第11話 イネンザイデ
遅くなり申し訳ございませんm(__)m
これから投稿ペースあげていきますのでよろしくお願い致しますm(__)m
2人は次の街に向かいながら魔法の練習を続けた。今まで使っていた魔法よりも威力が強いので、使いこなすのに時間がかかっていた。
「なかなかうまくいかないや」
リーリエはフーっと息を吐きながら座った。
「まぁまぁ、まだ扱い始めて全然時間が経っていないんだしこれからだよ!」
「でも、今までと感覚が全然違うんだよね。うまく言えないけど、、」
両手を見ながら答えた。
「もうそろそろ出発しようか。街はこの山を越えたところだ!」
リーリエは立ち上がりお尻に付いた土を払い、街に向かって歩き始めた。
少し歩いたところで、リーリエはサペンに相談をした。
「ねぇねぇ。こんなに魔法を練習してるけど、この魔法を使ったらペルム一族ってばれちゃうんだよね。使うときって出てくるのかな?」
「そうだな~。自分がペルム一族ってばれるよりも困っている人をを助けたい、守りたいって思うときに使えばいいんじゃないかな?」
サペンの話を聞いても納得しない様子だった。
「じゃあ、こんな状況だったらリーリエならどうする?周りはリーリエのことを知らない人で、この間の魔物がアベクさんを襲っていて助けを求めていたらどうする?」
「それは、なにがあっても私が助ける」
「でしょ?守りたいって思う人がアベクさん以外にもリーリエの前にもきっとこれから現れるよ。」
サペンは木の枝を振りながら答えた。そんな人がアベクさん以外に現れるのか不思議に思いながら歩みを続けた。
しばらく進むと山頂に到着することができた。
山の麓を見るとそこには大きな街が広がっていた。
「あれが、イネンザイデ。大きな建物がいっぱい。あんな大きいの始めて見た」
街というものを始めてみたリーリエは目を輝かせていた。
「あともう少しだね!今日中には着こうね!」
「うん!」
二人は少し休憩してから山を降りていった。
「うわ~、、大きな街だね!」
街に着いたリーリエは周りを見渡しながら話しかけた。
イネンザイデは白を基調とした街となっていた。
街の奥の方には宮殿が一際大きく建っていた。きっとこの街の一番偉い人が住んでいるのだろう。
日も少し傾き始めていたので、二人はまず宿舎を探すことにした。
街を歩いているとリーリエはあることに気がついた。
「この街って、服装がきれいな人の隣に汚くて傷がついている人が歩いている時があるね。足には黒い丸いものを付けてるし」
「それはたぶん、」
サペンが話し始めようとした瞬間、ラッパの音が鳴り響いた。その音を聞いた住人は目を輝かせて路肩に集まってきた。
「「デューネさま!!!」」
神輿のように汚い人たちに担がれた椅子の上にはきらびやかに着飾っている男が座っていた。その周りにも数人のボロボロの人がいた。
デューネは椅子から立ち上がり、
「住民たちよ!この街にいればペルム一族という魔の一族から私が守ってあげよう!」
その言葉を聞いた住民からさっきの倍の歓声が響いた。この光景をリーリエたちは静かに見ていた。
デューネがその通りからいなくなり、住民は興奮を分かち合うために話しながら各々の場所に帰っていった。
「今の人がこの街の一番偉い人、、、」
なんとも言えない気持ちがリーリエの胸に込み上げてきた。
「さっき言いかけたけど、あのボロボロの服を着ている人たちはきっと奴隷だと思う。この街の長があんな感じだと、奴隷を持つことも許されているんだと思う。あ」
サペンは何か続けて言おうとしたが、やめておくことにした。
「宿を見つける途中だったね!早く見つけにいかないと!」
サペンは空元気でリーリエを誘った。
「うん。行こう」
二人は宿探しに戻った。
その後宿を見つけられた二人は部屋にいた。
さっきの光景を見てからリーリエが気分を害してるのをサペンは気づいていた。だから、大人しくしていた。だが、このままではよくないと思い外に買い物をしようと提案してみた。すると、リーリエは軽く頷き夜の街に出掛けることになった。
夜のイネンザイデはキラキラしていた。屋台が出ていてお祭り騒ぎだった。どうやら、デューネが通った通りではお祝いとしてお祭り騒ぎをする文化になっているようだ。
「ねぇねぇリーリエ!あの料理美味しそうじゃない?あっちのも美味しそうだよ!」
チラッとリーリエの顔を見るが難しい顔をしていた。だが、夜空を見上げ大きく息を吐いてからサペンを見つめた。
「もう大丈夫だよ。ありがとね」
サペンの顔が笑顔に変わる。
「よーし!今日はたくさん食べるぞ!」
二人は色々な屋台を回った。リーリエには見たことの無い食べ物ばかりで宝箱のようだった。
食べ物を買って噴水のある広場のベンチに座って食べ始めた。
食事をしている間は新しく見たものをリーリエが興奮気味に話していた。サペンは空笑いをしていた。
食事も終わり、話しも一段落するとリーリエは遠くを見つめた。
「ねぇサペン。どうして人間は誰かと比較をして、自分と違うものを排除したがるんだろう。昼間に見たボロボロの人たちだって悪い人たちに見えなかったよ。むしろ担がれていたデューネって人の方が私には悪い人に見えた。」
その言い方はまるで、村での自分と昼間の人たちを重ねているみたいだった。
「そうだな。」
サペンは一呼吸置いて続けた。
「きっと、人間は存在を確認できる場所がないと不安なんじゃないかな?デューネって人は奴隷を従えること、村の人たちは君を除け者にすることで、自分は正しい、周りと感覚が同じってことで自分という存在を確認しているんじゃないかな?」
「そういうものなのかな。私にはわからないや」
しばらくの間2人は夜風に当たっていた。
明日は街の探索と一族について情報を集めることにした。
小説には関係ないのですが、最近腰がいたくて朝起きるのが大変です、、




