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もしも犯人がいなかったら  作者: ユメツキ
3/21

二話 小苗ユウ

 [キーン コーン カーン コーン]

 

 時計の針が9時を指したと同時にチャイムがなり、今日もなにもないごく普通な一日が始まる。

 

 もう秋なのだから少し寒い。だけど今日は雲ひとつない晴れ。すごくいい気分だ。

 

 突然だけど僕の名前は小苗ユウ。そして、ここはランドン島という島の学校の中。

 

 この島はすごく狭いから島の中心にある学校に住んで授業などをしている。

 

 すると、教室の扉が開く音が聞こえ目線をやると先生だった。

 

 「じゃーあ、まず最初に今日の一日の予定を確認する。まず最初に転校生紹介。その後は普通に授業だ。」

 

 それを聞き驚いている人もいれば全く反応のない人もいる中、僕はもちろん驚いた。確かに転校生と聞こえたからだ。

 

 「転校生はもう来てるから紹介してもらおう。」

 

 ちょっと間が空いた後、扉をガガガッと開け転校生が入ってきた。

 

 転校生を一目見て思ったことはイケメン。整った容姿に髪はやけに長いけど僕と同じくらいの高身長。でも、なんだろう?懐かしい気分だ。

 

 「なわけないか。」

 

 自己解決をした僕は転校生の自己紹介を聞くことにした。

 

 「えとっ、最上シュウイチです。わからないこともたくさんあるので迷惑をかけるかもしれないですがよろしくお願いします。」

 

 最上、シュウイチ!

 

 「どうしたユウ、驚いたような顔して。」

 

 隣の席の本田くんが話しかけてきた。

 

 「ハハッ、なんでもないよ。」

 

 僕はまた最上シュウイチを見て笑みを浮かべた。

 

 「どうした?さっきから驚いたり笑み浮かべたり、すげー怖いぞ。」

 

 「ごめん本田君。でも、絶対これから面白いことが起こるから。2日後ぐらいにね。」

 

 「は?」

 

 「なんでもないよ。」

 

 良かった。これから退屈しなくて済む。


読んでくださりありがとうございます。

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