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短編  作者: さくらもち
1/22

1-1

記念すべき1話目です。

今回は1-1~1-4まであります。

ここは僕の事務所。アズっていう名前の芸能事務所だ。会議部屋や事務室があるのはもちろん、ダンスレッスンが出来る場も広々と設けられている。


僕はレッスンを終え、部屋に荷物を取りに行くところだった。


(この時間帯は夕日がきれいだなぁ…)


窓からオレンジ色の光が差している。

いつもは仕事が終わる時間帯はすっかり暗くなっているので、少し新鮮な気持ちで廊下を歩いた。


奥に進むにつれ、青暗くなっていったが、その中にポツリ、と部屋からの光が漏れ出ていた。


(あれは…僕の荷物が置いてある部屋…)


清掃員さんか誰かだろうか?


こんな時間帯にあがる人なんてそういない。まだ皆各仕事場にいる時間帯である。



僕はドアノブに手をかけた。


すると…


『ガタンッ』


と部屋の中から物音がした。

僕は思わず手をひっこめ耳を傾けて、中を伺ってみた。


(…中に誰かいるのかな?清掃員さん?)


『だから、この話はもうナシって…』


聞こえてきたのは女の人の声…


どうやら誰かと揉めているようだ。


『わ、私に触れないで!』


…?この声って……


『いや、まあ別に私は良いんだけど、アンタのためにね…』


そうだ、この声は…


さく『私には今はコウがいるし、ね?この話は無し』


僕の名前…。そうだ。この声は紛れもなく、さくらちゃんの声だ。

…一体誰と揉めているんだ?


相手は…


『どうして僕じゃダメだったんですか?…先輩?』


ひまわり………!

何で揉めているんだろう。


僕は荷物を取りに行くことをすっかり忘れて耳を傾け続けた。

…というか、到底乱入して取りに行けるような雰囲気じゃないけど。


ひま『…僕のこと嫌いになっちゃったんですか?』


(??)

さくらちゃんがひまわりを嫌い?…そんな…嫌うことある?


さく『そんな訳ないじゃん!』


ひま『じゃあ、どうしてあの時別れようって…』



え……『別れる』……?


ひま『確かに僕から告白はしました。


でも…


それでも……



僕は先輩の………




初めての恋人だったんたですよ…?』

実は今回の短編は2月頃に考えてた話のリメイク版なんです。

でも、その元のものはあまりにも(・・・・・)酷いものだったので、さすがに書き直したんです。


ここまでご覧頂きありがとうございました。


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