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29・は、はぁぁぁああ!?

「な、なにがだよ!」

「あのね、あれは本心じゃないの!本心だったらとっくに自分で手を振り払ってるわよ!そういう時は“もう少し甘えとけ”とか“もう少し落ち着くまで”とか気の利いたこと言えないの!?あんたは!!」

はぁぁぁぁあああ!?わけわかんねーよ!お前がどけろっつったんだろ!?

「お前が自分は子供じゃないって言ったんだろ!?」

「だからあれは本心じゃないのよ!あんた、死ねって言ったら死ぬの!?それと同じじゃない!!」

売り言葉に買い言葉が飛び交う。

やっぱ女って・・・・・・理解できねーな。さきたん・・・・・・。

さきたん、お前の言ったとおりだわ・・・・・・理解できねーよ。

「わーったよ!もうなんもしねーよ!」

理解できなくてそっぽを向いたら梅原の頭が俺の肩に寄りかかってきた。

「お願いだから・・・・・・あと少しだけ、甘えさせてよ・・・・・・。」

まだ鼻をぐずらせてるから本当に泣いてるみたいだ。

「梅原?」

俺が梅原を見ると、梅原は顔を上げて意地悪く笑った。

「なんてね、ばぁか!好きでもない女に優しくしちゃダメでしょ!?」

そう言って、梅原は鼻をぐずらせながら保健室を出て行った。

「は・・・・・・はあぁぁぁああああああああ!?意味わかんねーしー!!」

その声を聞きながら梅原が「あんなんだから・・・・・・あきらめられなくなるんじゃない、バカ。」といったのを知らずに、次の授業で俺は不機嫌になり、その前に先生が職員室から飛んできてうるさい!とたんまりしかられたことは言うまでもない。

そして俺は猛勉強に猛勉強を重ね、そろそろ卒業が近づいているのを感じた。

でも、ある方法を見つけたのだ。

ついに。

いままで何度か試した方法では自分が傷だらけになって桜木さんにやめてって叫ばれて、やめたり、本当に自分が消えかけたり桜木さんが消えかけたりした。

でも、着実に進歩している気がした。

でも、これなら・・・・・・うまく行くかもしれない。

空間を裂く方法が割り出せた・・・・・・かもしれない。

ずいぶん前の自分ならこんなファンタジーちっくなことできるわけないときめつけていただろう。

でも、やるしかない。

やるしかないんだ。

そして・・・・・・その方法は・・・・・・無事、




失敗した。


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