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ヒロインパズル  作者: 猫鼠しんご
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ヒロインパズル第五章【逃げれるものなら逃げたい】

はぁー、明日から学校、僕の青春はすぐに去っていったことを思い出す。

そんなことはどうでもいいですよね!はいっ!今回は第五章です。この第五章は結構長い文章です。間違っていたらツイッターのほうでよろしくお願いします。【あらすじ】今回は隼が中三の時に出した新人賞の結果が発表された。結果は一次で落選、隼はどん底に落とされ、ヒロインパズルの制作が中止になってしまった。そんな彼が心配になり、春は隼の家に訪れた。すると、隼は父親の実家に行って、家には居ないと知った。その後、ゆっくりと歩いて帰っていた春の横を救急車が通っていった。その救急車が止まるところを見ると、隼の家だった。隼の母親が倒れた。これからどうなるのか心配をし続けた春の一人物語が始まった。

【逃げれるものなら逃げたい】第五章

部活動が始まって3日、僕も部活と二人になれてきたところだ。

今日は家に春が来ていた。

「もうすぐ、春休み前に出した新人賞の結果が公表される頃だな」

どうなるか楽しみだ。

「もう、結果が公表されるの?早いね」

そう、僕が今回出した新人賞はいつも結果が出されるのが早い、それに審査も厳しい。

「僕少し、外に行ってくる」

僕はゆっくりとドアを開けて、外に出た。

「隼くん・・・・」

僕は歩いて、公園の手すりに腕を乗せた。

顔に当たる風が、いつもより冷たく感じる。

「今何言っても意味無いか」

審査は審査員が決めるもの、だから僕が今何言っていても意味が無いか。

「冷たい」

僕は冷たい風に当たりながら、町の方を見つめていた。

そして、翌日。僕の元に結果が返ってきた。

結果は・・・・・。

僕はこの日、学校を休んだ。

「なんで、なんで落ち込んでんだ僕、こうなるってわかってたじゃん、なんで!」

僕はこの日、部屋で泣いて泣いて泣き叫んだ。

わかっていた事なのに。

落選通知が来たとたん、新人賞用作品ヒロインパズルの制作が止まった。

学校の部室にて。

「隼君は?」

部長が隼のメンバーに聞いた。

「隼君はね、やっぱり口では言えないや、この紙を見たらわかります」

春が渡したのは、新人賞の落選者と一次通過者が書かれた紙だった。

「そういうことか」

そう、僕は・・・・・・

「一次で落選、か」

この時、部室では、誰も喋らなくなった。

やっぱり、私がしっかりしなかったから。

私は今、どうすればいいの?誰か教えてよ、私は何をすればいいのさ!

僕はこのままではだめだ、どうせ次も落選する。

僕は暗い部屋に閉じこもっていた。

「隼ー、ここにご飯置いておくね」

母さんがドアの前に昼食を置いていった。

だけど僕は、ずっと目の前で光り続けるパソコンをずっと見ていた。

「僕は一体どうすればよかったんだ?今はどうすればいいんだ、わからない、わからない

んだよ!!」

今までは、一次は通過したり、惜しくもできなかったりしていたけど。今回は違う。

審査員はきっと、見た時に落選をさせることが決定していたんだろう。

「こんな駄作、ネットにもあげれないや」

僕はこの日、まだ学校があるのに、亡き親父の実家に行った。

母は、後から父の母親から電話をもらって、僕が父の実家にいると聞いたらしい。

僕は父の実家にも自分の部屋があり、僕はそこにこもった。

「今頃どうしてんだろうな、春」

僕ができることは何も無い、最後までこのまま、ずっと。

そして、学校にて。

「あれ、隼は今日も休みかよ」

先生が健康観察の紙を見て、そう言った。

私は部活動以外にやることがなくなっていた。

昨日、隼君の家に行ってみたが、

「えっ!お父さんの実家に帰っている!?」

私は耳を疑った。

「そうなの、落ち込むといつもこうなの」

隼君のお母さんの様子もおかしい。

「だ、大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫よ。ごめんね、心配かけて」

お母さんが頭を下げた。

「いえ、大丈夫です。今日は帰ります」

「気をつけてね」

「はい、では失礼します」

私は玄関のドアを開け、隼君の家を後にした。

帰り道、一本の通路に救急車が通っていき、隼君の家の前に止まった。

「え、どういうこと!?」

私は急いで、隼君の家に戻った。

そしたら、妹さんが出てきた。

「雪ちゃん!」

雪ちゃんは涙目になっていた。

「春さん!」

雪ちゃんは私にしがみつき、泣いた。

「お母さんが、お母さんが」

「落ち着いて、今は私がいるから」

私は雪ちゃんを抱き、一緒に救急車で病院に行った。

お母さんは意識を失っていたが、すぐに意識を取り戻した。

けど、当分は入院らしい。

「今日は帰ろっか」

私は雪ちゃんと隼君の家に帰り、そのまま泊まった。

次の日は休みだから、少しの間は妹さんの面倒を見れる。

そして、私は隼君の部屋の前に来ていた。

それから、私は隼君の部屋のドアを開けた。

「隼君・・・・・」

私は隼君の部屋を見た。

その部屋は荒れていた。

言葉にもできないぐらい。

私はそんな部屋を片付け、隼君のベットで寝た。

「一人で苦しんでいるのだね、今も」

彼にとって、一次の通過は当たりまえのようだった。

今回、がんばった作品が落ち、しかも一次は絶対通らないのが確実した作品だと言われた

もんね。

「まだ始まったばっかりなのにね。隼君の青春ラブコメは」

私は何かできないか考えた。

そしたら眠っていた。

隼の方はずっと暗い部屋で新人賞のサイトを見ていた。

「僕には、才能が無いということかな」

このヒロインパズルもきっと落選するだろうな。

僕は完全に小説を書く気を失っていた。

今まで、こんなに書く気が出なかったのは初めてだ。

僕は外にも出れず、ずっとベットの上に座っていた。

「はぁー」

自分でも思うが、やっぱり僕はだめだな。

小説を書く気を失っている隼は部屋から出れなくなっていた。

そして翌日。

隼は部屋からは出ていない。朝日を浴びる事さえ拒否っていた。

そして、春は。

春は雪に朝ごはんを作ってあげた。

それから、二人はショッピングに行って、家に帰った。

「遅くなっちゃったね、雪ちゃん」

私は、手をつないで帰っている途中で、雪ちゃんに話しかけた。

「そうですね、今日は料理を教えていただくとうれしいのですが、いいですか?」

雪ちゃんは料理を知りたいらしい。

「いいけど、どうして?」

雪ちゃんは立ち止まり、語ってくれた。

「お母さんが倒れた時、いつもお兄ちゃんが朝昼夜、ご飯を作ってくれました。だから、

私もお礼として、お兄ちゃんにご飯でも作ってあげようと思って」

この子はやさしい子。

「ちなみに春ねいちゃん!」

雪ちゃんが呼んできた。

「なに?」

そしたら、

「お兄ちゃんはどこに行ったの?」

これは、私の口からいえない。

「さぁ、本当にどこにいったんでしょうね、馬鹿なお兄ちゃんは」

この子は、隼君の居場所を知らないのか。

「帰りましょうか」

「うんっ!」

私は雪ちゃんの手を引いて、家に帰った。

これから、どうすればいいのかな、彼をどうやって連れ戻そうかな。

私は、隼君のお母さんが帰ってくるまで、雪ちゃんの面倒を見ることにした。

次の日、私は家に帰って、荷物をまとめていた。

「春」

「どうしたの母さん?」

母さんは心配そうな顔をして、

「大丈夫なの?」

母さんは心配性です。

「大丈夫だから、心配しないで、それじゃあ、行ってきます!」

私はドアを開けた。

「行ってらっしゃい、なんかあったら電話してな」

私は家を出て、隼君の家に着いた。

「お邪魔しまーす」

私は隼君の家のドアを開けた。

「いらっしゃーい、春さーん」

私を出迎えてくれたのは雪ちゃんだった。

「どう、調子は?」

「ばっちり!それに朝食はもう食べた?」

雪ちゃんは親指を立てて、

「はいっ!ばっちりです!それにおにいちゃんがいればもっとよかったんですが」

雪ちゃんがそう言ったら、玄関がものすごく静かになった。

「そうだね、隼君はすぐ帰ってくるよ、その前に昼ご飯はもう食べた?」

「まだです!」

「じゃあ、作ってあげようではないか!」

私は玄関からキッチンに行き、料理の準備をした。

「じゃあ、作るから、手を洗ってリビングで待ってて」

「はーい!」

雪ちゃんは洗面所に行った。

私は料理を作り始めた。

そして、数分後。

「できた!」

今日のメニューは焼きそばです!

「焼きそばのいいにおいですぅー」

雪ちゃんはソファから顔を出して、そう言った。

「さぁ、食べましょ」

私は机に作った料理を置き、椅子に座った。

それに続き、雪ちゃんも座った。

「では!」

「「いただきます」」

そして、食べ終わり、食器洗いをし、リビングで雪ちゃんの勉強を手伝っていた。

「教えるの得意ですね、結構コツをつかんできました」

私はペンを置き、

「ならよかった。もう、大丈夫?」

「はいっ!ありがとうございます。後は自分の部屋でやります」

「うんっ!がんばってね」

雪ちゃんが立ち上がり、二階の部屋に戻っていった。

私は掃除機を出し、リビングの掃除をし始めた。

すると、

「引き出しの下に紙が落ちている?」

私はその紙を出して、見てみると。

「写真?」

その写真に写っていたのは・・・・・・。

「あぁ、その写真ですか」

妹さんがリビングのドアの前にいた。

「この写真はですね、お兄ちゃんが中学三年の時、新人賞を受賞した時の写真ですよ」

「え、新人賞を受賞!?」

「そうなんです。一度は新人賞を受賞したのですが、受賞後に事故にあって、少しの記憶

が失われました。お兄ちゃんは運が悪く新人賞に出した小説の作品のこと全てを忘れてし

まいました。だけど、担当編集さんが何度か物語の説明をしましたが、無理でした。それ

でお兄ちゃんはもう一回、物語を作りたいと言って、何度か新人賞に出すようになりまし

た」

「で、この写真は隼君が新人賞を受賞した時の写真?」

雪ちゃんがうなずいた。

「そうです。この時に彼女さえいれば、少しはお兄ちゃんは頑張れただろうなと、私は思

います」

彼女?

「彼女とは?」

雪ちゃんが語り始めた。

「お兄ちゃんが小学6年生の時に仲がよかった人なんだ、お兄ちゃんはみんなに迷惑をか

けたくないから、違う学校に行くようになりました。けど、お兄ちゃんに彼女さえいれば、

何かが変わっていたかもしれません、お兄ちゃんは彼女を心の支えにしていたんです」

隼君が私を心の支えに・・・・・・。

「お兄ちゃんは、その小学六年の頃の女の子の事をまだ覚えているらしいのですが、教え

てくれないのですよ。それに、その記憶が数少ない記憶の一つらしいです」

雪ちゃんは少し涙を零しながらそう言う。

「その前は幼馴染と喧嘩したりとかで、お兄ちゃんには不幸が続きました。彼女が現れて、

お兄ちゃんは変わりました。いつもより元気で、よく喋るようになりました。けど、学校

で何かあったみたいで、お兄ちゃんは前よりも酷くなりました」

あの時か、助けてもらったのに何も出来なかった時か。

私が小学6年生の時、一人の男の子が目に入った。

いつも、一人で行動したり、小説を読んだり、一人で給食を食べたり、とにかくいつも一

人だった。

そんなある日、私は彼に話しかけた。

「ねぇ、何を読んでいるの?」

彼は一瞬振り向いたけど、

「・・・・・・・」

だけど、無視された。

この日は諦めて、次の日どうやって話そうか考えた。

「きっかけとか、彼が好きなものがあればいいのだけど・・・あっ!そうだ!」

私はパソコンを出して、彼が読んでいた小説を探した。

「あった。ん?ら、ライトノベル?」

私はこの時にラノベを知りました。

そして次の日、私はまた、彼に話しかけた。

「今日は何を読んでいるの?」

「・・・・・・・」

彼は振り向きもしなかった。

私はこの日も話せず家に帰った。

家に帰ったあと、私は本屋さんに行きました。

「すみません、ライトノベルと言う小説はどこにありますか?」

私は店員さんにライトノベルのあるコーナーを聞いた。

「えっと、ライトノベルですか?」

「はい」

「わかりました。こちらです」

私は店員さんに付いて行き、ライトノベルコーナーに着いた。

「ここから、あそこまでが、ライトノベルです」

ライトノベルコーナーに付いた私は本の多さに驚いた。

「ありがとうございました」

「いえ、ごゆっくり」

店員さんは持ち場に戻って行った。

「うわー、凄い量!」

私はライトノベルの多さに驚いた。

「彼はこの中から、あの小説を選んでいたんだ」

私はなぜか、彼を凄いと思った。

だって、この中から、一冊の本を手に取り、それを真剣に読んでいる。

私はそこのどこかに、彼を思う気持ちが芽生えたのかも知れない。

私は自分が読みたい本を探しました。

すると、私の前に一つの本がきらきらと輝いていました。

「新人賞受賞作品?最優秀賞!?」

私はその本が凄く読みたいと思ったし、凄くわくわくした。

イラストだけでも、物凄く読みたいと思った。

これが、ライトノベルと私の出会い、それから土曜日、日曜日を超え、月曜日の昼休み、

椅子を持って、彼の所に行った。

「今日も何を読んでいるの?」

「・・・・・・」

相変わらず無視だった。

けど、私は彼の机の前に椅子を置き、座って(ラノベ)を読んだ。

そしたら、

「それは、最近のラブコメ小説ですか?」

そう、初めて彼に話しかけられた。私は感動のあまり、少し泣きそうになった。

彼の方から話しかけられた、彼の声が聞けた。これだけでもうれしかった。

「そうだよ、これ最近新人賞を取った作品らしいよ」

「そうなんだ、少し見せてもらってもいい?」

彼が私に聞いてきた。

「いいよ、はい」

私は彼に本を渡した。そしたら、私に彼の本が渡された。

「これで、どっちも」

彼は少し笑った。

「そうだね」

私は彼の本を手に取り、読み始めた。

「このラノベ、面白いね」

私がそうたずねると、彼は首を少し傾け、ニコッと笑った。

そして、また読み始めた。

それから、昼が終る頃。彼は私にこう言った。

「ありがとう、面白かったよ。あと、僕の名前は」

そう、この時だった。彼とで会ったのは。

「五木隼、これが僕の名前です」

「私の名前は音咲春、よろしくね」

彼はさっきの様に、首を傾げ、

「よろしく」

私と彼、五木隼はこの日に出会っていた。

それから、本を一緒に買いに行ったり、学校では一緒に本を読んだりしていた。

本当に幸せな毎日だった。私はこんなに幸せかもわからなかったから、多分だけど、彼が

好きではなかったのかなと私は思う。

けど、そんな幸せな毎日は突然に消えた。

「なぁあ、その本なんだよ!見せろよ!」

私が本を読んでいると、クラスの男子が私の本を取った。

しかも、外に行って、泥遊びをした後だった。

「ねぇ、返してよ!返してよ!!」

私は必死に本を取り返そうとした。

だって、思い出の本だもん。それに大事な、私のラノベだもん!

「うっさいどけ!」

私は振り払われ、地面に突き飛ばされた。

「痛い!」

私がこけた瞬間、五木君が本をクラスメイトの男子に勢い良く、本を投げた。

「いって!」

その本は顔面に命中した。刹那、隼君のどこかが壊れた。

「アハハハハ!ちょー受けるんですけど!そんな本もよけられないって!バカじゃないの?

てか、人の本を取って遊ぶって」

そして、五木君が怒鳴った。

「どんなけ精神年齢おこちゃまなんだよっ!そんな奴はバカじゃなくてクズだよっ!男子

のセンスナッシングだよっ!」

五木君がそう言うと教室中の生徒が泣きそうになっていた。私の本を取った男子も泣いて

しまっていた。

声を出さずに、五木君は下を向いて、ずっと動かなかった。

それから、先生が来て、五木君が連れ出され、私は保健室に連れて行かれた。

放課後になり、私は保健室に母親が来るのを待っていた。

そして、お母さんが来て、保健室を出ると、保健室の前にある机に私の本があった。

「私の本」

この時にわかった。五木君が保健室の前まで来ていたこと。

そして、私は走り出し、校門を出て、周りを見わたした。

そしたら、一人で帰る、五木君を見つけた。

「五木くーん!」

五木君は振り向いて、ニコッと笑った後、私に背を向けて、帰っていった。

私が五木君を見たのはそれっきりだった。

私はその後、学校には何度か行っていたが、五木君は来なかった。

それから、卒業の日、先生からみんなに話された。

「これまで、五木さんが来なかったのですが、けして、不登校ではありません。彼は転校

したのです。遠い所に」

私は卒業よりも、彼の事が気になってしょうがなかった。

なんで、話してくれなかったの?なぜ、私にも背を向けたの?

なぜ、私から離れて行ったの?

この言葉が、卒業式の最後の最後まで、頭の中で考えていた。

わかっていたのに考えていた。

あの時に私が少しでも言い返せたら、何か変わっていた家も知れない。

私はそのことをずっと思いながら、高校まで行った。

入学式当日、私はクラス表を見に行った。

「うわ、人が多い。こんなんでクラス表が見える所までいけるのかな?」

私は人ごみに突っ込み、クラス表が見えるところまで来た。

「えっと、私は五組か」

そのクラス表を見ていくと、自分のクラスに一つ、知っている名前があった。

いつ、きくん!?

見間違いじゃない、本当に五木隼君だっ!

私は教室にもう来ているんじゃないかと思って、人ごみを出ようとした。

「でっ出れない」

人が多いから、出れない。

刹那、私の手を誰かがつかんでくれた。

「ほれ」

誰かが、掛け声とともに引っ張りだしてくれた。

そして、人ごみを出た。

「あ、ありがとうございます」

私を助けてくれたのは、成長した隼君だった。

大きくなっても、変わらない部分がある、これは私が読んでいたラノベに書いてあった。

彼は何も変わってない、本当によかった。

私はこの日、彼との再会した。

それから今に至る。

「そうか、もうそんなに経つのか」

「どうしたんですか?」

私は雪ちゃんが語ってくれている時、ずっと過去の事を思い出していた。

「いいえ、なんでもないわ。ありがとね、教えてくれて」

「いえいえ。それじゃあ私は勉強に戻ります」

雪ちゃんは部屋に戻っていった。

私は隼君を救う方法を考えた。

私は考えたとたん、一つだけ思いついた。

「隼君に会って、話をしよう」

隼君は今どこに居るんだろう、隼君のお母さんに聞いてみるか。

この後、私は隼君のお母さんに電話をし、隼君のが居る、父親の実家の場所を聞いた。

「ここから少し遠いな」

けど、私は実際に会って話したい、もう一度一緒に笑いたい、もう一回仕事をしたい、あ

と、デートもしたい。

これを叶えるには彼を連れ戻さないといけない。

私はバッグに財布と携帯を入れ、隼君の家を出た。

「春さん、お兄ちゃんをよろしく」

出て行くところを見ていた雪は小さい声で言った。

そして、隼は・・・・・

「もう、ここから出て、違う場所にでも行くかな」

けど、ここを離れると行く場所が無くなる。

だから、逃げれない。

隼は少しだけ涙をこぼした。

「逃げたくても、逃げれないんだよ!」

僕は一人、部屋で泣いていた。

僕に残されたものはもう無いのか、僕はなんですぐにこんな事を考えてしまうのだ?答え

は簡単・・・。

『僕が弱いからだ、身も心も全てがだめなんだ』

隼はずっと、一人で泣き、泣き叫んだ。

この暗い部屋の隅で。

「僕は生きている価値があるのか」

僕はこの日、家でずっと泣いていた。

前書きが意味のわからん発言ばっかりだという自分がいる。

今回は(何回目だ、今回はが出てくるのは?)隼の落選によって全てがずれてしまうという物語でした。いやー、もう学校が始まると思っただけでもしんどい。自分が書いた青春ラノベみたいな物語があったら面白いのだけど、そんなの叶わないに決まってる。当たりまえだろ!と絶対に言われてしまうな、悲しい。

今回も読んでくれてありがとうございました。次の第六章は春が彼を救えるか、救えないかの物語です。それでは!

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