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ヒロインパズル  作者: 猫鼠しんご
4/13

【初めての部活動!!】第四章

幼馴染が転校して、修羅場が悪化していく日々に少し疲れていた。

まるで、モテモテの主人公を取り合う言い合いが日常になりかけていた。

零菜と春は仲が良くならなさそうだと僕は悟ったまでだ。お兄ちゃん悲しい・・・。

そして、元木さんのもとへGO!の日々も・・・。そして、ライトノベル研究部の部活動開始っ!

だが、その部は研究じゃなくて制作部と言ってもいいのかではと。その部は、まるで本当の出版社みたいなことをしてくれる。本当にすごい部だと俺は思った。そして、先輩たちに囲まれて執筆することに。

みなさんこれからよろしくお願いしますの第四章、活動開始!

【初めての部活動!!】第四章

幼馴染が来て一週間。

僕は学校がある日はいつも二人の言い合いを聞いていた。

「幼馴染だからって、彼女の特権は渡さないよ」

「第二だって、彼女なのは変わりないのですぅー」

僕は学校に来たらいつもこれになっていた。

「がるるるるるる」

春さんがなぜか犬になっている。

「あら、やるき?」

この二人から逃げ出さないと。

「ぼっ僕少し用事があるから、お先に失礼しまーす」

隼は二人から逃げ出す様に4組に逃げ込んだ。

「あなたのせいで隼君が行ったじゃない!」

「隼はあなたがうるさいからどこかに言ったんでしょ」

僕はこの二人の喧嘩は長く続きそうだと思いました。

「ごめんね、逃げ場所に使わしてしまって」

隼はお弁当を持ちながら、元木の机の前に行っていた。

「いえいえ、大丈夫です。それから明日から部活動開始ですしね」

僕達はラノベ部に入部届けを出し、もうすぐ部活に行けるようになる。

「楽しみだなー、ラノベ部」

僕は楽しみでしょうがなかった。

「そうですね。やることは難しいというのか、簡単というのか」

僕が入るラノベ部は、ライトノベルの研究する部活。部名とそんなに変わらないのだ。違

ったところは、新人賞を目指している人(僕みたいな人)のアシスタントをやったりしてい

るらしい。元木さんの活動は僕が新人賞に向けて小説を書き、その原稿ができたら元木さ

んに渡し、間違いがないか見てもらう。そして、OKなら、新人賞に作品を出す。×なら、

間違った部分を訂正して、また元木さんに渡し、見てもらう。これが僕と元木さんのメイ

ンの作業となる。春と僕の仕事は、僕がイメージがわかなくなったら、僕の制作したキャ

ラの絵を描いてもらい、そこからイメージを思い浮かべて、僕は小説を書く、まぁあ、ア

ドバイザー的な仕事。後はマンガ家作業かな?この作業はできた原稿をみて、イラストレー

ター、さっき言ったアドバイザーが二人で書き、原作者にプレゼントする作業となってい

るらしい。

その他の部員はひたすらラノベを読み、その中からアドバイスできることを探し出し、イ

ラストレーターか、担当編集(僕の場合、元木さんみたいな人)に渡す仕事。

この部活の仕事はこんな感じ。

【ライトノベル研究部 活動内容】

担当別に動きます。

作家 とにかく物語を書きます。それ以外は他の担当者がします。

担当編集 作家が書いた小説の間違いが無いか、確認したりアシスタントをします。

イラストレーター 研究係から、研究資料をもらい、それを元にマンガやイラストを描き、

作家にイメージを見させる仕事です。

マンガ家 作家が完成させた小説のマンガ化にします。後はイラストレーターと同じです。

研究係 ラノベを読み、研究資料を書いて、担当編集・イラストレーターに渡します。も

しもイラストレーターが不在の場合、マンガ家に提出。   【以上】

まぁ、ざっとこんな感じ、だいたいは作家のアシスタントだな、僕にとってはうれしいの

だけど、作家以外は忙しいな。

「これから僕はあなたの担当編集になるのですから、何でも頼ってください」

本木さんはやる気十分だ。

「あぁ、助かる。もうすぐチャイムがなるから教室戻るわ」

「はい、それでは!」

僕は4組を出て、教室に戻った。

二人は帰ってきていて、春は不満げな顔で小説を読み、零菜小説を読んでいた。

僕の机で。

「おーい、そこは僕の席なんだけど?」

「あら、ごめんなさい。今すぐ横にどくわ」

「自分の席に戻れ~」

零菜はぶーとした顔で後ろの自分の席に戻った。

「失礼しまーす!五木君います!?」

元木さんが入ってきた。

「はいっ!どうしたんでしょうか?」

元木さんが目を憧れの誰かを見るような感じで光らせていた。

「五木くん!今日から部活だって!」

えっ!

「うそ!本当にか!よっしゃー!」

なぜか、明日から部活の予定が今日になった。

「放課後、二人で東校舎に集合だって」

僕は親指を立てた。

「了解!」

僕が振り返ると、次は春が目を光らしていた。

「部活、今日から」

そして、僕の席の後ろに居る零菜はなんだそれ?っていう感じの顔をしていた。

僕はうれしさが表に出そうでしょうがなかった。

「部活、楽しみだなー」

そして、放課後、僕は部室の前にいた。

「で、なんで零菜まで来ているんだ?」

「いいじゃないの、私も協力したいのだからさ」

「何をするって言うのですか?私はしっかりと彼の仕事をアシスタントできる立場にいま

す。あなたが出る幕はありません」

そしたら、元木くんが―

「ありますよ、五木君の仕事が手伝える方法」

え、まだあるの?

「なになに!はやく教えなさい!」

零菜さん、それは失礼ではないでしょうか?

「えっと、マンガ家です」

やばい、零菜はマンガを書くの得意だったような、たしか、小学校の掲示板に毎週貼られ

ていたほどうまかったような。

「やります!」

「じゃあ、入部届けと、担当する係と作家名を書いておいてください」

「春さんや」

「なんじゃい五木はんや」

「これはまずいの」

「そうじゃのー」

なぜ僕達はおじいさんの真似を?僕がやり始めたのだけど。

「それじゃあ、入っていきましょう!」

元木さんがドアをノックした。

「失礼しまーす。五木先生の担当編集とその他の係員です」

「どうぞー」

「「「「失礼しまーす」」」」

僕達はいっせいに部室に入った。

「ようこそ、我が部へ!」

広い部屋に部員が8名ほど、それに本棚が何個か置いてある。そこにはラノベがぎっしり!

ここは天国かな?

「あ、自己紹介が遅れました。僕の名前は五木隼です。ペンネームは和菜五木です。よろ

しくお願いします。」

「五木先生の担当編集を勤めます。元木です。よろしくおねがいします」

先生・・・いい響きだけど、これは本当の仕事じゃないよ。

「五木君のイラストレーターを担当します。音咲です。よ、よろしくお願いします」

「五木先生のマンガ家を担当する、零菜です。よろしく」

やはり、少し失礼では?

「皆さんよろしくお願いします。僕は部長の石井です」

それに続き、部員の人達が自己紹介してくれた。

「こ、こんにちは!私は小村です!よろしくお願いします」

「こんにちは、私の名前は和泉です。何かあったら、頼ってください」

「小泉です。よろしく」

「どうも、坂本です。よろしくお願いします。五木先生」

先生って、先輩に言われると違和感がある。

「こんにちは、僕の名前は植本です。よろしく」

「ご苦労様です。僕の名前は渡辺です」

僕に言っているのか誰に言っているのか?

「最後に米です。僕も君と同じ、作家を目指している身だよ。よろしく」

僕のライバルって、事かな?

「はい、よろしくお願いします」

これで、全員の自己紹介が終った。

「これからよろしくお願いしますね。五木先生に皆さんも、では作家さんは小説を書き始

めてください、その他の人たちは仕事ができるまで自由になっていますので、あと、作家

さんは自由に休めますので、それでは作業開始しましょうか!」

あれ、僕はパソコンを持ってきていないぞ。

「すみません、僕のパソコンが家にあるので取りに行っていいですか?」

「もちろん」

「ありがとうございます」

僕は家までダッシュし、パソコンを取って、また部室に戻った。

「さてと、書き始めるか」

僕はパソコンのキーボードを叩き始めた。

数時間後。

米さんが、立ち上がった。だけど僕はずっとパソコンのキーボードを叩いた。

「ものすごい集中力!」

米さんがびっくりしていた。

「そうなんですよ、一度メガネをつけて、パソコンのキーボードを叩き始めると、彼は止

まらなくなるのですよ」

春はニコッとしながら言った。

「僕はそこまで集中していませんよ」

僕はブルーライトカットメガネをはずし、席を立った。

「お疲れ様」

「米さんこそ」

僕はパソコンを閉じ、お手洗いに行った。

「本当に凄いね、五木先生は」

部長が感心していた。

「君が担当編集についているのがうらやましいよ」

実は部長、研究係にいるのだ。

米さんのメンバーはこんな感じ。

作家 米 担当編集 渡辺 イラストレーター 小村

マンガ家 坂本 こんな感じ。

ちなみに五木の場合

作家 五木 担当編集 元木 イラストレーター 音咲

マンガ家 零菜 五木のグループはこんな感じだ。

「にしても、五木先生のグループは女の子が多いのだね」

部長がそう言うとみんなが喋らなくなった。

「それは色々と事情があって、てへへへへ」

元木さんが何を言ったら良いのかわからないという顔になっている。

僕はお手洗いから帰り、またパソコンとにらみ合いしていた。

「ごめん春、このシーンを再現してくれない?それに零菜、この4行目のシーンをマンガ

にしてみて、元木君はこれまでの原稿用紙の確認をお願いします」

「「「はい!」」」

僕はみんなに仕事を頼み、三人はコピーした僕の原稿用紙を見ながら作業を始めた。

みんなの作業ができるまで、僕は物語を進めた。

「凄い、こんなの始めて見た。なっ米!」

部長がラノベを机に置き、休んでいる米さんと話していた。

「僕もめったにしない事だし。凄いよ」

三人は何も動じず、作業に集中していた。

「五木先生、ここの物語が少し間違っているかも知れません、一度見直してください」

僕が間違えた部分を赤ペンで丸して、間違ったとこのある原稿用紙を僕に渡してきた。

「ありがとう」

次は春だった。

「イラストの第一号完成したよ!」

僕に渡された紙には僕の理想のキャラクターが書かれた絵が描かれていた。

「ありがとう、この調子で次の作業に行ってくれ、どう?マンガの方は」

「順調よ」

春と零菜はラノベ部のペンタブを借りて、絵を描いている。

「なら、その調子でがんばって」

「はいよー!」

僕達はものすごい集中力で仕事に集中していた。

「凄くない、あの新入部員。私には絶対無理かも」

「小村さんはすぐ疲れちゃいますもんね」

小村さんが頬を膨らました。

「五木先生、原稿用紙の方はもう大丈夫です」

元木さんが仕事を終え、僕に原稿用紙を渡してきた。

「ありがとう、その原稿用紙よかったらあげるよ」

「えぇ!いいのですか」

「どうぞ」

僕は彼にヒロインパズルの第四章の物語が書かれた原稿用紙をあげた。

「うわー!ヒロインパズルの原稿用紙~」

僕はヒロインパズルをネットにもあげていた。それにこの作品は新人賞にも出す予定の作

品、僕は一章づつ、ネットに投稿していた。

「ゆっくりと読ませていただきます」

元木さんは椅子に座り、僕の書いた作品を読み始めた。

「じゃあ、私たちもネットで見ますか」

え?

「今から何を見るのですか?」

「もちろん、ヒロインパズルの一章から、今出ている分まで全部」

先輩たち鬼畜では?

「まぁ、読み終わったら感想をきかせてください」

「わかった」

研究係は棚からパソコンを出し、検索し始めた。

『それじゃあ、作業に戻るか』

僕はパソコンのキーボードを叩き始めた。

この部活は本当に何でもそろっているんだな、びっくりだよ。

「そうだ五木先生」

部長が僕を呼んだ。

「なんでしょう、部長」

部長が引き出しから一つの紙を出して、僕の方に来た。

「この小説なんだが」

部長が差し出してきたのは僕が書いてネット小説サイトに投稿した作品だった。

「今ここで出す!?」

出してきたのは僕が中学三年の最後に書いた小説だった。

タイトル 転生先が異世界に!?

ジャンル 異世界転生 ラブコメ

今これを自分が書いたと思うと少し恥ずかしい。

「これは自分的には好きなんだが、暇があったら、続編を書いてくれないか?」

う、うれしいけど、続編かー

「時間が空いたら書かせていただきま」

部長は深く頭を下げた。

「ありがとうございます。楽しみに待っています」

礼を言うのはこっちですね。

「いえいえ、こちらこそありがとうございます。僕の作品を少しでも気にっていただけて」

そして、僕はパソコンの方に顔を戻し、作業を開始した。

けど、うれしいなー僕の作品を気に入ったと言われて。

僕は初めてだよ、自分の作品を好きって言ってもらったこと。

落選した作品も捨てたもんじゃないな、今書いている章を終ったら、転生異の続編を書く

か。

僕はそう思いながらパソコンに物語を書いていった。

「イラスト2号できたよー」

春が2つ目のイラストを完成させて、僕の机の端に置いた。

「あぁ、ありがとう」

僕は端に置かれた紙を手にとって見た。

「すごいな、ものすごく綺麗だ」

一つ目のイラストと二つ目イラストも本当に綺麗だった。

「えっへへー、ありがとーう」

そこまで照れることか?

「マンガも完成したよーどう?みてみて!」

零菜が春のイラストよりも私のを見て!っていう感じで僕にマンガの紙を渡してきた。

「ちょっと、今はあたしのイ・ラ・ス・トを見てもらっているところなの!」

零菜が首を少し上に向け人を上から目線で少し笑いながら、

「別にいいじゃないですかぁー」

二人とも、ここは部室だよ。もうちょっと静かにしていただけるとうれしいのだけど。

「まぁあまぁあ、二人とも落ち着いて」

小泉さんが喧嘩を止めに入った。

「わ、わかりました」

春さんよろしい。

「ふんっ」

零菜は不満げに斜め上を見る。

零菜をどうにかしないと。

そして、僕の始めての部活は本当に忙しく、終ったのだ。

いいですよね~イラストを描いてくれる人がいるって・・・。ちなみに、イラストをもらってうれしい気持ちは僕も知っています。つい最近Twitterでイラストをいただきました。るん先生、ありがとうございます。

もらったイラストはTwitterのホームにもなっていますので、ぜひ、ご覧ください!

そして、部活!う~ん、楽しい部活はいいですよね?ね?

ちなみに、僕は吹奏楽と科学部に所属していました。吹奏楽の頃はまだ小説を書いていなかったです。

ちなみに、僕は今まででトランペットとドラム、クラリネットを担当していました。小学生の頃にも入っていたので、いろんな楽器は弾いたり吹いたり叩いたりしたことはあります。まぁ、途中でやめてしまったのですが、個人的にギター、ピアノを少々、作曲作詞をやっております。まだ曲は走り始めの段階で止まっています。

そして、科学部はやさしい同級生たちに囲まれて過ごしていました。先輩方は卒業プラス引退・・・。もっと早く入っておけばよかったと思う日常。ほぼ、俺はユーチュー部に入っています~と動画投稿している時は言っていました。だが、もう動画は全部消して、小説、物語を綴るほうに専念しました。過去の動画を見返すと本当に恥ずかしいし、声たかっと思ったり、見ているときはほぼ赤面になりました。もう動画投稿はこりごりです。ですが、まぁ、皆さん頑張ってくださいっ!そして、皆さんも部活は早めに決めて、自分に合った部に入ることをお勧めします。

それでは、今回も僕の小説を読んでいただき、ありがとうございました。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。それでは、失礼しました。

九月十五日 和泉しんご

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