君のもとめるもの
大切な君の望みを叶えようとする
世界一物分かりのいい私がいるけれど
反対するのは宇宙一ワガママな私で
なだめ役の老成した私と楽観的な私が
泣き虫の私を慰めてくれるけれど
心配症の私がオロオロと絶えず騒ぎ出すものだから
今この身体は私のものでないようだ
そもそも「私」なぞ現象に対応するための窓口のようなもので
大切なものはいつも外から現われては消えてゆく
君が窓口にあらわれて何かを希望してるなら
私の中のどの私を対応させたらいいのやら
君はどれを希望しますか、教えてほしい