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悪霊の宴  作者: 春好 優
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第1話旅行

どうも口下手でシャイな春好 優です。

人はときに正夢を見る。しかし人は起きた時にそれを忘れる。

思い出すのはそれが実現した時。そして人は後悔するだろう、どうして忘れていたのかと。

もう遅いというのに。




第1話旅行



「ハァハァもうなんなのよ!」


私は意味もわからず走り続ける。思い浮かぶのはベッドに横たわる親友とその彼氏。ずっと頭から離れないでいる。

最初は現実逃避のように彼女が事故にあったんじゃ無いと思い、泊まった旅館を調べていた。それがいつの間にか怪物に襲われていた。すぐさま私は逃げた。そいつは黒い霧がかかっているようで姿が見えない。

目の届くところにに家があり私は迷わずそこに向かった。

しかしあと少しという所で捕まってしまった。

そいつは私の首を掴んで体ごと持ち上げた。すぐさま私を捕まえたやつを蹴ったりして暴れるが一向に力が弱まる様子がなく、次第に意識が弱まってきた。するとやつの目の周りの霧が解けて私と怪物の目があった。その目は私の大切な親友と同じ青い瞳だった。
























恵里side

 私はいつもどおり目覚ましの音で目を覚ました。時間は7時である。

 お母さんが作ったであろう朝食の匂いがした。お腹が減った私は二階にある自分の部屋から一階に降りた。

 一階のリビングに着きお母さんがいたので「おはよう」と挨拶をした。そしていつもどおり「おはよう」と返したのを聞いた後びっくりした母の顔が目に入った。そして


「どうしたの恵里その顔!すごく真っ青だよ!」慌てて言った。


 自分の顔がそんなふうになっていることに頭が追いつかずお母さんが慌てているのになにも言えなかった。

そして私を病院へ連れて行こうとしたときようやく頭が追いついた。


「大丈夫だよ気分も悪くないし、それに悪い夢を見ちゃただけだよ!」と慌てて言った。

 

そしてお母さんは落ち着いたて話した。


「もうそれならそうと早く言ってよ心配したじゃないでも気分が悪くなったら言いなさいね」


「うん」と私は短い返事をした。












 それから私は洗面所に行き顔を洗い今朝食を食べている。するとお母さんが話しかけてくる。


「今日は咲夜ちゃんと遊ばないのかい?」


「咲夜は今日から彼氏と旅行に行くんだってさ」


「そうなの。あんたも早く見つけないとね」


お母さんは子供の悪戯のようにからかってくる。「余計なお世話よ」と言いたいが自分自身願っているからなんとも言えない。


「あら図星?」とニヤニヤしながら行ってくる。いつもなら無視するが寝起きでもありすごく憎たらしく感じてしまう。


「じゃあ恵里は今日どうするの?」


「とりあえず勉強しとく」


「そう、頑張んなさいね」


その言葉を聞いた後食べ終わり、食器を下げて自分の部屋へ向かった。












咲夜side

ピンポーンと音が鳴り私は玄関へ向かったい迷いなくドアを開ける。そこには長身で髪を短く揃えている男性、私の彼氏である4歳年上野達哉先輩がいた。先輩の顔を確認した私は挨拶をした。


「おはよう御座います先輩」


「おはよう咲夜ちゃん、いつも言ってるけど名前で呼んでよくれないかな?」


先輩は困った顔で言った。


「仕方ないじゃないですか!2年間そう読んでいたんですから今更変えられません!」


 本当はただ先輩を名前で呼ぶのが恥ずかしいだけなんですけどね………。そんなことを思ってるとは知らずに先輩は


「わかったからそんなに怒らないで、顔が真っ赤になってるよ」


「うーわかりました。すいません取り乱しました」


そう指摘された私はこんなことで焦っている自分が恥ずかしくなり深呼吸して落ち着いた。落ち着いた私を確認して先輩は話し出した。


「じゃあそろそろ出発しようか。荷物は?」


「すいません部屋にまだあるので取ってきますね」


 私は急いで自分の部屋に向かった。

 部屋に着いた私は自分の荷物を取り玄関に戻った。


「先輩お待たせしました!」


「全然待ってないけどね、まぁいいやそれじゃ行こっか」


「はい!」私は元気よく挨拶して車に向かう先輩の後を着いて行った










それから数時間後私たちは目的の旅館に着いた。


「やっと着きましたね」


「そうだね、俺も思ってたより時間がかかったよ」


「先輩も初めて来たんですか?」


「ああ、母さんにに勧められてね」


「そうなんですね、先輩のお母さんが言うならまちがいないですね」


私がそう言うと先輩は苦笑いを浮かべながら話した。


「本当に俺の親と仲がいいよな」


「はい、すごく良くしてもらってますしすごく気が合うんですよ」


私は笑顔を浮かべながら言いました。ですが先輩は困ったような顔をして言った。


「なんで彼氏の俺より俺の親との方が仲良いんだよ。嫉妬しちゃうな」


「何言ってるんですか、そんなことありませんよ女どうしの方が話しやすいことがあるだけですよ」


「分かってるよ、わかってるけどなんかね〜」


先輩は複雑そうな顔をしていた。


「そんなことより早く旅館に入りましょうよ」


先輩のことを気にせず私はそう言って私は旅館に入った。そんな私を見て先輩はやれやれと言って着いてきた。











???side

暗い森の中に猟銃を持つ男が1人静かに構えていた。男は何かに警戒しているようだ。

数秒、数分がたったのだろうかそれとも10分たったのだろうか、男が1歩踏み出したと同時に何かが襲いかかってきた。だが男は動じた様子もなく銃口を向け引き金を引く。襲ってきた何かは避けることも出来ず、吹き飛ばされ血を流す。すると男は独り言をもらした。


「フーやっと出てきやがったな。」


男は独り言を言うと考え始めた。


「それにしても最近こいつらの動きが活発だな。どういうことだ?」


男は何やら疑問に思うことがあるらしく、考え始めた。


「まさかこんなに時期に結界が緩んでるのか?前回からそんなに経つのか?いや生と死の狭間が曖昧になるお盆まではあと1ヶ月ぐらいはあるはずだが……まさか数えるの間違えてたのか?やばいぞ!それなら一刻も早く準備をしなければ間に合わないぞ!」


男はそういうと慌てて走り出すのだった。


今回はどうでしたか?前回よりマシになってました?

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