16・わぁい、周りに天使さんが沢山だぁ
「そんなの知りませぇん?大体あたしたちは同盟組んでるけどライバルなのよ?いいじゃない。隙があったら狙ったって。」
あの・・・・・・最後にハートマークついてない?
「ダメよ!そんなの・・・・・・そんなの、なんだかずるいわ!」
菊谷がそういった瞬間、菊谷のスカートが風に舞い上がって倒れかけている俺の角度からは、ちょうどスポーツマンとは思えないような可愛いレースつき黄色とオレンジの柄のパンツが見えた。
「なっ・・・・・・きゃぁぁああああああ!!」
菊谷は顔を真っ赤にして地べたに座り込んだ。
「ちょっとぉ・・・・・・パンチラでどっきりとかでも狙ってんの?不意打ち?」
「ち、違うわよっ!今のは風が・・・・・・!それに今日はたまたま数あるうちのスパッツが一枚も乾いてなかっただけでっ!」
涙目になりながら俺を睨むと頭を拳で殴られた。
「滝野のヘンタイっ!!」
ゴンという鈍い音と共に声が出なくなる。
「っ!!」
ありえん!偶然だろ!?何で俺が殴られなくちゃならない!?
しかも拳で!しかも拳で!!(そこだけが強調したい・・・・・・らしい。)
「た、確かにパンツを・・・・・・しかもかわいいやつ・・・・・・見たのは偶然でも悪いかもしんねーけどさ!?なんで殴られなきゃなんねーわけ!?別に俺が見たいと願ったわけじゃなくね!?」
最初のあたり、俺がボソッと言った台詞を梅原と菊谷は聞き逃してはくれなっかったらしかった。
二人の目は赤色に光り、髪の毛は逆立っている。(ように俺は見える。)
「ほほぉ?お前はそのスカートの中を見れてラッキーとか思ったわけだぁ?」
「やっぱりきっちりちゃっかりちゃんと見てたんじゃない・・・・・・?」
二人の拳が近づいてくる。
なのに俺には急に二人がでかくなったように見えて迫力から来る圧力のせいで逃げられない。
きっと鬼に挟まれて拷問される時ってこんな感じだ・・・・・・分かりたくもないけど。
もしくはそう・・・・・・あれだ!
阿吽の呼吸の門前にいるあの像に睨まれた犯罪者とか・・・・・・とにかく、とてつもなく味わいたくない気分。
「ちょ、ちょ、落ち着けよ、なぁ?別に、偶然だろ?偶然・・・・・・だよね?そうですよね?お願いだからそうといってくれぇぇぇえええ!!」
「死ねぇぇぇぇぇえええ!!」
「いっぺん死んでみる!?」(どっかのマンガの決め台詞風)
そんな声が同時に聞こえたと同時に激痛がいろんな方向から来て俺は宙へ吹っ飛んだ。
ああ。意識が朦朧とする。
だって周りに羽が舞ってるよ?
わぁい。周りに天使さんがたくさんだぁあ。
俺、もう本当に今回で最後かもな。
天国にいけるみたいで本当に・・・・・・本当によかったな。
主人公死亡のため終。