ヒロインパズル第七章【物語の再スタート】
おはこんばんはですっ!今回は徹夜で仕上げた作品でぇーす!まぁ、違う作品も一緒に制作していたんですが、今回はこっちを優先しましたが、ヒロインパズルは6月中に最終話を迎えることに決定しました。
理由はまた、最終章で話させていただきます。この七章が出たのは4月13日ですね、あと二ヶ月16日までには終了です。けど、番外編を出す予定ですから。それではちょっとしたあらすじ行きましょう!
【あらすじ】五木隼は、春のおかげで立ち直ることが出来た。それからは部活にも顔を出しているし、仕事もしている。それから今日は零菜と春と僕で買い物に行く約束をした。それから、いろいろとあった。
(とにかくいろいろです)まぁ、そんなことがあって、僕の物語の再スタートした。
【物語の再スタート】第七章
僕は今、部室にいる。
「すみませんでした!」
僕は自分の事で何週間も休んでしまったから、みんなに迷惑をかけてしまっていた。
「そんなに謝らなくていいですよ」
部長がそう言った。
「けど、よかった。戻ってきてくれて」
零菜がそう言った。
「まぁ、改めてよろしくお願いします。五木先生」
元木さんがニコッと笑いながら、言った。
「けど、今日は部長以外来ていないのですね?」
僕がそう尋ねると、
「実は今、みんな小説の物語が浮かばないとか言って、今外出中なんだよ」
部長がため息をつきながら言った。
「そ、そうなんですか」
僕は苦笑いになっていた。
そして、自分の席に座った。
「悪いが、イラストを頼む、春」
そしたら、春が袖を腕までまくった。
「任せといて!」
そして、ペンタブに向かってペンを走らせた。
「じゃあ、零菜もよろしく」
「わかった」
そして、零菜もペンを走らせた。
そして、僕はキーボードを叩き、物語を作っていった。
「よかった。元に戻って」
部長がそう言った。
「えぇ、本当に」
元木さんも、一緒になって言った。
僕は今日で休んでいた分を取り戻す!
そう思いながら、物語を作っていった。
もう、あんな思いはしたくない。したくないなら努力するべきだ。
これが僕のちょっとした名言だった。
数時間後
「はー。疲れた。って、いた!なに!?」
僕がそう言ったら、零菜が持っていた雑誌を丸めて僕を叩いた。
「あたりまえよ!そんなにずっと休憩もなく書き続けているんだから、もう春と私しかい
ないわよ!」
「す、すみません」
僕はパソコンをケースに入れ、バックにしまった。
「じゃあ、帰るか!」
「「うん!」」
僕と二人は部室を出た。
校舎から出た瞬間に沈みかかった夕日の光を見た。
「これからなんだな」
僕はそうつぶやいた。
「そうだよ、これから始めていけばいい。ゆっくりでも」
春が横に来てそう言った。
「何二人だけで話しているのよ!」
そして、僕の横に零菜も来た。
「いや、ちょとした話だから」
僕はそういいながら、歩き出した。
「あ、ちょっ、待てー」
零菜が隼を追いかけた。
僕は少し、安心した。
だって、僕が間違えた道を行っても、正してくれる人。それに、僕を支えてくれる人、僕
はこうやって助けられて生きている。
前の自分がこうなるって知ったら、どんな顔になるのかな。
絶対に驚くだろうな。
あの時の子も、こうやって僕の横に戻ってきている。
僕はもう、小学生の頃とは違う。
今はいろんな友達がいる、先輩もいるし、部活にも入っている。
僕はいつの間にか、変わっていた。
そして、僕は二人と別れ、家に帰った。
それから、本棚から春の小説を出してきた。
「あった」
隼はその本を本棚から出し、やわらかい笑顔で本を見つめていた。
「このラノベのおかげだな、僕が変われたのは」
そう、全てはこのラノベ一冊から始まった。
僕の青春ラブコメは。
「にしても、本当に懐かしいなー。あんなに大きく感じていた本がこんなに小さく思える
なんて」
僕はその本を自分が一番見えるところに置いた。
「また、交換しようかな」
僕はそうつぶやき、部屋を出た。
翌日、あの二人と本屋に行くことを約束した。
そのことを、病院にいる母に電話で言った。
そしたら、
「よかったね」といってくれた。
こうやって話すのも、もうすぐ出来なくなる。
親孝行しとけばよかったとか、そういう事だったんだなと僕は思った。
そして、僕は受話器を置いた。
そしたら、僕の目から涙が出た。
リビングの方に行こうとすると、雪がこちらを覗いていた。。
「お兄ちゃん」
父の両親はもう帰っていった。
だから、これからは妹の面倒を見るのは僕だ。
「さてと、泣いている場合じゃない」
僕はキッチンに行き、お母さんのエプロンを着け、料理の用意をした。
「お兄ちゃん!私に料理教えて」
雪がエプロンを付けながら言った。
「いいよ、僕が出来るところまでだけど」
「えぇ!途中まで!?」
「嘘だよ!最後までやりますよ」
妹は頬を膨らませた。
「ぷーーーう」
そして、僕と雪は笑いながら、料理を作っていた。
『母さん、安心して。僕が雪を独り立ちするまで頑張ってみるから』
お母さんだったから、反抗期もなかった雪を。
そして、僕と妹は自分たちで作った料理を食べ、一人づつお風呂に入って寝た。
そして、翌日。
「おはよー」
僕が駅の前に居てたら、春が手を振ってこっちに来た。
「おまたせ、待った?」
「いや、そんなに」
嘘です。実は凄く楽しみで一時間ぐらい前に来ていました。
「おーい、二人ともー!」
いつの間にか仲良しになっている!?
「さてと、今日はわれとの決着を付けようではないか!」
零菜がなんか、ピースみたいな?手を目の前にかざしていた。
いや、この人はだめだった。
「さぁ、そこの豚には負けませんわ!」
あんたもなんで乗ってんだよ春!それに豚は酷い!
この二人を止めないと、周りの人からの目線が痛い。
「さぁ、速くこないと置いていきますよ」
僕は先々と足を出し、駅に向かった。
「あっ!ちょっ、待てー!」
春さん少し声が大きい!
「まちなはれ!」
零菜関西弁!
そして、僕は電車に乗り、デパートに行った。
「にしても、久しぶりに来たら、結構変わってんだな」
僕が小さい頃に来た事があったのだけど、改装されてんだな。
「いや、結構前からこうなってたよ」
人差し指を立てて、零菜が言った。
「いや、僕はこの町を離れてたから」
「そうだっけ?」
「そうだったよ」
僕はそう言った後、歩き出した。
「あっちょっ!待ってってばー」
僕は真っ先に本屋に行った。
「やっと着きました」
なんで僕は敬語になった?
「さぁ、行きましょはーやーとっ!」
やばい、春がそう言った瞬間、みんなの目線がこっちに飛んできた。
そりゃそうだろうな、金髪で美人の彼女がこんなに甘えてくる瞬間って、ラノベ以外では
ありえないから。
これは二次元か?これは二次元なのかな!?
しかも、その笑顔をやめろ!見ているだけで照れる!
「おいそこ!なに二人だけの世界を作っちゃっているのよ!」
零菜指を指して言った。
「いや、作ってませんよぉ」
春さんその言い方!
「はいはい、そこでいちゃいちゃしないでください。さぁ、行くわよ」
今日はおとなしいな、零菜。
「行くか」
僕はライトノベルコーナーを探し、大きい本屋を探し回った。
「あった」
僕は端っこの方にある、ライトノベルコーナーを見つけた。
「うわーー、凄い量のラノベだなー」
僕はラノベコーナーを端から端まで、見に行った。
「あー!ちょっと待ってよー!」
後ろから春が追いかけてきた。
「歩いてんだから、追いつけるだろ」
僕はそう冷たく言った。
「ぶぅー、いいじゃないかそう言っても」
春がほほを膨らませた。
「はいはい、ごめんなさい僕が悪かったです」
「それ絶対に謝っているつもりないでしょ!」
「はいはい」
僕は引き続き、ラノベコーナーを周った。
今日探しに来たラノベは異世界系のラノベだった。
「やはり、異世界転生系のラブコメは書くより読むほうが僕は好きだなぁ~。って、思っ
たこと口に出しちゃた。悪い癖」
僕がそう言うと、
「私的には別にいいと思うけど」
春がそういったけど、この人なんか怪しい。
「い、いやーこの癖、すぐに治そっと!」
僕はそう言い残して、レジに向かった。
「ちょっ!待ってよー!」
今日はどんなけ待ってーが出てくるんだ?
「僕は逃げませんし、どこにも行きませんしあなたから離れません!って、なんで顔赤く
しているんだ!?」
春は顔を赤らめて、僕に聞こえないようにつぶやいた。
「バカ・・・・・」
「はい?」
「なんでもない!速く買ってこーい!」
そう言って、春は僕を両手で押した。
「わかってるって!だから、押さないでくださいまし!」
僕は今、なんでましと言った?
「ましってなに?とりあえず買ってこーい!」
僕はそのままレジに向かった。
「はぁー・・・一気に疲れたわ」
春がため息をつきながら、そう言った。
「あたりまえよねーあんな事言われたら恥ずかしくてしょうがないよねー」
横から、零菜が来た。
「な、何を言っているのかなぁ~」
春はとぼけたように言った。
「そんなこと言っていたら、彼は私が奪うわよ」
零菜が春にそう言い、
「なぜそうなるのっ!?・・・けど大丈夫です。それは阻止しますから!」
「そう、ならしてみなさい!」
僕は会計を済ませ、二人の方に行こうとしていたら、
ぎゅっ
「え?」
春も、は?という顔になっている。
「なっなななにしてんだ零奈!?」
零菜が僕の腕に抱きついてきた。
「いや、別に」
「いやいや、別にだけで済む事はないぞ!」
僕がそう言ったら、零菜が強引に引いてきた。
「そんなのどうでもいいの!さぁっ、行こ!」
「ちょーーと待ったー!!」
僕の右腕に春が抱きついてきた。
「え、なに!?二人ともどしたの!?」
そしたら、零菜が、
「ちょっとした女の戦いと言うか」
零菜がそう言って、
「陣地取りというか」
春がそう言った。
なに?陣地取りって?
「とりあえずお二人さん、ここはでかい本屋だと思い出してください」
「あっ」
春が僕から離れ、下を向いて、顔を赤らめていた。
零菜も同じだ。
「とりあえず、喫茶店でも行きましょか」
僕は二人の手をつかんで、一階にある喫茶店に向かった。
「そうだね!えへへ」
春はそう言った。
「わかったわよ」
零菜はいつも通りだった。
そして僕らは喫茶店に行った後、
「ねぇねぇ」
春が僕の服の袖を引っ張りながら呼んで来た。子供かっ!だけどかわよい。
「なっなんだ?」
「少し服を見に行きたいのだけど、いい?」
そのドキッとするから、その言い方と上目遣いをやめてもらえます?
「ちょうどいいわ、私も行きたかったから」
零菜が腕を組みながらそう言った。
「まぁ、今日はショッピング目的だったから別にいいよ」
僕がそう言うと、
「やったー!」
春が腕を上げて、喜んだ。
「僕は少し、あっちの本屋見てくる。えっと、一時間後に合流な。じゃ」
僕が本屋に向かおうとしたら、
「いやいや、ちょっと待った」
春に襟をつかまれ、止められた。
「うげっ!な、なんでしょうかってその前に襟から手を放してください」
「あ、ごめん」
春は僕の襟をポンッと手を離した。
「で、なに?」
「で、なにじゃないよ!ラブコメでは一緒に行くでしょ!服選びとか」
あぁー忘れてた。ラブコメ小説にそんなシーンあったような。
これは非常にまずい。
「ほーらー行くよっ!」
春は、そう言って僕の手をつかみ、強引に服屋に連れ込まれた。そして、
「これは・・・」
僕は今、ラノベの世界に行ってしまったのかな?
僕の目の前にカーテンを開け、少し顔を赤らめた春がいる。
「ど、どう?似合ってる?」
わわわわ、こういう時ってどうすればいいのだ?
「ににに似合っているよ」
やばい、緊張感が高まっていく!
「隼、こっちはどう?」
零菜がもう片方の個室から出てきた。
「にっ・・・似合っていると思います」
もう、どうすればいいのかわからなくなった。
けど、今はそれどころじゃない、周りの人がものすごくこっちを見ている。
(なに!?あの綺麗な人だれ!?モデルさん!?)(あいつ二股か!?)
「二股じゃねーよ!」
やば、つい言っちゃった。
「どうしたの隼君?」
「どったの」
この二人を速くここから出さないと。
「いや、なんでもない。さぁ、行くぞ」
僕は服屋から出て、店の前で待機していた。
「おまたせー!」
春が服屋から出てきた。それに続き零菜も出てきた。
「悪かったわね、待たせて」
「大丈夫。こっちの事でも二人を待たせたから。じゃあ、帰るか」
「うんっ!そだね!」
春がニコッとして言った。
それから僕たち三人はバスに乗った。
バスの窓から刺さってくる夕日の光、そんな光に当たっている僕の方に春が寄りかかって
寝ていた。
零菜はぼくの一つ後ろの席に座って、スマホを見ていた。
今日はいろんな事があったなー。
僕はそう思いながら、ノートパソコンのキーボード叩いた。
そういえば、前の時もこんなんだったような。
そう言って僕は春の頬を人差し指でやさしくつついた。
『気持ちよさそうに寝ているな』
「むにゃむにゃ」
僕は春の寝顔を見ながら、
「最近は僕の事で色々と忙しくしてくれていたもんな。ありがとう」
僕が小さくそうつぶやくと、
「えへへ」
春が幸せそうに寝ながら笑った。
『一体どんな夢を見ているるのかな?』
僕はそう思いながら、彼女を見た。
これから、僕の物語が改めて再スタートするんだな。
「たのしみだなー」
あらすじが意味分からん!どうにか文章力をもうちょっと上げないと。はい、今回は第七章ということで、もう最終章が見えてくるかと思えば、実はこの作品は五木が高校卒業まであります。これを6月中に終らせるのは少し無理があるような。まぁ、頑張ります。それでは短い時間でしたがご視聴ありがとうございました。間違いやアドバイスがある方はツイッターの方でよろしくお願いします。は次回第八章!まだ執筆中です。