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悪霊の宴  作者: 春好 優
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プロローグ

今回初投稿させて頂く、春好 優と申します。処女作で文才がない物ですが楽しんでくれたら幸いです。

プロローグ

生者を憎み恨み妬む者、それが悪霊。それはこの世界の何処にでもいる存在だ。

最初はただ自分の死に戸惑ったり悩んだり、自分を殺したものを憎むただそれだけなのだ。

だが長く現世に留まり負の感情に呑まれた者は生者を憎むようになるのだ。そしていつしか罪なきなき者を殺してしまう、だが矛先を変えてもなにも晴らせずまた違う無関係な者を襲い負の連鎖を生んでしまうのだ

そんなもの達が最後に辿り着くのは地獄でも死者の国でもない。ただ負の連鎖消えるまで異界に閉じ込められる。

そこは元の世界に似ているが生者がおらず悪霊達だけの世界であり、はらせない憎しみを生者に向けられずたまにこの世界に迷い込む者や死にかけている者の魂に向けられるのだ。その世界に救いはない。あるとすればそれは悪霊どもが人の心を思い出し、取り戻した時だけだ。

そして1年に1回その呪われた地と現世が繋がる時期があり、その時期は行方不明者が多くなる。

ある村の人々は悪霊が人々を攫い魂を喰らうと考えその時期を悪霊の宴と呼んだ。

 ある日本の村に伝わる話。


















2005年のある森

二人の男が何かから逃げるため走っていた。1人は30代前半のスーツ姿の男1人は高校生ぐらい青年だ。


「はぁはぁ・・・・ヤバイあれは」と過呼吸になっている1人の男が止まって喋ろうとしたが


「そんなこと言ってないで走るんだ、早くしないと奴らが来るぞ」と遮られた。


「でもよう、もう走れないってこれ以上は無理だよ先生!はぁはぁ」と声を荒げて言う。


「し!声がでかい奴らにバレるぞ!」と声を小さくして怒ると「ガサ」と近くで音がなった。2人の顔が青くなった。

 

2人はゆっくりと後ろを向くとそこには青白い肌をした女が歯をむき出しにして笑って言った「見つけた」と。












それから14年後の2019年

「あーやっと明日から夏休みだよ」と気が抜けた声で少女が言うが隣に居る友達が呆れるように言った。


「もう何言ってんの、今からそんなに気が抜けてどうするの?」


「えーだって今まで勉強漬けだったんだよ!少しくらいいいじゃん!」


興奮したように言うが少女の友が呆れたように


「分かったから少し落ち着きなさい。はぁー何であんたが私より成績いいのよ」

 

言うがそんな友の声を聞こえないかのように少女は話す。


「まぁまぁ、その分恵里は運動できるんだから・・・・それにね夏休みは私の大切な人との思い出だから」。


懐かしむように少女は言う。


「あーそういえばあんたが親父のことを覚えてるのは夏で遊んだことだったわね」

 

昔聞いたことを思い出して友は言う。だが少女は突然顔を赤らめた、(突然どうした?)と少女の友は思ったがすぐに分かってこう思った(またか)と。


「そして夏休みは先輩とデートし放題なのだ!」と少女はまた興奮し出した。

そして少女の友は呆れてすぐ怒ったように言う。


「その話何回目だ!いつも自慢してさ!彼氏がいない私への当て付けか!」少女の友は興奮して言う。


「まぁまぁ血圧上がるよ?恵里」


「誰のせいだと思ってんのよ咲夜!」


「あははは・・・逃げろ!」


「あっ待ちなさい!」


 咲夜と呼ばれた少女は逃げるため走り出しそしてその友である恵理もまた走り出す。

下校時の一幕







幸せな時間はいつか終わりが来る。そして来るのは新たな幸福の時間かそれとも悪夢のような時間だ。それは誰にもわかることではない。

誰しもが幸ある時間を望むだろう。それでも来てしまうのだ、ただひとりとして望まないものが誰もが恐れることが人生の中で必ず1度は。

だが悪夢の中にはときおり光が隠されていることもあることを忘れてはならない。闇の中にあるからこそ輝くものがあることを。

さてこれから約1年後に起きる災いはただの悪夢で終わるのかそれとも悪夢の中で幸福の炎は輝くのか2人の少女はまだこれから起こることを知ることは無い。


忙しく、文才がなく上手く文を書けず、なかなか進まないため、不定期な更新となります。

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