同販売の形で分け前も渡してますし」
「あーそんなことあったかも」
そうだった。そんな約束だった。全然口座見てないから忘れてた。
ふと回りを見ると僕がみんなに白い目で見られていた。ええー。
ちなみに【阿修羅さん】はバージョンが5まで進んで、全国大会を2連覇中らしい。
あれってそんなに強かったっけ?自動操作の世界はよく分からない。
結局午前中の自動操作部門の決勝は神山の【阿修羅さん】と五味の【八面六臂】だった。
それ両方とも阿修羅だよね?五味はロボットの操作系を専攻する研究者で、その一環で僕の操作の癖を研究してるからしょうがないけどその名前はやめて。
結局優勝は五味だった。淡々とした五味と悔しがる神山のコントラストがほほえましかった。
優勝の副賞はゴンゾのパスタ一年分食べ放題券という名の回数券だった。
あとで後輩に振る舞われて、先輩の面目を保つのに使われるらしい。
―――――――
お昼を久しぶりの学食で食べて午後はいよいよ個人戦だ。
普段営業で使っているコントローラーデバイスを身につけていると対戦相手がやってきた。
「勇輝さんと一回戦であたるとか酷すぎますよ」
一回戦の対戦相手は神山のチームだったので容赦無く勝ちをもらった。
3つのデバイスを組み合わせた囮チームを2つ作って、残り4つのデバイスで落としていった。
割と定番の戦法だったけど、例のゲームの【短剣術】の短剣の動きを思い出したらインパクトにいつもより威力が出た。
そのままの勢いで決勝まで勝ち上がり、決勝は同級生対決で武蔵と竹下が相手だったけどあっさり勝った。
「あれ?みんな練習さぼってませんか?」
決勝インタビューで気になっていたことを聞いたら凄いブーイングだった。
実際、軌道に無駄が多かったしなー。僕も同時制御は自力では6台ぐらいまでしか追いつかないけど葛西の作ったサポートシステムがあれば10台は楽勝だ。
サポートシステムのAIはちょっと汎用性が高すぎるので適度に自前操作を混ぜると良い。
「お前の真似して同時複数台操作に取り組んでた俺らと違って、世間の流行は操作切り換えの最適化らしいぞ。
俺らやトッププレイヤーの中では同時操作デバイス数の向上こそ正義だけどな」
武蔵が言うには操作性にも幅が出てきて段々競技が面白くなってきているらしい。
「なんか【阿修羅さん】がしないような動きがあったんですけどあれはなんですか?」
「そういえば最近ネットゲームを始めてそれの短剣の動きをマネてみたんだよ。意外と良かったな」
神山がマニアックな質問を投げてきたのでインタビューでそう言ったら、後からいろんな人に何のゲームなのかとかいつから始めたのかとかいろいろ聞かれて難儀した。
後輩達だけじゃなくて、何故か教授の中にも興味津々で聞いてくる人がいたなぁ。
試合の後はそのまま祝勝会になって宴会になった。
武蔵の妹のさくらが絡んできてちょっと怖かった。
「神山先輩の血液くださいよ!なんなら精液でもいいですよ。うちに来てくれても良いですよ。乙女の一人暮らしですよ。ぐへへ」
「ちょっと落ち着け!」
武蔵に頭を叩かれて止められていたが、あんなに暴走キャラだっただろうか。
彼女は専攻がバイオモーターなのだが、僕の血液成分を分析してバイオモーターに使いたいとか恐ろしいことを言っていた。
やがて解散し、学生は合宿所に、先生達や協賛企業の方はそれぞれ帰っていった。
女子OBチームは米山先輩のかけ声で別会場に行くらしい。
「あいつらは暫く競技の話しかしないから女子はこっち集合ね!」
僕たち男子OBチームはゴンゾで2次会だった。
マスターはうちは飲み屋じゃねーぞ!と言いつつもお酒メニューを出してきた。
だって見える場所にビールサーバーあるじゃないですか。
退職説がかなり蔓延していたようでそれを問い詰めるために2次会にもずいぶん人が来ていた。
「郡司よー!お前のせいで日本のメダルが一つ減ったぞ!」
海外メーカーに就職した内海先輩が畑山先輩に絡まれまくっていたが、ちょっと近寄れない雰囲気だったのでみんな放置していた。
僕も単なる長期休暇なだけで退職では無いという説明を繰り返しする羽目になった。
「あーこれ、こういうマスコミからの対策で休みもらったんすね多分」
五味が俺の背後でそう言っていた。お前は正面に回って話をしろ。突然声が聞こえて怖いから。
でも確かにそうなのかもしれないな、余暇を堪能するためにゲームを始めたことなんかを話したら何人か食いついていた。
10時頃にだいぶ酔いが深まった女子チームが襲来して先頭に立った米山先輩はこう言った。
「渡を日本に足止めするためにこのうちの誰かが結婚します!渡ッ!さあ選べ!」
「え、えぇー」
酷い酔い方をしたもんだ。男子チームはちょっと、いやかなり引いている。
米山先輩は止まらないでこう続けた。
「同級生のよしみで竹下とくっつくのが我々のオッズ第一位だぞ!」
「え?竹下は武蔵とつきあってるんじゃ無いの?」
僕が竹下と武蔵を交互にみると二人はため息をついていた。
「ほらね」
女子の誰かがそう言う。誰だ?佐山か?
「こりゃダメだ!対策を練り直すために作戦会議だ!」
米山先輩に引っ張られて女子OBチームはけたたましく去って行った。
米山先輩はeスポーツでも人気の女子プレイヤーなのにフライデーされても知らないよ。
とはいえ、女子もなんか知らないが楽しそうだな。
男子チームはそのまま朝が来るまでゴンゾで過ごした。
「それで誰が本命なんだ?」と追求されまくってさっきの内海先輩の気持ちがちょっと分かった。
途中から誰が良いかとか芸能人の誰に似てるだとかどうでも良い話になり、アイドルの話になり、別の話に移っていった。
朝方にマスターの奥さんが来て解散となった。
みんな新天地でいろいろと頑張っているようでとても刺激になった。
僕の休みはとても充実している。何か新しい事が見つかりそうだ。
今日は21時に下記を更新し明日から2章です。
次話「ex6 1章終了時点の登場人物」
2章への繋ぎが悪かったので1話入れました。
この話のためだけに大学の部員を無駄に一揃え用意したので難産でした。