第四話 半年後
おはようございます。
今回もどうぞよろしく。
グォォォォォ・・・・・
ズドォォォン!!
「ふう・・・、よし。今日の晩飯は熊だな」
あれから修行を始めて半年後、ほぼ完璧にスキルや技術が体に馴染んだ。現在のステータスはこんな感じ。
ーーーーーステータスーーーーー
名:カイト・フルヅキ〈古月 恢屠〉(15) Lv.73
種族:人種 職業:武人
武スキル
槍術 Lv.7
刀術 Lv.7(UP)
短剣術 Lv.7(UP)
体術 Lv.7
身体制御 Lv.7
身体強化 Lv.6(UP)
魔スキル
回復魔法 Lv.4(UP)
魔力制御 Lv.6(UP)
魔力吸収 Lv.3(NEW)
技スキル
料理 Lv.6
道具作成 Lv.6
錬金術 Lv.1
アイテムボックス Lv.--
並列思考 Lv.5(UP)
思考制御 Lv.5
鑑定 Lv.5(UP)
色欲 Lv.--
言語理解 Lv.--
耐性スキル
毒無効 Lv.--
精神耐性 Lv.5
物理耐性 Lv.6
魔法耐性 Lv.4(NEW)
ユニークスキル
纏魔法 Lv.6(UP)
[Lv.1 火・水・土・風の属性魔法使用可能。具現化不可
Lv.2 光・闇の属性魔法使用可能。具現化不可
Lv.3 二属性同時使用可能。
Lv.4 火・水・土・風・光・闇の属性魔法の制限解除。具現化可能。
Lv.5 雷・氷の属性魔法使用可能。具現化可能。同時使用不可。
Lv.6 切り替え時の魔法使用不可時間軽減。消費魔力軽減。]
称号
古月流免許皆伝
異端者
ケモナー
転生者
闇の女神の加護
健康体
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魔力吸収
空気中から魔素を吸収し魔力を回復する。回復量はスキルレベルによる。
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あと照月のも見てみよう。
ーーーーーステータスーーーーー
名:照月 Lv.67
種族:成長思考型変形金属
変形スロット
槍型:紅桜槍
槍型(対):白雷槍
黒炎槍
特殊型:荒神の舞
全力全開
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とこんな感じだ。結構レベル上がったなぁ。この世界での自身のレベルは上がるごとに魔力が上がっていく感じで、スキルのレベルは一般的に上がっていくごとに魔力効率が上がっていく感じだ。
纏魔法は使用できる属性が増えたり、具現化できるようになった。具現化せずに纏うと属性によって効果が変わり、火だと攻撃力が上がり、水だと柔軟力で技と技のつながりの硬直が軽減される効果があり、また無茶な姿勢からの攻撃も安定した威力が出せるようになる。土は身体が硬化し耐久力が、風は敏捷力が上昇。光は自然治癒力の上昇と全能力の微上昇(火等の上昇値の半分)、闇は認識阻害と生命力吸収である。具現化しての使用は、通常の魔法とほぼ変わらず何か体に影響が出るわけではないが、使い方にもよって変わる。照月に関しては追々で。
次は異世界の初心者出引きで読んだこの世界のおさらいでもするか。今日でこの森も最後だし。世界の名前はイルミストラ。よく小説であった定番通りの剣と魔法の世界だ。種族は人種、亜人種、獣人種、竜人種、海人種、魔人種、蟲人種がいるらしい。一覧にするとこんな感じ。
人種:人間、ヒューマン、一般的なやつだな。
亜人種:エルフ、ドワーフ、亜獣人、ダークエルフで、人種とは外見が一部違ったりとか得な系統や魔力の保有量の違いしかない。
獣人種:ケモノの特徴を持った人種だな。亜獣人との違いはケモノと人間部分の割合だ。ケモノ部分が半分超えると獣人種に分類される。だが基本的には二足歩行だ。
竜人種:そのまんま、竜の特徴をもった種族だな。人間部分と竜の部分の割合はまちまち。
海人種:基本的に上半身は人間っぽい感じで下半身が海に住む生物になっている。
魔人種:吸血鬼や鬼人、悪魔、ラミア等元の世界でいう爬虫類や両性類系統がこの部類。
蟲人種:蟲の体を持つ人種。どれだけの種類がいるかわからないらしい。一纏めに蟲人種となっているが種類が多いためであり、一つの国家としてはあまり成り立たない。元の世界でいう昆虫類等がこの部類。
とまあ、結構種類が多いんだよねこの世界。異種好きとしてはすげー興奮する内容だよ。早く見てみたい。
宗教関連では聖光教会(光の女神の教会)が一番勢力圏が大きい。聖光教会は光の女神を唯一神として、人種以外は邪神が生み出し悪と定めているらしい。ちなみに聖光教会は邪神を闇の女神としている。
他は住む場所にで信仰が変わる。ただほかの属性女神は女神としてではなく精霊として信仰されており、自分に合った精霊を信仰している。ここが厄介なところで精霊として信仰されているため、神力が回復せず女神たちの格が落ちているらしい。闇の女神は神として信仰されているが、本当の女神として信仰している種は少なく、邪神として信仰しているものが多い。その辺をどうやって正していくかだよなぁ
次はこの場所とこれから行く場所についてだな。
この世界は大陸が1つでできている。形はコの字であるが、その大きさは地球の3~4倍ほど。その割には危険が多いため人口は半分ほどぐらいだけど。今いる場所は世界のほぼ中心といってもいいところにあり世界最大級の森で、ユグドラシル大森林と呼ばれている。その名の理由は中心に世界樹ユグドラシルが存在するためである。この世界樹は世界の端から見ても見えるぐらい大きい。そして世界樹に近づくほど危険度が増す。そして大森林の周りに国ができている。大国は9つほどあるが、その説明はまた今度でいいだろう。
そしてこれから俺が向かう場所は、迷宮国家グランムーンという世界最大級の8大迷宮のうち5つもある珍しい国家だ。もとは迷宮都市だったが、資金的にも権力的にも大きくなりすぎて迷宮都市の隣国同士が戦争したのが原因で国家となった。理由は片方が人間至上主義であり、もう片方が人間は滅ぼすべきという考えで戦争していたため、各種族が助け合い切磋琢磨しながら生活していた迷宮都市の各ギルドの怒りを買い、迷宮都市が両国へ宣戦布告をし、そして勝ってしまった。その影響で国家が出来上がった。現在でもそこの国だけは各種族があつまれる国であり、俺の出自や趣味的にもあっていたため向かうことにしたのだった。
さて、長々と整理して疲れたしそろそろ寝て明日に備えますかね。
それじゃあ、お休み。
ありがとうございました。