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ヒロインパズル  作者: 猫鼠しんご
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【初めてのちょっとしたデート(取材)と教室での出来事】第二章

なぜ・・・京都に・・・。

今回、春に言われて京都で一緒に出掛けることに・・・。

僕は少し疑問と不安でいっぱいだったが、小説の取材のためにいろいろな場所を見回ることに。

そして、自分が書くラブコメのデートシーンを取材すると決めた僕は春と一緒に回ることに。

だが、デート(取材)をしている最中にまさかの同じクラスの男子が僕たちをストーカーしていることが判明。そして、春と隼がこの京都という舞台で逃げることに・・・。

なぜこうなった恋の逃走劇の騒がしくてなぜかそれがいいラブコメ第二弾が始まる。

彼らは京都という舞台で逃げ切れるのかっ!?

【初めてのちょっとしたデート(取材)に教室での出来事】第二章

僕は今、京都駅にいる。

理由はわからない、一昨日僕は学校で彼女に誘われてきただけだ。

彼女と付き合って一週間、僕は彼女が僕にデートに誘って来た。

「ねぇねぇ、隼くん!」

授業が終った後、僕がノートの書き忘れのチェックをしている最中に、春が声をかけてき

た。

「なんだ、春」

僕は彼女を呼び捨てにするようになっていた。

「明後日、空いてる?」

明後日か、確か予定は何も無かったような。

「あぁ、空いているよ」

春は一体何をやろうとしているんだ?

「じゃあ、明後日京都駅に来て!」

京都駅?

「別に良いけど・・・」

近くの駅で、一本だし。

で、今日僕は京都駅に来た。

『こ、これはデートなのかな?』

「お待たせー!」

春が駅のホームから出てきた。

彼女の姿は、まるでライトノベルのヒロインみたいだった。

「どうしたの?」

どうしたのじゃない!

「あぁごめん・・・。さぁ、行こうか」

「ちょっ、どこに行くの?」

やばい、僕は彼女に手を取られ、京都タワーの方に行った。

手をつながれると、本当に顔が赤くなりそうだ。

「景色が綺麗だね」

やばい、本物のデートだ、これは取材的にはいいのだけど、僕がパンクしそう。

「さて、次はどこに行きたい?隼君!」

「えっ!僕!?」

ど、どうしよう、春だけが頭にめぐりめぐって、何も考えられない。

あれ、ものすごい視線が感じられる。

「なぁ、春ちゃん僕と走らない」

意味がわからないが、僕は周りを見わたした時に視線の正体が解った。

『クラスメイトの男子・・・』

このままだと危ない、まず奴らをまいて、エレベーターに乗ろう。

「行くよっ!」

僕は何度か走って、エレベーターに乗った。

どうにか逃げ切れた。

「さてと、金閣寺に行くか!」

僕は彼女の手を取り、バス乗り場に行った。

数分後。

「はぁはぁ、ぎりぎりだったな」

僕達はギリギリでバスに乗った。

バスの窓を見ると、クラスメイトの男子が出てきた。

「ざまぁデス!」

クラスメイトは気づいていない様子だ。

「どしたの?」

「い、いや、なんでもないよ」

僕は今回、本当にハラハラしたよ、これで彼女と二・・・・・・・

「どうしたの?そんなに顔を赤くして」

やばい、だんだんと熱くなってきた。

『冷却・・・冷却・・・』

土曜の朝からこんなに照れるなんて、情けない。

「そろそろだよ」

僕たちは北野白梅町駅で降りた。

「ここから、歩くか」

時間はまだまだあるし、タクシーとか使わずに行ったら、時間はつぶせるだろう。

「うんそうだね!後は、えいっ!」

春は僕の手を掴んだ。

「な、何を!」

「いや、普通に恋人を楽しんでいるだけだよ!」

僕はその言葉で、なぜか緊張が解けた。

「あぁ、そうだな僕たちは恋人だったんだな」

(仮)だけど、僕は心の底から笑顔が出た。

「そうだよ、何?記憶でも失った?」

「そんな事はないよ」

僕は彼女の手を引き、金閣寺に向かった。

「今日は本当に楽しいね」

「本当に」

僕は金閣寺に行き、それから清水寺とか、遠距離移動したりして、京都観光を楽しんだ。

そして、電車の中、僕はバックに入れていたパソコンを出し、小説を書き始めた。

まぁ、ここから滋賀まではすぐなのだが、今日はこの移動時間すら、長く感じた。

僕の横では彼女が僕の肩で眠っていた。

僕は、眠っている彼女に話しかけた。

「今日は本当にありがとう、恋人気分が本当に味わえたよ」

彼女は少し笑った。

この事は、小説では短い文章になるけど、僕の頭では長い文章のように残っている。

「京都・・・・楽しかったな」

そして僕達は駅に着き、彼女を送って家に帰った。

今日は、小説を書いていて寝れる気配がなかった。

僕は今日の日の事を、日記の変わりに小説にして書いた。

僕は今日の事を忘れないと思う。

そして妹の雪が僕の部屋のドアを開けて、

「お兄ちゃん速く寝たら?」

そう思うけど。

「もう少し書いたら寝るよ」

僕はパソコンに今日のことを、ヒロインパズルの主人公とヒロインに変えて、入力した。

そして、書き終わりベットに向かった。

ピロン♪

僕はスマホを見た。

「なんだ、春からか」

僕は春から、送られてきたメールを見た。

(今日はありがとう、また一緒に出かけようね)

(そうだな、またどこかにいきましょう。おやすみ)

なんで、ましょうをつけて、送ったんだろう。

ピロン♪

あ、返事来た。

(おやすみ)

僕と彼女のメールのやり取りは、速く終った。

「なんか、物足りないな」

僕はそう思いながら、眠った。

僕は夢で、今日のことを振り返った。

楽しかった。今日の話を僕はもっと文章にしたいと思った。

だけどもう夢の中、書くのはまた起きた時にしよう。

僕は翌日、ずっとパソコンと睨み合っていた。

そして時が経ち、月曜日になった。

僕は今日、日直だから、朝早くに登校した。

教室は誰もいなくて、一人になった気分だった。

前の奴ら、今日来た時どんな反応するのやら、人の話を盗み聞きしやがって、そういう性

格のやつきらい。

僕は朝の仕事を終らせ、バックからテンプレート用紙を出した。

「さて、何を書こうかな?」

僕はテンプレートをまだ考えていた。世界観や主人公のことは決まっているのに、テンプ

レート用紙の書き方がわからん。僕は教室で一人、ずっとうーんやらはぁーなどを口に出

して、行っていた。

刹那、

「おはよう、隼君」

春が、教室のドアをガラガラと開けて、入ってきた。

「あぁ、おはよう」

僕は挨拶を交わし、テンプレを書くのを手伝ってもらおうと、春に頼もうとした。

「春なんかイメチェンした?」

春はいつもは髪をくくっているのだが、今日はくくっていないのだ。これを語る僕はなん

だろう、ただの変態か?

「いや、朝にちょっと急いでいてそれでくくり忘れたのよ」

「そうですか」

何を喋ったら良いのか、わからない。

彼女はバッグから小説(ラノベ)を取り出し、本を読み始めた。

今日は朝から疲れている様子、今日手伝ってもらうのはやめておこう。

僕もテンプレ用紙を見ながらずっと考えた。

僕はできるだけ周りに迷惑をかけたくないからね、というか何度か迷惑はかけているんだ

けどね。

「ねぇ、隼くん」

春が呼んできた。

「どうしたの?」

そういうと春がニコッと笑い、首を傾げた。

「呼んでみただけ」

僕は恥ずかしさのあまり、顔を机に当てた。

「そ、そうですか」

いやいや、ここでこの呼んでみただけが、出てくるとは!かわいいけど、照れるからやめ

て!

僕はテンプレートを考えるのを止やめ、僕も小説(ラノベ)を出した。

「何のジャンル見てるの?」

春が椅子を持って来ると同時に、僕の本のジャンルを聞いてきた。

「一応、異世界転生とラブコメそれで・・・・・・」

僕は机に小説を落とした。。

「どうしたの?」

どうしたのじゃなくて、顔!顔が近い!

僕は本を拾いながら、言った。

「い、いやー顔が近いから」

そしたら、春がまた小説を読むのに戻った。

どうしたんだろう、今日の春は少しおかしいような。

「なに?そんなに私を直視して」

僕はまた、本を机に落としてしまった。今日これで二回目

「えぇ!あっ!ごめんなさい」

やばい、今日おかしかったのは春だけではなかった!

「また、本を落としているよ」

今回は地面じゃなくてよかった。

隼は本を拾う。

「い、いやー今日の僕は少しおかしくなっているかも」

「なんで?」

言えない、照れ度が物凄いからとか言えない!

「そろそろみんな登校してくる時間だから」

「いいじゃん、私達は恋人なんだから、一緒に居たって、変じゃないよ」

この二人で居ると、女子は普通のままなんだが、男子からは殺気あふれる視線でこっちを

見てくるし!

「嫌?」

『ふわぁわぁわぁわぁーーー!!!!』

首をかしげて言うな!それと声!三途の川が見えかけた様な・・・。

「ねぇ、聞いてる?」

「す、すみません」

入学してそんなに立っていないのに、ものすごい成長したような自分が嫌。

もうちょっと、遅めでよかったかも、このままでは僕が、完全に恋愛脳になってしまう!

これは、ラブコメどころじゃないぞ!しかも物語の進みがとても速いっ!

ガラガラガラガラ・・・・・・・

教室のドアを開けて、先生が入ってきた。

「先生ーってうわっ!どうしたんですか?」

先生がこの世の終わりみたいな顔して入ってきた。

「いやー、妻が病気になって」

僕と春は深く息を吸い、

「「今すぐ帰れ!」」

同じ事を同じ声の大きさで言う。

『普通、妻を置いて学校に来る!?』

「な、なんだい!?二人そろって」

先生の顔が・・・・・。しかもだいって。

そしたら、春が先生の方を向いた。

「先生が愛する妻を置いて仕事に出るって、鬼畜ですね」

先生がまた教室を出ようとしながら、こう言った。

「ありがとう。その言葉に甘えて、休ませていただくよ」

決断はやい!それに教頭先生とかそんな事で休んで良いと言ってくれるのか?まぁ、帰れ

と言ったのは僕達だし、幸運を祈るしかない。

「今すぐ帰れは言い過ぎたかな?」

春がこっちを向いて、椅子に座った。

「あれ位がちょうど良いでしょう」

先生、あなたが鬼畜ではなく、うちの彼女が鬼畜でした。

この人は本当に厳しい時は厳しいのだな。

僕はこの人と付き合って正解だったのかな・・・まぁ、脅されたんだが。

ガラガラ・・・・バッン!

え、物凄い勢いでドアが閉まった。

やばい、京都までストーカーしてきた奴らだ!

なんかすっげぇ怒ってる!?

まぁ、僕たちを途中で逃してしまったんだもんな。

すまん、あれは笑えた。

僕は彼から目をそらした。

このまま目を合わせていたら絶対に絡まれるし、今はややこしいことから離れたい。

「そうだ、春」

「どうしたの?」

「いつでも良いから、面白いラブコメとかの定番シーンとか教えてくれないか?」

「うんいいよ、でも、いつにする?」

許可はもらったが、完全に予定制にするんだな。

「一度家に帰ったら連絡するよ」

春頷いた。

「うん」

僕は今、ラブコメを読む必要があるのはあるから、この人に良いラブコメを紹介してもら

おう。

その後、

今日は先生が帰ったため、違う先生がこのクラスを担当した。

そして、昼。

僕達は校舎裏に来ていた。

「ここはいいのー、日陰と太陽の光のコンビネーションが最高だよ」

僕は校舎裏にあるベンチに座っていて、その横に春がいる。

「そうだね、こんな晴れた日が多いといいのだけど」

本当に、雨が降ったらやる事がないし。

そして、僕の耳に聞き覚えのある声が入ってきた。

「少し静かに!」

春が警戒態勢に入った。

「誰か来たのか?」

良く見ると、うちのクラスのヤンキーギャルの軍団じゃねーか!

「ほら、逃げるぞ!」

僕は彼女の手を取り、引っ張って逃げた。

こんな毎日がこれから続くのか、僕の青春ラブコメって、本当に騒がしくて、忙しくて、

面白い、これから僕たちの物語が始まる!もう前準備は終わりだ!

これからが青春!楽しんでいかないと!

僕は彼女の手を引っ張りながら逃げ続けた。(ギャルは隼達を見つけて、見失うまで追い

かけた)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

いや~どうにかデート終りましたね、僕は彼女がいないので、ラブコメと観光本を見ながら書きました。一部は理想で書きましたが、京都は何度も行ったことはあるのですが、金閣寺の方は行ってないです。行きたい!

けど、僕は家にこもる方がいいかな、と思う。今回も読んでいただきありがとうございました。この後の二人の逃走劇はどうなるのでしょうか?ちなみに僕が学生の時はこんなクラスはありませんでした。ギャルとヤンキー集団って、怖い。けど、人は見た目じゃないって言うし!まぁ、この作品のキャラは変わらなさそうです。

今回も、初めての方も、僕の小説を読んでいただきありがとうございます。

少しでも楽しんでいただけたら幸いです。それでは、また、次の小説でお会いしましょう。

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