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短編  作者: さくらもち
11/22

3-1

3-1です。

メリークリスマスです

今回の話は、特別なこと一切ない、日々の中の1つの話ですけどもね

【コウ視点】


空を見上げると、雪が降ってきた。

僕は、まだ点灯していない大きなイルミネーションの側に立っている。


辺りを見回すといつも足早に通り過ぎていく精霊たちも、今日はどこか賑やかに楽しそうだ。


それもそのはず、今日は、12月24日。

クリスマスイブだ。


クリスマスは人間界のイベントだけど、人間界で亡くなった幽霊たちのお陰で「クリスマス」というイベントを霊界でもするようになった。

今では精霊たち皆が盛り上がる一大イベントである。


…それにしても、遅いな。


待ち合わせは16:30なのだが…

もう16:25となった…。何か彼女の身にあってはいないか心配で、僕は電話をかける。


コウ「もしもし、さくらちゃん?大丈夫?」


さく『大丈夫だけど、どうして?』


コウ「だ、だってもうすぐ30分!」


さく『え、ちょっと前にも連絡してるはずだけど…』


コウ「そうだけど!見たけど!でも心配で…」


さく『ごめんごめん、もう着くから』


コウ「今どこ?迎えに行く」


さく『いーよ、ほんともう着くから』


コウ「じゃあずっと電話繋げてて」


さく『う、うん。分かった』


そのまま電話を繋げていると、


さく「コウ、心配し過ぎ」


本当にすぐやってきた。


コウ「だってぇ!心配するじゃん!」


さく「いやいや5分前にも電話したよね?」


コウ「でも5分で何があるか分からんもん!」


さく「ん~」


さくらちゃんはそう言って唸ってしまった。

強く言いすぎてしまったかと心配したが、さくらちゃんは直ぐにニカリと笑った。


さく「ま、ありがとね。心配してくれて」


コウ「もちろん!」


さく「……さ、そろそろ暗くなり始めたね」


コウ「イルミネーションは5時に点灯だよ」


さく「うん」


コウ「イルミネーションがさ、綺麗に見えるってので有名な広場あるじゃん?」


さく「あるね~、あーもう早めに行っとく感じ?」


コウ「うん!場所取り。混むと思うからさ」


そう言って公園に向かった。

既に広場には精霊たちがいて、ベンチは全て埋まっていた。

毎年大勢の精霊がここに集まるので、スイーツなどのキッチンカーなんかもやってくる。


さく「ねえ、なんか買わない?」


コウ「レストラン、予約してるんだよ?入るの?」


さく「…………」


めっちゃ迷われていらっしゃる……。

レストランは結構いい所なんだけど…

ここはうん、仕方ないな。


コウ「まあいっか。僕も少しなんか食べよっかな。何欲しいの?買うよ」


さく「あのいちごクレープ」


……結構ガッツリいくな。


思わずクスリと笑う。


コウ「クレープ、大っきいからさ、分けない?」


さく「半分こ?」


コウ「そそ」


さく「おーけー。そーしよ!」


コウ 「買ってきま~す」

作者、○への『名前』というクリスマスプレゼントが間に合いませんでした。

まだ○で申し訳ないです。


半年遅れのクリスマスプレゼント、コウさんに捧げます……


ご覧頂きありがとうございました!

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