表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

白いシャツ。

******




白いシャツが風に揺れている。


ハンガーだけがそれを留めておく命綱だった。





新緑の季節はなんてゆうか、むずかゆい。


変にクラスに馴染んできて、変にリーダーシップとるやつとか友達の輪から浮き始めるやつとか。


あれ、こいつなんか違うな、

なんてそんな簡単な感情からそれは始まってしまうのだ。


私は白いシャツ。


ゆらゆら揺れる、右へ左へ。前へ後ろへ。


周りに惑わされて揺れるたびに見える景色が簡単に変わる。


必死なんだ。


この場に留まれるかどうかが。


わたしの命綱、それはなんでしょう。


それを手放した瞬間、わたしはもぅ揺られてはいられなくなるから。


だから、わたしはハンガーを大事にしないといけないね。







************

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ