第20話 vsバルトゥング
1ヶ月ぶりの投稿ですね汗
遅くなり申し訳ございません。
私はおとといONE PIECEの映画を観てきました。個人的には最高でした!!UTAのライブ行ってみたいな~って思いました。まだの方ぜひ見てください!
ということで(笑)
第20話をどうぞ!
「う~ん、、、トイレ、、」
二人が出発して少し経った頃、ミアはトイレに行くため目を覚ました。トイレが終わり目を擦りなが歩いていると、いつも2人が寝ている所に姿が無いのを確認した。
「あれ?リーリエ~、サペン~。」
寝ぼけながら2人を探すが姿は無く、変わりに1枚の紙が目に入ってきた。
「なにこれ~?」
まだ、頭がボーッとしているが、紙に書かれていることを読み始めた。
大切なお友達、ミアヘ
急にここを出なくちゃいけない用事ができてしまったのでここを出発します。こんなお別れの仕方になってしまいごめんなさい。でも初めてできた人間の"お友達"がミアでよかったよ。これからは歴史のこととか病気の治療方を探すのはお手伝いできないけど、ミアが幸せに暮らせることを私は遠くから願ってるよ。離れ離れになってもお友達でいてね
お友達のリーリエより
読み終わる頃には驚きで目が覚めていた。
「なーんだ!!私からリーリエ達が離れていっただけか!この街からも、もうそろそろ出ようと思ってたから、ちょうどよかった!数日前と何も変わらない、1人になっただけだね!よ~し、私もこの街でやることやって、早く出発しないとね!」
自分に渇を入れるように言うがミアの心はここにあらずだった。マンホールから溢れている月明かりを少しの間見つめていた。
その頃リーリエ達は城に向かって急いでいた。イネンザイデは昼間の活気は無く、街全体が眠りについていた。
「城まで敵が襲ってきたりしないかな?」
「きっと大丈夫だよ!こんな夜中に襲われるなんて思ってないだろうし!」
サペンの言う通り、敵は襲ってくることはなく、城近くまで近づくことができた。
「もうそろそろお城だよ!どうやって侵入予定なの?」
「う~ん。戦闘をすぐして囲まれちゃうと不利になっちゃうから、なるべく人の少なそうな所から侵入したいんだけど、、、」
2人の視界には城の敷地に入るための門を捉えた。
「もしかしたら、門番がいるかもしれないからここからは隠れながらゆっくり行こう」
サペンの提案を聞き入れ、ゆっくりと近づくとサペンの予想通り門番が2人いた。
「本当だ。門番がいる。でも、この壁を登って越えるのはなかなか厳しいかもね、、」
「そうだね。壁も頑丈そうだから静かに侵入するのは難しそうだね」
侵入方法を二人は物陰に隠れながら考えた。敵の兵力がどれくらいなのかわからないので、音を立てて注目を浴びるのだけは避けたかった。
「そうだ。これならいけるかも、、」
サペンは何か思いつき、リーリエに伝えた。
「なるほど。。それならいけるんだね、」
知識のないリーリエは提案を飲み込むと、2人は向かい合うように距離を取った。
(いつもより中心に圧縮するイメージで、、)
リーリエの手にはいつもより小さいファイヤーボールが生成されていった。
「よし!いくよサペン!」
放たれた小さなファイヤーボールはサペンに向かって放たれた。
「あとは任せて!」
そのタイミングに合わせサペンはファイヤーボールに向かって大きなウォーターボールを放った。2つがぶつかり合うと、大爆発をして辺りは濃い霧に包まれた。爆発音を聞いたリーリエは爆風を浴びながら驚きで目を真ん丸にしていた。サペンが門番達に瞬時に向かうとリーリエもワンテンポ遅れて後を追った。
「な、なんだ、今の音。しかも急に霧が、、」
門番が慌てていると、背後からリーリエとサペンが門番を気絶させた。
「よ、よし!計画通りだ!これならばれてない!」
サペンはふぅ~と額の汗を拭った。
「ぜーーーったいバレた!!!ファイヤーボールとウォーターボールを組み合わせれば音もなく蒸発して霧になるよって言うからやったのに、めちゃくちゃすごい爆発したじゃん!!」
「いや、それは、、」
リーリエに怒られていると、敷地内から声が聞こえた。
「なんだ今の音は!!しかもこの霧、、侵入者か!?」
「ほらバレてる!!」
「で、でも、今のこの濃い霧に紛れてお城に侵入しちゃえば、見つからないよ!」
そう言うと、サペンは手を引っ張って門を開けて敷地に入っていた。
敷地の構造がわからず、前の見えない2人は城の入り口がわからないでいた。しかし、悪いことばかりではなかった。護衛の人たちは明かりを持って動いていたので、霧の中でもどこに護衛がいるのかわかり、見つからずに城の外壁にたどり着いた。
「どうしよう。どこから入れば良いんだろ」
「大丈夫。壁を伝って歩いていれば、、」
すると目の前に扉を発見した。
「ほらね!」
音を立てないようゆっくりと城の中に入るとそこは細い通路になっていた。
「どうやら、正面玄関じゃなくて、非常口か裏口から入ったみたいだね」
「そうだね。あの女の子はどこにいるんだろう、早く助けなきゃ」
2人は静かにかつ素早く城の中を探索していった。
「昼間聞き込みをしている時に外観を見た感じだと、このお城遠目からでも中々大きかったよね。適当に探してたらキリがないかも。」
「でも、他に方法は無いし。デューネに直接聞くのが一番早いかも。」
「そしたら、偉い人だからやっぱり上の階にいるのかな?」
「そうだと思う。よし、階段を探してみよう!」
サペンが気合いを入れた次の瞬間、曲がり角で護衛とばったり鉢合わせてしまった。
「侵入者だ!!!!」
笛の音が敷地内に響く。その音を聞きつけ外に居た護衛も城の中に急いでいた。
「城の中だ!!急げ!!」
リーリエは慌てて護衛を魔法で倒した。急いで窓から外を見たが霧で何も見えなかった。だが、門番の居た入口の方からなにやらうめき声のようなものが聞こえてきた。
「サペン、まずいかも。。変な声も聞こえるし、急ご!!」
バレてしまったので何も考えず上の階に続く階段のみを走って探した。少し走り回っていると上の階に続く階段を見つけた。
「あった!!」
階段を走って登っていると後ろから護衛の人たちの声が聞こえた。少しの人数だが、外から城に入ってきたらしい。
「戦ってる時間が惜しいから逃げ切れるなら逃げよう!追いつかれそうになってから闘えばいいよね!?」
「そうだね。バレたからここからは城に護衛が入ってくるまでとの時間との勝負だね」
2人は一階だけ上がると次の階に続く階段を探した。2人は目の前から来る敵とは交戦したが、リーリエの紫色の炎の前では敵はなす術がなかった。
「なんで、階段別々のところに作ってるあるのよ!」
「まぁまぁ、落ち着いて」
サペンは苦笑いをしてリーリエを走りながらなだめた。扉を開けしらみ潰しに探していると、真っ暗な大広間についた。
「なにここ、、」
2人がその部屋に足を踏み入れると、部屋の明かりが一気につき、眩しさで目を逸らした。目が慣れてくるとそこには、銀色の鎧を身に纏った金髪の若い男性が立っていた。
「侵入者がいるというから準備をしていたが、女とペンギンとはな。他の兵士は何を手こずっているのやら」
「あなたも私のこと邪魔するなら手加減しないよ」
その言葉を聞いた男性は鋭い目付きで睨んだ。
「なんだと?この俺を倒せると思っているのか?いいだろう。警備部隊新人の俺、バルトゥングが相手してやる」
バルトゥングが戦闘態勢に入るのを見て、リーリエも透かさず、紫色の炎を両腕に纒戦闘態勢に入った。その光景を見たバルトゥングは驚きを隠せなかった。
「お前はもしかして、ペルム一族か?」
「そうよ!」
リーリエは胸を張って答えた。彼はこの状況と過去に闘ったペルム一族について瞬時に考えをまとめた。
「なるほど。お前達の目的は十中八九奴隷達の解放だな。、、、だが、俺にも立場がある。すまないがここから先は通すことができない」
そう言うが早いか、バルトゥングは間合いを一気に詰め、背中にに携えていた剣を抜きリーリエの胸元まで潜り込んだ。
「え、、」
リーリエは避けようとしたが完全には避けきれず彼の攻撃はリーリエの鼻筋をかすめた。
「リーリエ!!!!」
サペンが心配して近づく。
(なにあれ。動きが速すぎて目で追うのがやっとだった。)
鼻から血がゆっくり滴った。リーリエはすぐさま相手に目を向ける。
「この一撃で力の差がわかったはずだ。お前では俺に勝てない。今なら見逃してやる。早く帰れ」
「嫌だ、帰らない。例えあなたにボロボロにされても必ずみんなを解放する!だってそう決めたんだもん!」
その言葉を聞いた彼は悲しそうにため息をついた。
「それなら仕方がない。ここでお前には倒れてもらうしかないな」
(私は距離を取って闘うしかないんだから牽制しながらいくしかない)
「サペン!援護頼むよ!」
「うん!」
リーリエは後ろに飛びながら魔法を唱えた。だが、それを追うように彼は突進していった。
「リーリエには近づかせないよ!ウォーターボール!」
サペンの攻撃がバルトゥングを襲ったが、剣でウォーターボールを真っ二つにした。
「こんなもの私には効かん」
彼はサペンを無視してリーリエのみに集中した。
「ビィオ・ファウスト!!!」
彼女の紫の炎の拳がバルトゥングに向かって放たれた。彼はさっきと同じように攻撃を切り裂こうとした。
「!?」
しかし魔法が近づき何か危険を感じたため、脇腹をかすめながら横に緊急回避をした。
「あー、あと少しだったのに」
避けられてしまったことを悔しがるリーリエ。
(やはり、今の俺ではあの攻撃をされたら逃げるしかないか。彼女の場合、間合いを詰めて近距離戦にもっていくしかないな)
バルトゥングが分析をしていると、リーリエからは次の攻撃が飛んできた。
「ビィオ・フランマ!」
リーリエはジャンプをしてから両手に溜めた紫の火の玉を彼に向けて投げつけた。
「クッ!!!」
バルトゥングは仕方なく後ろに大きく後退した。リーリエは攻撃を止めどなく続けた。
「ビィオ・ネンゲ!!」
リーリエが振り落とした腕から紫の火の玉がマシンガンのようにバルトゥングに襲いかかった。彼は避け続けたが数発被弾した。
「くそ、何発かもらったか」
「やった。やっと当たった」
彼女が技が当たり喜んでいる隙を彼は見逃さなかった。彼は方向転換をして呪文を唱えながらリーリエに突進すると、剣からは水が吹き出した。
「水刃!」
ジャンプで宙に浮いていたリーリエは身動きが取れず、左肩に攻撃を喰らってしまい壁まで吹っ飛ばされた。
「きゃーー!!」
「リーリエ!!」
サペンが急いで近づく。
「大丈夫?」
「うん、、」
リーリエの肩からは血が流れ落ちていた。サペンはすぐに治癒魔法を唱えた。
「!?!」
サペンは何かの異変に気がつきリーリエに言おうとしたが、リーリエに抱かれてバルトゥングからの攻撃を避けた。
「こんなに強い人が世の中にはいるんだね」
リーリエの顔は少し楽しそうだった。
「もう十分わかっただろ。帰れ。まだこれ以上闘うと言うならお前を殺す」
「絶対帰らない。私達ペルム一族が何をしたって言うの?」
バルトゥングの眉毛がピクッと動く。
「あなたは本当にペルム一族が悪いことをしてる所をその目で見たことがあるの?警備部隊っていうのは、社会の秩序を守るために悪い人を捕まえたりする組織って聞いたよ。でも、ペルム一族を捕まえて奴隷にすることは、悪いことじゃないの?」
「お前達ペルム一族は1000年前に、、、」
「そんなのはもう知ってる!!!」
リーリエは怒号でバルトゥングの言葉を遮った。
「じゃあ、あなたの御先祖様は良いことしか絶対してないの?今のあなたは秩序を守るために働いているけど、歴史になってないだけでそんなの100%はわからないでしょ。私達だった身に覚えの無い1000年前のことを言われて、ひどいこともされて、、、法律とかの話をしているんじゃないの。人として道を踏み外しているのはあなた達よ!!」
その言葉を聞いたバルトゥングは1人の人が頭のなかによぎり昔言われたことを思い出していた。
「あなたはこのツクフト校始まって以来の天才だわ。でも、力を持つってことは、その力をどうやって使っていくのかが大切になるの。立場上こんなこと言っちゃダメかもだけど、私は法律とかそんなものに縛られず、弱気を助け、自分が正しいと思った方向に進んでほしいわ」
彼の頭の中にいるその人はバルトゥングを笑顔で見つめた。そんなことを思い返していると彼もまたフッと笑った。
「確かに、あんたの言うことが正しいかもな」
バルトゥングは剣を背中に戻し彼女に話しかけた。
「今の俺には何が正しくて何が間違っているのかがまだわからない。だから次あんたと会うときまでに答えを出せるようにしておくよ」
「それって、、」
「早くいけよ。この後ろから次の階に行ける。」
2人は戦闘態勢を解除した。
「でもあなたはどうなるの?」
「心配はしなくていい。俺は新人なんだ。失敗の1つや2つこれからも経験することさ。その1回目が今回だっただけだ。ほら、早くいけ」
リーリエとサペンは驚いてお互いの顔を見合ったがお礼を言うとすぐに三階へと続く階段に向かっていった。
リーリエ達が3階に向かう少し前の門前
笛の音を聞いた護衛は城に入らず外にいた。
「侵入者は城の中ではない!!ここにいる!!こいつを仕留めろ!」
「しかし、強すぎて手に追えません!」
護衛は霧の中に潜む人影に怯え、悲鳴があちこちから聞こえ気がついた時にはそれは自分の番になっていた。その人影からはまるで生気を感じなかった。
第20話を読んでいただきありがとうございます!!
みなさんどうだったでしょうか?
この話で個人的にクスッとしてしまったところがありまして、それは爆発を見てリーリエが目を丸くする所なんです。そのシーンを書いてたら頭の中で絵になって笑ってしまいました。
バルトゥング君はめちゃ強かったですね。あのまま闘っていたらどうなっていたんでしょうね、、
はい!ということで今回も読んでいただきありがとうございました!
また21話で会いましょう!
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