番外編 クリスマスイブ
お久しぶりです。
本編がなかなか筆が進まないので、番外編を書きました!
IFストーリーだと思って読んでいただければ幸いです!
タイトルがクリスマスイブということは、クリスマス(当日)があるかも、、、
最近の近況としてはありがたいことにめちゃくちゃ忙しく過ごさせてもらってます。クリスマスはぼっちでした。。。
まぁそんな話は置いておいて、本編どうぞ!!
雪の降る夜。街はクリスマスのコスプレをして、人々もその一部として、その日を今か今かと待ち通しにしていた。
この街に遊びに来ている3人と1匹も例外ではなかった。
特にリーリエはサンタのお出迎え準備を楽しそうにしていた。
「だからサンタなんて存在しないってば~」
「そんなことないもん!絶対いるもん!」
ミアは呆れたように言うが、彼女は断固としてそれを否定した。
「まぁまぁ僕みたいな存在もいるし、ミアみたいに体に死神を宿しているような人だっているわけだし、、、可能性は0じゃないよね」
「それをサペンに言われると反論ができなくなっちゃうじゃない」
そう言うと、口にコーヒーを運んだ。そんな3人をよそにシャミティエは黙々と部屋に飾りつけをしていた。顔の上半分が隠れるお面をしているので、目元は見えないが、口元はどこか楽しそうにしているように見えた。
「ふんふんふ~ん♪」
リーリエの楽しそうな鼻歌が聞こえてくる。
「もう昨日あの人に会わなければ。。」
もう一度コーヒーを一口飲み肩を落とした。
時は遡り昨日
3人と1匹は有名な冬の観光スポットであるトラタットという街に来ていた。トラタットは雪景色が綺麗で、そんな中をスキーやスノボーができるとして有名な街である。前からリーリエが行ってみたいと言っていたので、いつも食事を作ってくれる感謝として旅行に来ていた。そんな楽しい旅行も今日で最終日になり、次はミアの行きたがっていた街に行く事になっていた。
「もう今日でこの街ともお別れなの寂しいね」
「そうだね」
2人は夕日色に染められる真っ赤な雪景色を眺めていた。
「なに言ってるのよ。リーリエがスキーしたいって言うから来たのに、うまく滑れなくてもう最後の方、ゲレンデで子供たちと雪だるま作ってたじゃない」
恥ずかしそうにリーリエは頬をかいた。
「それに比べシャミは慣れるの早かったわね。あんなにスノボー乗りこなしちゃってさ」
「まぁ、コツを掴んでしまえば簡単だったな。それに我は風を板と体だけで切っていく感じがすごく気持ちがよかった」
そう言うとシャミティエも名残惜しそうに2人と同じ景色を見つめた。
「そういうもんなのかね。私は死神の力でいつでも風切れるし、長生きしてるからスノボーやったこともあったし、あまり普段と変わらなかったな」
3人は目線をミアの方に向けた。視線を感じ振り替えると、
「ミアって人生つまんなそう」
「そんなこと言わなくても良いじゃん」
「もっともだ」
冷たい視線をミアに向けた。
「わかったわかったごめんって!」
反省しているのかしていないのか、ベロを出し苦笑いをした。
そんな話をしながら街を歩いていると、サンタの衣装を纏った若い1人の男性から声をかけられた。
「やぁやぁそこのお嬢さんとペンギン君こんばんわ。よかったらうちのクリスマスケーキ買っていかない?」
若い男性はどうやらケーキ屋さんの店員らしい。
「クリスマスケーキか。前アベクさんの所でお手伝いしてた時もすごく売れてたな。でも食べたことはないんだよね」
お店の前に置かれているケーキの食品サンプルをまるで宝箱のように眺めていた。
「あっ、お嬢さん。サンタさんには何かお願いしましたか?」
「サンタさん、、?ってなに?」
その言葉を聞いたミアは呆れたように説明を始めた。
「サンタって言うのは、クリスマスに一年間良い子にしていた子供たちにプレゼントを配るって言われている想像上の人のことよ」
「へぇ~。そんな人がいるんだね。私には今まで一回も来たことないや」
「そりゃー想像上の人なんだから存在するわけないでしょ」
その話を若い男性が遮った。
「それがこの街には本当にサンタクロースがいるんですよ!老若男女、全員にプレゼントを配ってくれるサンタがね!」
男性は目を輝かせて4人に言った。
「いや、そんな営業話を聞かされてもケーキは買いませんよ?」
ミアは男性を突き放すように言うが、男性は一歩近づき続けた。
「この街はサンタが住む街としても密かに有名な街なんですよ。私も去年プレゼントもらってますし、ケーキは買わなくてもいいので、よかったらあちらにあるポストに自分の欲しいものと住所を書いてみてください。あっ、ちなみにこの街以外の住所を書いても届かないらしいので、気を付けてくださいね」
そう言うと男性は他の店員に呼ばれ、店内に戻っていった。
「だから、この街の家は全部煙突があるのね。まぁそんなおとぎ話みたいなことあるわけないでしょうけど。みんなもそう思わない?」
みんなの方を振り替えると、リーリエは目を輝かせていた。
「えっ、まさか、、」
「私サンタさんに会ってみたい!!」
「いや、でもこれから別の街に行ってディナーが、、」
リーリエはあからさまに落ち込む。
「いや、あの、、、、。2人からもなんか言ってよ!」
「まぁ、今回の旅行はリーリエに普段の感謝を伝えるために来たわけだし」
「そうだな。普段文句も言わず、あんな美味な料理を毎日作ってくれているんだ。これくらいのわがままは聞いてもいいだろう。」
2人はリーリエの肩を持った。
「あっ、でも、予定ではミアの行きたいところに行くんだもんね。私我慢するよ、、、」
2人の目線がミアに刺さる。
「ぐぬぬ、、わかったわよ!残るよ!その代わり次の街ではたくさんわがまま言うからね!!!」
「えっ!?いいの!ありがとう!!!」
ミアの両手を掴み、まっすぐな目で見つめた。
(この裏表が無い感じが、リーリエの良いところだけど、こんなに感謝されると悪い気はしないのよね)
「それじゃあサンタさんをお迎えする準備をしないとね!あとは、疲れていると思うから料理も準備しないと!」
それからサンタを迎えるため、宿をとり4人は準備を始め現在に至る。
現在
「よーし!飾りつけはこんな感じかな!今日は12/23だから、明日ご飯の準備をして待っていれば、お出迎えするには完璧だね!」
部屋一面綺麗な装飾品でいっぱいになっていた。
「それなら今日はもう寝よっか。明日サンタさん待つんでしょ?」
「明日はミアも手伝ってよ?」
「はいは~い」
4人はベッドに入り明日のクリスマスイブに備えた。
3時間後
(ダメだ。明日が楽しみすぎて寝れない。暖かいものでも飲もう)
リーリエは興奮からか寝れないでいた。
(もう12時か。。明日はサンタさんをお出迎えしなきゃ行けないのに、寝不足になっちゃう)
少し甘くしたコーヒーを飲みながら、明日サンタクロースに会ったときにすることを考えていた。
「サンタさん喜んでくれるかな。。」
そう呟くと、家の天井からバタバタと大きな音が鳴り始めた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!!
このあとどんな展開になるんですかね?まぁ結構ベタかもしれないですが、みんなの普段とは違ったやり取りを見ていただけたらなと思っています(笑)
寒い季節ですが、みなさまも体調にお気をつけてお過ごしください
いいね、コメント、感想お待ちしています!!
次回クリスマスでお会いしましょう!!!




