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選挙に心が動かなくなった日
正直、もううんざりしている。
また「解散総選挙」だと聞いても、驚きよりも
ため息の方が先に出る。
予算成立を後回しにしてまで選挙をすることに
本当に意味があるのか。国のためというより
政権の都合だけで動いているようにしか見えない。
かつては、“一票を投じなければ何も変わらない”と
自分に言い聞かせて、毎回投票に行っていた。
小さな一票でも、積み重なれば何かが動くと信じていた。
だけど、今の日本の空気は重すぎて
どれだけ投票しても変わらないような無力感に
押しつぶされそうになる。
誰が首相になっても、結局は同じ。
そう思ってしまう自分がいやで
それでも期待できない自分をどうすることもできない。
気づけば選挙の日が近づいても
投票所へ足を運ぶ気力さえ湧かなくなっていた。
「投票もしないくせに文句だけ言うな」と言われれば
その通りだと思う。だけど、期待して裏切られて
落胆して、また期待して、また失望して──
そんなことを何度も繰り返してきた結果
心のどこかが麻痺してしまったような気がするのだ。
最近の日本には、閉ざされた扉の前に
立ち尽くしているような息苦しさがある。
首相が誰になろうと、その扉は開かない。
そう思ってしまう自分がいる。
それが悲しいし、悔しいし、それでも何かを
変えたいという気持ちだけは、まだかすかに残っている。




